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ビジネスバッグのパイピングが破れて中のプラスチックワイヤーが出てきました。
このままだとスーツにワイヤーが引っ掛かったりと危ないので補修をすることにしました。
趣味でハンドメイドしているといろいろ頼まれますw
急場しのぎなので「目立たなくて綺麗」というより「安全性重視」で。
ミシンなんて通らないので手縫いで仕上げました。
それなりに何とかなったかなぁ…と思います。
ビジネスバッグの補修についてお伝えしますね。
ビジネスバッグのパイピングが破けた
家族からビジネスバッグの補修を頼まれました!
パイピングが破れて、中からプラスチックのワイヤーが飛び出ています。
お直し途中で撮影したのでこの程度だけれど、飛び出しが長かったので数センチカットしました。
パイピングは形をしっかりさせるためによくあるデザインだけれど、バッグで傷みやすい箇所もパイピングなんですよね。
このままだと引っかかったり、人に怪我させる恐れもあるので取り急ぎお直しすることに。
ビジネスバッグのパイピングの補修
パイピングが破れているので、バイアステープなどを継ぎ当てるのが一般的なお直しだと思います。
(余裕があれば、パイピング全体を縫い直すのが良い)
夜に「明日の朝に持っていきたい」と言われたので、手元にある材料だけで直してみることにしました。
糸でかがっただけだとワイヤーが出る…
良い感じのテープやバイアステープなどがなかったので、とりあえず手縫い糸でかがってみることにしました。
ヘリが傷んでいるくらいなら、十分補強になります。
ただ、ワイヤーが切れている状態では良くなかったです。
かがった隙間からワイヤーが飛び出てきそう。
バイアステープ&糸かがりで始末
糸でかがるだけだと心許ないので、やはり黒の端切れでバイアステープを作り包むことにしました。
先の工程でワイヤーに糸かがりをしたおかげか、直接バイアステープを縫い付けるよりワイヤー位置が落ち着いた印象です。
ワイヤーってハリがあるから、角の途中なんかで切れてるとしなやかに曲がってくれないんですよね。
(というか、ワイヤーを曲げるのに負担がかかって折れたのかな?)
バイアステープはサテン生地です。
そこまで丈夫な生地ではないので、ワイヤーの反発力で傷みそうな予感がします。
念の為、パイピングの上からさらに糸でかがりました。
ワイヤーの飛び出しそうな感じもなく「安全なお直し」になったかな。
近くで見ると繕った感があるけれど、黒いビジネスバッグなので遠目からでは悪目立ちしません。
持ち主に確認してみてもらうと、満足してもらえました!
営業職ではない(人前で見せるバッグではない)ので、簡易な補修でも問題ないよう。
近々買い替える予定だけれど、補修をしたことで次のビジネスバッグを探す猶予ができました。
普段使いの補修って気構えなくて十分ですよね!
フェイクレザーのバイアステープもあるよ
今回は急ぎだったので、手元にあったもので補修をしました。
時間にゆとりがあって、綺麗なお直しをするならフェイクレザーのバイアステープがありますよ。
この前見つけたんだけれど、素敵すぎて久しぶりに使うアテもないのに色ち買いしそうになりました。
買っとけばよかった〜〜〜!!
革風のバイアステープっていうだけでも珍しく、すごいのは合皮(ポリウレタン)でなくポリエステルってところ。
合皮の経年劣化がないんです!
おまけに洗える!
レザー風のパイピングって一気に高級感が出ますよね。
小物だけでなく、お洋服にも使えそうですね。
半端に余ったらファスナーの引き手にしたり余すことなく使えそう♪
気になったらチェックしてみてね。
ビジネスバッグの寿命って?
ところで、ビジネスバッグの寿命ってどのくらいなんでしょう。
家族に聞いてみると3年くらい使っているようです。
いろいろ物を作っている身としては、
- 合皮は経年劣化する
- 合皮の寿命は持って3年ほど
と理解しています。
ビジネスバッグの素材は大きく分けて3種類あります。
- 本革
- 合皮
- 布生地(ナイロンorキャンバス)
本革は高級感があって丈夫で長持ち。
メンテナンスが大変なのと重いのが難点ですね。
合皮は本革に比べて高級感に劣るものの、値段が安く手軽なのが魅力です。
寿命は短めです。
個人的に好きなのは布製バッグ。
丈夫で軽く、比較的安価です。
カジュアルさが出てしまうので、ビジネスで使えるシーンは限られるかもしれませんね。
今回の補修したバッグはナイロン生地×合皮の組み合わせ。
持ち手やパイピングに合皮が入ることでビジネスシーンでも使いやすいデザインになっています。
残念なのは合皮の寿命を引き継ぐってこと。
持ち手や底、パイピングなど合皮を使っている箇所はもともと傷みやすいというのもあるけれど、やはり傷みが目立っていました。
バッグ本体のナイロン生地自体はまだまだ使えそうなんですけれどね。
寿命の長いビジネスバッグを求める場合は合皮が入っていない商品を選んだ方がいいですね。
とはいえ、油断ならないのは知らないところで合皮が使われていること。
以前、母がフォーマルの本革バッグを買ったんです。
本体は確かに本革だったんだけれど、持ち手や内側など所々合皮が使われていました。
数年後、経年劣化で合皮部分がポロポロと崩れてしまい処分することに…。
品質の見極めって難しいので、ある程度割り切って寿命分使いたおすのが賢いかな?と思います。
バッグの予算も寿命を考えて金額を決めると良いですね。
既製品でもお直ししていこう!
ハンドメイド好きだし、お繕いも好きなんですけど、既製品のバッグのお直しはやや抵抗がありました。
既製品に手を加えて良いの?って気持ちと、自分じゃ無理なんじゃないか?って気持ちです。
さすがに家庭用ミシンでは針が通らなかったりして難しそうだけれど、傷んだところを手縫いでちょこちょこならいけそう。
手縫いって案外、最強です。
硬めのバッグでなく針通りのいいナイロン生地だったのも良かったですね。
既製品を直すと、今まで「使う」側でしか見なかったバッグが、「作る」側と見える景色が変わります。
すごく勉強になるんですよね。
そして、「作る」側から既製品を見ると、より良いバッグを見極める目を養える気がしています。
お直しって失敗しても、もともと手放しても仕方がないたくさん使い切ったモノです。
どんどん気兼ねなくお繕いしして、ハンドメイドの経験値をあげていきましょう!
エコなだけでなく、良い既製品を見抜けてお買い物上手になれるかも!ですよ。