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手しごと系ミニマリスト、手編みの靴下を愛用中!

なんでも手づくりしたがる私。
普段履いている靴下も私が編んだものです。
所有するほとんどの靴下が手編み品です。

「靴下まで作るの?」と驚かれるかもしれませんね。
今回は私が靴下編みに目覚めたいきさつについてお話します。

最初は靴下をわざわざ編むなんて!と思っていた

編み物大好きとはいえ、当初は靴下を編むなんて理解できませんでした。

編むって結構大変です。
時間をかけて完成させた作品が消耗品として消えるなんて、何だか悲しくて。
服は結局消耗品ですが、苦労して編むのだからもう少し長持ちするものを作りたいと考えていました。

それに靴下って編むのが少し難しいです。
かかとの立体をつくるところなどは編み物の技法を駆使し、難解な編み図を解読しなければなりません。
慣れれば簡単なのですが、初心者の人は挑戦するのに躊躇してしまうかもしれません。
私は最初、編み図を見ただけで頭がくらくらしました。

凝ったデザインのセーターを編み上げたら達成感があります。
人からも「すごいね」なんて言われたり。
でも靴下は、地味です。
自分の中で達成感はありますが、靴下を見せびらかす機会などありません。
見せたところで、相手は反応に困ることでしょう。
やはり靴下は「作品」というよりただの「消耗品」という印象が強いです。
人から称賛を浴びるためにモノを作っているつもりはなかったのですが、心の奥に承認欲求があったのかもしれません。
作っても満たされないように思えたのです。

地味で目立たない脇役な「靴下」をわざわざ編むことは、無駄な労力に思われたのです。

靴下を手編みするようになったきっかけ

はじまりは、「買ったけれど気に入らなかった毛糸をどうするか」について考えたことです。

お恥ずかしい話ですが、無駄な買い物をたくさんしていたのです。
編み物をはじめた頃、人生の第1期片づけ期を終えたあたりでした。
つまり、スペースがあったのです。

編み物の魅力、毛糸の魅力にとりつかれて、毛糸を買いあさる日々がはじまりました。
瞬く間に毛糸が増え、100玉を越える在庫を抱えてしまいました。
…完全に片づけの失敗、リバウンドですね。
自己弁護をすると、この程度(100玉ほど)でブレーキがかかったのはえらいと思っています。
世の編み物好きさんの抱える毛糸在庫に比べると、比較的少ない方なのでは?と思っています。
ちなみにだいたい10~12玉くらいが大人女性のセーター着分目安です。

とはいえ、何もなかった空間にこれだけの毛糸在庫を持てば収納を圧迫してしまいます。
減らさなければならない。

買った毛糸でも、気に入ったものは自分の作品を編めばいい。
色などが少し気に入らないウール100%などの上質な毛糸は、ボランティアニットに参加することで消費してきました。

関連記事→不要な毛糸を役立てられる。ボランティアニットに参加しています。

問題は「買ったは良いけど気に入らない毛糸」であり、ボランティアニットにも使えそうにない毛糸です。
なぜ買ったんだと言われそうですが、買ったときは良かれと思ったのです。
主に通販で毛糸を買うのですが、パソコンを通してみた商品画像と実物のギャップを感じたり、初心者だったのでデザインに合うと思って選んだ毛糸がイメージと違ったりしていたのです。
今では反省をして、いきなり着分を買ったりせず見本帳を取り寄せたり、1玉だけ買って試し編みをしてから購入するようにしています。

さて在庫消費はどうしましょう。

練習と思って、無理無理何かを編んでも良いのですが、編んだところで糸そのものが気に入っていなければ着用する機会はないだろうと考えました。
編んでも無駄になるのです。

気に入った毛糸、気に入った編み図で編んでも無駄になることさえ多くありました。
作りたいものと、着たいもののギャップです。
最近はその差が少なくなってきて、作れば活用できるアイテムになる確率が高いのですが、編み物をはじめたばかりの頃は、編めども編めどもワードローブに活かせることがなかなかありませんでした。
気に入っている毛糸でさえそんな過ちを繰り返していたのです。
編む前からすでに気に入っていなければ、どうしようもありません。

そこで、靴下です。

苦労して消耗品を編むことは未だ理解できないでいましたが、編みものに慣れてきて、靴下を編む技法に興味がわいてきたのです。
編んでみたいという気持ちが芽生えました。

気に入らない毛糸(とはいえ品質は良い)でも、消耗品なら活用できると考えました。
気に入らない毛糸だから失敗しても苦にならないため、練習に丁度良かったのです。

いざ靴下を編んでみる

主に持っていた毛糸は並太程度の太さ。
靴下を編むには少し太めな糸です。
それでもゆとりのあるスニーカーなら履くことができ、糸が太めなので目数が少なく簡単にすぐに仕上げることができます。
丁度良いパターン(編み図)が手元にあったので挑戦してみました。

私が利用した編み図は、もう何年も前にNHKのおしゃれ工房で放送されていたものです。
母がテレビで見ながら編んでいたので、私も挑戦してみました。
懇切分かりやすく解説していたので、まだまだ初心者だった私でも仕上げることができました。

編む前は「難しかったらどうしよう」と不安がありましたが、ちゃんと完成させることができました。
何事も最初の一歩が大変なものですね。
いざはじめてみたら、案外サクサクとできました。

それに靴下編みのおもしろいこと!
ともすると飽きがちになる編み物ですが、靴下編みの場合は足首のところ、かかとのところ、甲から足底~つま先にかけての変化が小気味よく最後まで退屈せずに編むことができます。
小物なので完成が早いのも嬉しいですね。
一気に靴下編みに夢中になりました。

糸がたくさんあったので、他の編み図を用意したり、履き口の編み方を変えたりして、いろいろ編んでみました。
フィット感や編みやすさなど、自分にとって理想の靴下編みを模索しました。

新たな問題が出てきました。
編み過ぎてしまったのです。
気づけば10足以上編んでいました。
靴下は消耗品。いずれなくなっていく…。
その考えは甘かったのです。

編んだ靴下はとても丈夫でした。

学生の頃はあんなに靴下がすぐに破けていたのに、今ではほとんど傷まないのです。
並太で編んだため厚手に仕上がったことと、運動量が低下したことが考えられます。

手編みの靴下は、既製品と違いとてもかさばりました。
とても収納場所をとっています。
編み過ぎ厳禁。
毛糸の在庫消費のためとはいえ、毛糸が靴下に変わっただけでした。
売りものならともかく、自分で消費するものは限度を考えて編むべきでした。
買いものと同じですね。

【番外編】お気に入りの既製品の靴下について

私は現在2足だけ既製品の靴下を持っています。
昔、靴下なんてくらいの扱いだったときにこの靴下に出会い、既成概念が覆されました。
靴下にお金をかけるべきでない→靴下こそお金をかけるべきだと考えるようになりました。

その靴下は冬用なのですが、足底の裏がパイル地になっていて暖かくクッション性があって気持ちいいのです。
適度な締め付け感が、むくみ対策にも良いようです。
厚手なのですぐにつま先が破れやすい私でも、長く履くことができ満足していました。
購入したのはオルビスです。
オルビスは化粧品の会社ですが、サプリやボディイウェアも販売されており、私は化粧品以外の方が利用することが多いです。

あまりにもお気に入り過ぎて、人にもプレゼントしまくる始末でした。
相手からも、この靴下を大絶賛されました。
これからもずっと愛用していくと思っていました。

___が、ここ数年めっきりと買わなくなりました。
気になることが2つ。

ひとつは年々価格が高くなっている気がすること。
消費税増税などもありましたが、初めて買ったときに比べて数百円ほど上がっているように思うのです。
もともと高価な靴下が、より購入しにくくなってしまいました。

もうひとつが、確か昔は日本製だったと記憶しているのですが、今は中国製になっていること。
私は出来るだけ、日本製のモノを買いたいのです。
中国製になって、値段が上がってとは少し不思議な話ですが。

購入した靴下は秋冬限定で販売されており、シーズン終わりは入手困難なほど大人気商品です。
品質は素晴らしく、年々改良もされています。
私が気にしている点は、多くの人にとって気にならない程度だと思います。
興味があればぜひ試してほしいなと思います。

今手元にあるこのオルビスの靴下2足も少し薄くなってきていて、もうじき寿命かな。
手放せば、既成の靴下はなくなります。
既製品を頼れば何かこだわりを曲げることになりがちです。
いつも使うモノだから納得したモノを身につけたい。

私にとって手編みの靴下ライフは必然だったのかもしれません。


これからの靴下編みについて

傷みにくいといっても、今年で何年目かになる靴下は少しずつくたびれてきました。
履きこむことで、新たな課題も見えてきました。

ボロボロになるまで補修をしながら履こうと思っていましたが、量が多すぎるし難があることから、時期をみて処分しようと思います。

次回は私が履きこんだ靴下について反省点や、工夫についてお伝えします。

続編→難あり!私の手編みの靴下たち。工夫と失敗をお見せします。