難あり!私の手編みの靴下たち。工夫と失敗をお見せします。

靴下編みに夢中になりたくさん編んでしまいました。
数えてみると、手編みのソックス12足、市販のソックス2足ありました。
不要品であればすぐに手放すべきですが、自分で作った「作品」でもあります。
今後の作品づくりに活かすために持ち続けてきました。

靴下を編む上で私なりに工夫したところ、失敗したところをお伝えします。
たっぷり履きこんだので、くたった靴下をお見せしますがご了承くださいませ。

前回の記事→手しごと系ミニマリスト、手編みの靴下を愛用中!

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履きこんだ手編みの靴下公開

私の編んだ靴下12足です。

最近2足ほど処分したばかりですが、まだこんなにたくさん残っています。

使った糸の種類は4種類。
それぞれ見ていきます。

麻入りオーガニックコットン編姫

薄い緑色の靴下は毛糸ピエロさんで購入した編美人シリーズ編姫、フロスティグレーを使いました。
多分最初に編んだ靴下かな?と思います。
ゲージ22目30段、綿80%(オーガニックコットン)麻(ラミー)20%です。
30g巻きですがだいたい3玉足らずで1足編めました。

並太~合太くらいの太さの毛糸なので、きつい靴でなければ、スニーカーなど普通に履ける仕上がりになります。

色が合わなくて靴下を編むことに決めた糸

前回、靴下編みをするきっかけは、気に入らない毛糸の処理に困っていたからとお伝えしました。
この夏糸はとてもすばらしい品質ですが、私には色が合いませんでした。

オーガニックコットンなので優しく染めているのでしょう、少しくすんだ色味が私に似合いませんでした。
購入当時はこういう色を着ないといけないと考えていました。
大人(20代後半)なんだから複雑で落ち着いた色を着ることこそがおしゃれなんだと思いこんでいたのです。
ショールを編む予定で着分に等しいくらいの量を購入しましたが、顔周りに合わせて愕然としました。
顔色がくすみ、老けて疲れて見えたのです。
オーガニックにはとても興味があるのですが、ナチュラルな色付けのモノ、素朴な印象のあるモノは以後控えるようにしています。

手仕事とナチュラルはとても相性が良いので、手づくりを楽しむ多くの人が雑誌リンネルのようなナチュラルファッションを取り入れがちだと思います。
また売られている生地や毛糸もナチュラルテイストなモノがたくさんあります。

素敵に思いますが、私には似合わないし、よく考えるとそこまで好きではないので「やらない」と決断しました。
やらないことを決めるのもミニマリストです。

編み方をいろいろ変えて

量があったので、同じ糸で条件を揃えていろいろな編み方を試せます。

右3足は、古いNHKのおしゃれ工房に載っていた編み図をベースにしています。
違いは、履き口の編み方です。
履き口から編み始めるのですが、作り目をそれぞれ変えています。
3足のうち左端は普通の作り目。
真ん中の靴下はゴム編みの作り目。
右端は海外の動画を参考にした伸縮性のある作り目です。

1つ目の普通の作り目は、正しくは後からほどける作り目で編んだ後、伏せ止めしたものです。
なぜこんなややこしい編み方をしたのかというと、伸縮性のある止め方をするつもりで後からほどく作り目にしたのですが、そもそも編み図通りの普通の伸縮性のない作り目も試すべきではないかと考え直したためです。

一番左端の毛糸は右3足と違い、つま先から編んでいます。
手編みの靴下は大きく分けて履き口から編む方法と、つま先から編む方法があります。
つま先から編む方法を試したかったし、糸量が微妙で足りるかどうかわからなくて、つま先から編めば足首の長さを調整して仕上げられるので丁度良かったです。

ネットにあったつま先から編む方法とベースの編み図を組み合わせて完成させました。
履き口は伸縮性のある止め方をしています。

履き心地はいかが?

靴下の編み方はほとんどが普通の伸縮性のない作り目が指示されています。

ですが履くとき、どうしてもかかとでひっかかる感じが気になりました。
綿麻糸なのでウールと違い糸自体に伸縮性がないこともあるからかもしれません。
ゴム編みの作り目も編み方が悪かったのか、普通の作り目と同じくつかえる感じがしました。

さっとスムーズに履けるのは、海外の動画を参考にした伸縮性のある作り目(一番右端の靴下)と伸縮性のある伏せ止め(つま先から編んだもの)でした。
編み図の指示がどうであれ、私は伸縮性のある方が好きだし続けていこうと思いました。

履いてしまえばどの作り目で編んだものもそう履き心地は変わりません。
手編み特有の締め付け感のない、ナチュラルフィットな感じでした。

問題発生、ずれて仕方ない

履き口の仕上がりに思うところがあったりしましたが、概ね満足していました。
が、それは最初だけでした。

しばらく履きこむと、どの靴下もずれてくるのです。
靴を脱いだとき一緒に脱げてしまったりしました。
普通に歩いていてもずれて脱げそうになるし、見た目も良くありません。

ゴムが緩んでいるんだろうと思い、履き口にゴムを足すことにしました。
ゴムカタンを購入し、なるべく目立たないように、履き口に通して修復してみました。

すると緩まなくなりました。
ピタッと足首に止まり、問題解決!と思いきや、またしばらくするとずれてきました。
ゴムカタンを使ったのは初めてのことなので、いまいちよくわかっていません。
もう少しきつめに入れるか、3段通しましたがもう少し多めに巻いた方が良かったのかもしれません。
ベストな方法を模索していきます。

現在もズルズルずれてしまうので、近日中に処分しようかなと思います。
補修用の余り毛糸まで残して、長く履くつもりでしたけれど…残念です。

そういえば、4足の靴下をまんべんなく履きましたが、履かない新品のモノも残していた方が良かったのかもしれません。
靴下の履き口が緩んだのでなく、本体そのものが洗濯で縮んだり伸びたりしているため、ずれてしまう可能性だってあるからです。

アクリル混ウール毛糸

母が靴下編みに挑戦するとき、糸を買いに行ったのですが、あろうことか10玉パックの毛糸を買ってきたのです。
靴下は2~3玉あれば十分なのに!
母曰く、アクリルの少し入ったウールの毛糸はこれしかなかったらしいです。

そのおこぼれで私も編むことにしました。

綿麻の靴下を編んだ後なので、履き口は伸縮性のある作り目で全て編みました。
編み図は、やはり同じ過去のおしゃれ工房に掲載されていたものを利用しました。

私は基本、メーカー製の良い毛糸を使うようにしているのです。
この毛糸は10玉1袋1,000円の安いものです。
だからでしょうか。
アクリルの感じがキシキシと非常に編み辛かったです。
アクリルは編みにくいことが多々ありますが、編みやすいものもあります。
100均などでも毛糸は売っていますが、初心者こそメーカー製の毛糸を編むことを私は勧めます。
編むのは労力がかかるし、時間もかかるので、ストレスフリーに編める方が良いと思うのです。
良い毛糸は編み目も整いやすく、仕上がりもいいです。

安いとはいえ、メーカーと比べての話で、編みにくさはありましたが出来上がった靴下の品質はいいものでした。
既成品はもっと安い材料を使っているでしょうから。

ウールが入っているので冬にも暖かく過ごせましたが、この靴下もやはり次第にずれてくるようになりました。

ただ、綿麻の靴下に比べ、ずれ方が緩やかな気はしています。
ウールのおかげでしょうか。
現在まだゴムカタンはいれていません。
綿麻の靴下の反省を踏まえ、工夫してゴムを通すつもりです。

手編みの靴下のズレ対策は目下の課題になりそうです。
他に重ね履きソックスとして猪谷靴下を愛用していますが、猪谷ソックスにずれはありません。
糸の素材や靴下の形がずれない秘訣かもしれません。

デザイン性のある編み方にも挑戦

何かを編もうと購入したものの、予定変更し使う機会がなくなってしまった編み糸も靴下にしました。

こちらは綿100%。
肌馴染みの良い色なので、おなじみの定番パターンでシンプルなソックスと、レーシーな靴下2足を編みました。
透かし模様の靴下は同じデザインです。
手編みの靴下本「はじめてのレッスン ソックスとレッグウォーマー」から編み図を利用しました。

靴下のかかとの編み方はいろいろあって、この靴下は途中で必要目数を別糸で編み、最後に別糸をほどいてかかと部を作るやり方です。
この方法は「農婦の踵」と呼ばれています。
靴下の編み図はかかとのところが分かり辛いのですが、この「農婦の踵」は簡易な編み図で理解しやすいです。

初心者には非常に作りやすかったのですが、履き心地は微妙でした。
やはりずれてしまうのです。
しかも他の靴下と違い、履き口は透かし模様。
ゴム編みより伸縮性がありません。
それにかかとの編み方の構造上、上手くかかとを包み込めていない気がするのです。
簡単に言うと、小さいのです。
かかとのフィット感が悪いため、よりずれやすくなっている印象があります。

2足ある透かし模様の靴下のうち、1足はそのまま、2足目は履き口を工夫して裏で折り返し下着用のゴムを入れこみました。
ゴムカタンよりゴムが効いていると思うのですが、やはりずれてしまいます。

「農婦の踵」はよほど華奢な足の人でない限り、少し大きめに作った方がいいように思います。

同じ透かし編みを編んだことからも分かる通り、デザインはかなり気に入っています。
他にも素敵なデザインがたくさんありました。
楽しんで編みたい初心者の方にはお勧めです。

なお、いつものシンプルな編み方で編んだ靴下もゴムカタンを入れています。
…効果はなかったのですが。

細糸でパンプスインソックス!

パンプスを素足で履くこともあるけれど、汗が気になったり、人様の家へあがるときはやはりソックスは履いていたい。
既成のパンプスインソックスを持っていましたが、自分で作れないかなぁと編み図を探していたら、世界の編み物SNSサイトRavelryでフリーパターンを見つけました。

密に編んで丁度良いゲージになる余り毛糸があったため利用しました。
毛糸ピエロさんのビューティーシルクコットン、ピンクベージュ色です。
ピンクベージュというよりご覧の通り薄茶に近いです。
肌馴染み良く、ソックスにぴったりです。

柔らかいので弱いのかと思いきや、何回と履いても傷みなし!
意外と丈夫な夏糸です。


\P5倍/\2018SS糸付きカタログ全品/【578】ビューティーシルクコットンUV [綿90%絹10% 合細-中細 30g玉巻(約165m) 全19色] 毛糸 編み物 手編み 手芸 6/14(木)20:00→6/25(月)12:59

日本の方がデザインされたものですが、編み図は英文になっています。
はじめて英文パターンに挑戦しました。

このソックス、かなり気に入っています♪

パンプスインソックスなので履きこみが浅く、どうしても脱げ安くはなってしまうのですが、市販品に比べてもピタリと寄り添うようにできています。
この編み図をベースに、さらに自分の足に合うよう微調整をしていこうと思います。
殿堂入り決定パターンです。

2足ありますが、1足は指示通りシンプルに。
2足目は傷みやすいつま先とかかと部分を2本取りで厚く仕上げてみました。

丈夫にする工夫でしたが、失敗しました。
パンプスがきつくなってしまうのです。
傷めば傷んだところだけ補修、または編み直すのが良さそうです。

靴下編みをより極めていく

いつも利用している編み図は、NHK おしゃれ工房 2008年 11月号 [雑誌]に掲載されていたものです。
古い雑誌のため現在ではなかなか入手困難です。
ちなみにデザイナーは嶋田俊之さんです。
嶋田俊之さんは靴下の本を出版しているので、そちらの本に共通したところがあるかもしれません。

手元にあった編み糸を使ったため、合太~並太というやや厚手な靴下になりました。
少なく持つこと、靴を選ばないためにはもう少し細い糸で編む方が良いと実感しています。

今ある靴下の多くはまぁまぁ傷んできて、ずれたり支障があるため近々手放す予定です。
失敗はたくさんありましたが、やっぱり手しごとが好き。
もちろん今後も靴下は手編みで通します。

次回は、今まで編んだ靴下の反省を活かして、自分の理想の靴下について考えていきます。
デザインや質、数はどのように持てばいいのでしょう?

編み物好きが語る手編み靴下論とは少し違った視点で、
少なく持つ暮らしの手仕事としての手編みの靴下について語ってみます。

追記

アクリル混ウール毛糸の靴下を補修しました↓

この記事から約半年。
いつ傷むのかななんて悠長に構えていたら、急速に傷みが目立ってきました!

再追記

とうとう穴まで空いてしまった靴下を補修しました↓

穴が空いてしまうと補修の難易度は上がってしまいます。
大きく広がっていなかったのでなんとか直すことができました。

再々追記

傷みが目立ってきたので、編み直して補修しました!
手編みの靴下って本当に長く使えますね。

参考文献↓

純毛中細でソックスを編んでみました!
関連記事→ 純毛中細毛糸で靴下を編みました!既製品のような仕上がり!

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