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ユニクロのセーターに穴が空きました!
ニットの補修って少し面倒なんですよね。
私は趣味で編み物をするから慣れている___とはいっても、です。
どうしたものかとよく観察してみると、穴といっても引っ掛けて空いたようなものではなく、袖下の縫い目がほつれて穴が空いていたみたい。
この穴なら、補修は簡単です。
既製品でハイゲージの繊細なニットだけれど、お繕いしてみることにしました。
補修についてお伝えしますね。
ユニクロのセーターに穴が空いた!
ユニクロの『エクストラファインメリノVネックカーディガン』。
使い勝手が良くて、お値段も手頃なので愛用している方も多いですよね。
そのセーター(カーディガン)に穴が空いたと家族から修理を頼まれました!
編み物好きな人ならご存知の通り『メリノウール』って普通のウールより滑りがある上質な毛糸で、『エクストラファイン』ってさらに繊細さが加わった感じ。
穴が空いてる箇所がコチラ。
袖下部分になります。
黒っぽいし、一見わかりにくいですね。
穴が空いてる!!
繊細なウールを使ったハイゲージ(細い糸で密に編まれている)の既製品セーター。
お繕い難易度高そう!
普段の手編みの靴下の補修とは訳が違います。
思わず躊躇してしまうのは致し方ない!!
ニットの穴空きのいろいろなパターン
とはいえ、ニットって毛玉ができたりと傷みやすいのに、状態が良く「穴さえ空いていなければまだまだ着られる」のに捨てるのはもったいない。
よく観察してみると、簡単に修繕できる穴だと気づきました。
一般的にセーターって、手編みにしろ既製品にしろ作り方は同じです。
1本の糸で見頃・袖などパーツを編んで、組み立てるように繋いで完成です。
見頃のど真ん中のように編み糸が切れていると、修繕は難しくなります。
下手に触ると、どんどんほつれて穴が広がります。
ストッキングの伝染をイメージしてもらうとわかりやすいですね。
今回は袖の脇線、パーツを繋いだとじ糸が切れて穴が空いていただけでした。
糸とじするだけなので手芸に慣れていない人でも簡単に直せます。
穴の空いたニットの袖下の繕い方
今回のお繕いに使った道具です。
- レース針
- ダルマ手縫い糸
既製品のセーターはよく伸びます。
一般的なお直しとしてはとじ糸は『レジロン』などの伸びる系の縫い糸の方が良いと思います。
ストッキングの糸を抜いて代用する方法もあるようですね。
私は手元にある材料を使いたかったので、伸びない手縫い糸です。
太口なのは余っていたからです。
(早く使い切って細口に買い替えたい)
伸びない糸なので、普通のとじ針で直線縫いでなく、レース針(細いかぎ針でも可)で伸縮性のある縫い方をしました。
袖を合わせて、レース針で本体を貫通させながらくさり編みです。
直線縫いと違い輪っかになっている分、多少の伸縮性は出ます。
穴が空いている部分より長めに補修します。
編み始めと編み終わりはそのままでもいいし、鎖編みに適当に割り入れて始末しても良いです。
補修したあとがこちら。
セーターの裏側になります。
お直しに躊躇していた割には、短時間かつ簡単にできました。
あえて言えば、濃色だったから目が見えにくかったくらい?笑
表からみるとこの通り。
とじ糸がほつれてできた穴なので、塞いだ見た目も綺麗です。
着てもらいましたが、つる感じもなく伸びない手縫い糸でも問題なかったようですね。
道具が少なくてもお直しできる
私はレース針があったので活用しましたが、とじ針しかなくても『チェーンステッチ』をすれば同じ原理です。
細かい作業なので少し大変だけれど(レース針やかぎ針を使った方が楽)、できないことはないです。
難しかったら、やや緩めで並縫いまたは半返し縫いを試してみましょう。
大丈夫な場合がほとんどだと思います。
ニットは伸びると言ってもよっぽどストレッチの効いた服でない限り、脇下や袖下はあまり伸びなくても問題ないように設計されています。
ユニクロセーターでもとじ糸は見頃と同じ毛糸でチェーンステッチ?で縫っていました。
手編みのセーターだとすくいとじをするけれど、特別に伸縮性があるわけでもないです。
ニットだから専用の糸と畏まらずに、製品の特徴を見極めて柔軟に対応してOKです☆
思ったより簡単に穴が修繕できた!
ニットの補修は気が引けちゃうんだけれど、思ったより短時間に、簡単に、綺麗にできました。
このくらいの補修なら買い替えるより断然繕った方が良いです☆
エコだし、経済的だし、今回のようにどちらかというと傷みやすい箇所なので自分で繕える知恵があったらより暮らしが楽になります。
普段着の修繕は手元にある材料を使うのが良いと思っています。
わざわざ買うなら補修糸はクロバーのダーニング糸がおすすめ。
ダルマ手縫い糸でも補修は問題なくできますけど、コットンなので仕上がりが硬いんですよね。
ダーニング糸はウール混なので風合いが柔らか。
ニット地に綺麗に馴染みます。
ウールは摩耗に弱いけれど、ダーニング糸はアクリルが入っているから強度もバッチリです。
コットンと違い、ウール自体に自然な微ストレッチがあるから縫いやすいです。
細いウール糸はなかなか売ってなくて、お繕い程度ならそんなに量がいらないのでダーニング糸は便利です。
クロバーのダーニング糸はカラータイプ、ナチュラルタイプと数種類のカラーバリエーションがあるので、手持ち服に似た色か好きな色を揃えておくと良いです。
ダーニング糸
スレダー(糸通し)がなかったら一緒に買い求めておくと楽できますよ♪
今の時代、生活に追われて繕う人は少ないでしょう。
なので難しく考えず、あるもの又は低予算で気軽に初めてみてください。
失敗しても気にしない!
ちくちくお繕いって楽しいです。
慣れてきたら流行りのダーニングなどに挑戦してみましょう♪
物を増やさずに、クリエイティブに没頭できるまたとない機会です。
ダーニングおすすめ本
『愛らしいお直し ダーニングで大好きな服がよみがえる』はムック本になっていて、ダーニングの基本テクニックがわかるだけでなく、付録にダーニングマッシュルーム、糸通し、糸10種類がついています!
刺繍針やとじ針を用意したら、すぐに始められますね。
付録が必要なくて、もっと少し詳しく「ダーニング」について知りたい方は、
野口光さんの『野口光の、ダーニングでリペアメイク』があります☆
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