この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
先日購入した念願のソックヤーン『カメレオンカメラ』で靴下を編みました。
最近ハマっている足袋型のソックスです。
2足用意する予定だったので、せっかくなので、かかとの編み方を変えてみました。
ひとつはいつものラップアンドターンを使った引き返し編み。
もう片方は、靴下編みとしては最も一般的な「ヒールフラップ&ガセット」技法を使いました。
編んだ靴下と、かかとの違いについてお伝えしますね。
使用した毛糸
カメレオンカメラで編んだ足袋型ソックス概要
念願のソックヤーンで足袋ソックスを編みました!
- 編み図:毛糸のピエロ無料編み図『ソックス』+嶋田俊之著『手編みのソックス』+Opalオリジナル・ドイツ靴下の編み方『無償靴下の編み方』
- 使用糸:カメレオンカメラ ソリッドカラー アールグレイシフォン
- 毛糸使用量:49.5g、51.0g
- 使用針:addi 80cm輪針2.25mm
私はゆる手なので、使用針は一般的よりやや細めを使うことが多いです。
毛糸は先日購入したばかりです。
早速カタチになりましたよ☆
足袋ソックスの編み図
編み図はミックスさせました。
基本のデザインは『手編みのソックス』の本の中に足袋ソックスが掲載されていたのを使いました。
(→履き口・丈の長さなど)
ただ、ゲージが違うので、目数は以前編んで気に入っていた毛糸のピエロの無料編み図『ソックス』を真似ました。
(→作り目64目)
Opalオリジナル・ドイツ靴下の編み方の『無償靴下の編み図』は、「ヒールフラップ&ガセット」のかかと部分に使いました。
まとめると、
- 履き口から編み始める 作り目は64目
- 2目ゴム編みで10段編んで、25段メリヤス編みをしてからかかと部に入る
- かかとを編みおえて46段前後メリヤス編み
- 『手編みのソックス』に掲載されている足袋ソックスの基本形を編んで仕上げ
※参考にした足袋の基本形が60目なので、ゴム編みが終わったとき、かかとの編み終わりなど途中で4目減目した。
※今後は作り目60目で良いかも
作り目はマルティナさんのお勧めの作り目で、号数を上げた2.5mm針を使用。
マルティナさんの作り目は段染め糸のグラデーションが綺麗にでる作り目の方法です。
ソリッド(単色カラー)だけど気に入っているので、履き口から編みはじめるときは大抵この作り目を利用してます。
マルティナさんおすすめの作り目
マルティナさんは著作もあります。
段染めを活かすためまっすぐ編みも多くて、凝ってるように見えて初心者さんでも編めそう。
ソックヤーンを買ったはいいけど持て余している人にもおすすめ☆
マルティナさん本
自分への覚え書きを書き連ねました。
今後、微調整しながら好みのフィット感にしていく予定♪
編み図を合算させるっていうややこしいことをしなくても、毛糸のピエロさんでは無料編み図で『タビソックス』がありますよ!
ぜひ参考にしてみてね。
かかとの編み方の違い
甲側から見ると一見違いが分かりません。
足裏側を見ると違いがはっきりします。
左がいつものラップアンドターンを使った「引き返し編み」。
右側は今回初めて利用した『オパール毛糸の無償編み図』を使って編んだかかと「ヒールフラップ&ガセット」です。
引き返し編みはやっぱり楽!
引き返し編みの靴下です。
毛糸使用量49.5g。
引き返しの良いところは細かいことを考えなくて良いことです。
「ヒールフラップ&ガセット」のように目数や段数を気にかけずにラップアンドターンしていき、任意の目数になったところで折り返すだけです。
引き返し編みの編み方は難しいと思われがちですが、慣れたら大丈夫です。
久しぶりに編み物したら、すっかり忘れちゃうんだけれど、今はユーチューブとか動画が分かりやすく解説してるので、すぐに思い出せます!爆
むしろ、編み地の目を数える方が大変なくらいです。
難点は、ラップアンドターンをした端目に穴が空きやすいところでしょうか。
私はデザインと捉えて気にしていませんが、濃色や、太い毛糸を使った場合は目立つかもしれませんね。
履いてみたところです。
市販品の靴下と同じように、斜めにラインが入っています。
今では穴の目立たないラップアンドターンなる編み方(ねじったり?)もあるらしいので、今度試してみようと思います。
ドイツ流かかと編みに挑戦!
「ヒールフラップ&ガセット」の靴下です。
使用毛糸量51.0g。
引き返し編みの靴下より多くの毛糸を使いました。
「ヒールフラップ&ガセット」の編み方は『Opalオリジナル・ドイツ靴下の編み方』の通りに編みました。
オパール毛糸の『無償靴下の編み図』はけいとやさんのサイトで拝見しました。
オパールの製造元サイトが無償で公開している編み図を許可を得て、日本語に翻訳されています。
(文字のみ。編み図なし)
色んなサイズが掲載されているので、自分用だけでなく子ども用やメンズ用を編みたい人にも参考になりますね☆
私のサイズでは、履き口の作り目は60目です。
引き返し編みと履き心地の違いを確認したかったので、64目(25.0サイズ相当)と揃えて編み始めました。
かかとまでは引き返し編みの靴下と同じです。
かかと丈の段数やかかと底の減らし目は、23.5cmのサイズ通りに編みました。
甲への境目で減らし目のところで、60目になるまで減目しました。
かかと編み終わりからつま先までは、『Opalオリジナル・ドイツ靴下の編み方』ではなく、引き返し編みの靴下と同じになるよう段数を揃えました。
※かかとの構造上、もう少し長めに編んだ方が良かったかも?
初めての編み図なので、かかとを編むのに難しく感じました。
技術的には問題ないけれど、段数を数えたり、目を取ったり気を使います。
しょっちゅう編み図をチェックするのが大変です(←それだけで!?)。
引き返し編みとか難しい技法は使わないので、初心者さんでも安心して取り組めるとは思います。
ラップアンドターンと違い、穴は空いていません。
履いてみるとこんな感じ。
私としては底のつなぎ目がもたついているのが気になりました。
ちょうど足裏に当たるので。
履きこんでいくと違和感はなくなるかもしれません。
かかと編みの軍配は?
引き返し編みは簡単な構造でかかとの立体部分を作っているため、とても畳みやすいです。
ヒールフラップ&ガセットは畳みにくいです。
洋裁では立体裁断されたパターンは着たとき美しいけど、畳みにくい___ですよね?
「ヒールフラップ&ガセット」の方が、かかとに沿っているのかもしれません。
私は引き返し編みの靴下でも履き心地の悪さは感じないので、
畳みやすくて、編みやすいラップアンドターンの引き返しの靴下編みの方が好きかな。
普段履きの靴下なので「美しい」だけでなく、畳みやすい・編みやすいと言った「暮らしやすさ」も重視しています。
カメレオンカメラは少しごわつく?
カメレオンカメラはオパール毛糸よりごわつく___なんて前評判がありました。
ソックヤーンといえばオパール毛糸が有名ですね。
ソックヤーンの王者とも言えるオパール毛糸にカメレオンカメラはやっぱり劣っているの…?
編んでいるときはそこまで意識していませんでしたが、初めて足を入れてみると「ちょっとごわつくかな?」と思いました。
なんせ、最近は純毛やシルク混ウールなどの靴下ばかり履いていましたからね。
…洗濯で縮んで失敗したけど。
手編みの靴下失敗談
ごわごわ?は履いていると気にならなくなりました。
繊細さのない足かもしれません…。
一般的な靴下より、素材はずっと良いと思います。
ただカメレオンカメラのおかげでソックヤーンの魅力に取りつかれたので、他メーカーの毛糸を試してみたくなりました(爆)
ゴワゴワより物欲との戦いの方が大変です!!
ソックヤーンでも暖かい!
手編みの靴下は暖かい!!
何度も靴下を編んでいるので分かっているんだけれど、手編みの靴下の良さを再確認しました。
ソックヤーンを使ったので
- 薄手の仕上がり
- ナイロン混でウール100%でない
純毛で編んだ靴下より暖かさに劣るはずなのに、しっかり暖かかったんです!
丈も短かったのに。
これは嬉しい~。
手編みの靴下はどうしてこんなに暖かいんだろう…?
最近、私は「締め付けない健康法」にはまっています。
冷え症が大幅に改善しました!
手編みの靴下が暖かいのは素材の良さもあるでしょうが、ゆったりとした締め付けない履き心地が影響しているように感じます。
ソックヤーンを使っても、手編みの靴下の暖かさは健在です。
足袋ソックスがお気に入り
足袋ソックスを編んだのは、最近はじめたミサトっ子生活のためです。
鼻緒付きの履きものって、足が痛くなるイメージしかなかったけれど、すごく歩きやすいですね!
だいぶ鼻緒も柔らかくなってきたので、痛みも和らぎ、むしろ心地よい刺激になりましたw
鼻緒付きの履き物の欠点は靴下を選ぶこと。
足袋ソックスなるものがあるらしく先日編んで、すっかり気に入ってしまいました。
普段履くモノは全て足袋ソックスでいいわ、私。
足は親指と他の指が離れていると良いみたいです。
5本指も良いけど脱ぎ履きに時間がかかるし、靴が窮屈になるし、編むのも大変なので…。
足袋ソックスオススメですよ~。
足袋ソックスの編み方については、ちょっと糸の切り替えで穴ができてしまいました。
今度はねじり増し目を入れたり工夫してみようと思います。
ちなみに、この足袋ソックスで手持ちのバレエシューズ履けます。
さすがソックヤーン。
感覚的には一般的な靴下よりやや厚いくらい?
ぴったりでなければ、ローファーとか革靴でもいけると思います。
残り毛糸の用途
残りの毛糸は2玉合わせて約100g。
レッグウォーマーを編んで、丈の短い足袋ソックスと合わせてお揃いにしようと思っています。
ちなみにこの足袋ソックスって1足編むのに約50g。
丈が短いので、通常ソックスより糸量が少なく済みます。
ソックヤーンはだいたい1玉100g。
100g切ることもあるので、2足編むのは難しいかも??
微妙に足りないかもしれないって、ヤキモキしますね。
ソックヤーンって気分的に色んな色柄を1玉づつ買いたくなるけど、2玉買って3足編むくらいが無駄が出ない気もします。
ソックヤーンには激ハマりの予感しかしないので、上手な買い物の仕方や、余り毛糸の活用方法などを今後考えていきたいです。
ソックヤーンはやっぱり素敵だった
ようやく念願のソックヤーン『カメレオンカメラ』で靴下が編めました。
とっても嬉しいです。
期待を裏切らない素敵な作品になりました。
もっと早く買っておけば良かった…!!
これからは、ソックヤーンの耐久性を観察していきます。
せっかく編んだから長持ちして欲しいですよね。
また経過レビューを書いてみますね。
使用したソックやーん
ソックヤーンらしい段染め
おすすめソックヤーン
参考にした編み物本
嶋田俊之さんの『手編みのソックス』は名著です!
丁寧な解説だけれど、決して初心者向きとは言い難く、どちらかというとマニアック向け?
美しい靴下の編み図だけでなく、靴下の基本形がいくつか載っています。
自分流にアレンジしやすい基礎が身に付きますよ♪
つま先も参考編み図として一般的な「先丸」2種類、足袋、5本指と掲載されています。
5本指の編み図を探している人はぜひ☆
編んだ足袋靴下のその後