【洋裁】私のデイリーパンツ、チノパンスペック

ふだん着にチノパンを愛用しています。
動きやすくて、そこそこきちんとしてみえるチノパン。
部屋着を特別持たない私は日中家にいるときも、ちょっとした外出もチノパンで過ごしています。

今持っているチノパンは2種類あります。
身の回りのモノはなるべく手作りしたい私。

今回は洋裁ネタです。
手作りしたチノパンツについてお話します。

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 まずは手持ちのパンツパターンをご紹介

毎日履くものなので、おしゃれなものというより、自分の体型に合っていて動きやすく機能的なもの。
流行に左右されないモノがベストです。

私が持っているパンツパターンです↓

【クルール】

  • ノータックストレートパンツ
  • スキニーパンツ
  • イージーカーゴパンツ

【fab-fabric】

  • テーパードパンツ
  • ルーズフィットパンツ

他に本の型紙などいくつか雑多にありますが、基本的に上記のパターンを使うようにしており、十分事足りています。

クルールさんは他にたくさん素敵なパターンがあるので、頃合いを見て増やすかもしれません。
fab-fabricさんは無料パターンです。
綺麗なシルエットなのに無料!なんですよ。
プリントアウトして張り合わせるのが少し大変ですが、気軽に挑戦しやすいですよね。
(有料ですが、A0サイズに印刷された同じパターンが販売されています)

C&S幅広チノクロス使用

2つのチノパンは同じ生地で制作しました。
C&Sさんで購入した幅広チノクロス(色名:エッグシェル)です。

実はこの生地、1枚仕立てのコートを作ろうと思い通販にて購入したのですが、なんとなくイメージと違う…。
色味のあるオフホワイトですが、このままだと白衣になってしまう気がして予定変更してパンツボトムを作ることにしたのです。
こうした失敗は徐々になくしていきたいです。

ロングコートを作る予定で3m購入していたので、パンツ2本とブルゾン1着がギリギリ作れました。
ブルゾンは試したいパターンがあったので制作しましたが、全然似合わなかったため、完成後即処分しました。
もったいないかもしれませんが、パンツ2本分が生地からとれれば十分と考えていたところ、運よくブルゾン分がとれたおまけ程度の認識だったため思いきることができました。
余った生地を楽しめるところは手作りならではですね。

同じ生地を使うメリット

洋裁ではよく同じ型紙で生地を変えて作ることが推奨されています。
生地が変わっただけで本当にガラッと雰囲気が変わるし、布の良し悪しや好みが分かるようになるからだそうです。
同じものを作っているので縫製技術が上がりやすいこともあります。
同じ生地で別パターンを使うことでも、生地のことやパターンの違いをより理解することができました。

生地について

このチノクロス、わりとしっかりめです。
冬も過ごすことができました。
寒ければレギンスを重ねようと考えていましたが、試すことはありませんでした。
手持ちのアウターはロング丈だったため、特に寒いこともなかったのです。
色的にも春には最適、真夏にデイリーに履くには暑いかもしれません。
たまの外出時にデニム感覚で履くなら有りかもしれません。
淡色でやや厚みのある生地なので、下着が透けにくく丁度良いです。

パターンについて

今持っているチノパンは、クルールさんのノータックストレートパンツとfab-fabricさんのテーパードパンツの型紙を利用しました。

【クルール】ノータックストレートパンツ

ノータックストレートパンツを作ったのは、これで確か3本目。
今まで作ったモノは夏用で薄い生地だったため、初めてチノパンツらしいものができました。

アレンジしてみた

ノータックストレートパンツはややウエストが大きいです。
ベルトで調整するのですが、ベルトは好みません。
理想はベルトを着けなくてもフィットしていること。
最初はデフォルトで作り、2着目は脇線で詰め、今回はアレンジで後ろベルト部分にゴムを入れてみました。
これが大正解。
ウエストがズレる悩みから解放されました。
ウエストゴムのパンツはウエストがもたついて好きではありませんが、通常のファスナー付き仕様のパンツの一部にゴムを入れるくらいならもたつきも許容範囲内です。
前はすっきりしていることも利点です。

アレンジについて思うところ

パンツベルト部の型紙はデフォルトでは左右にパーツがあったのを前後に分かれるよう作り直し、後ろのパーツにはゴムを入れるため接着芯を貼らないところまではよかったのですが、後ろベルトの裏地をデフォルト通り表地と同じチノクロスを使ったのは失敗でした。
ゴムで生地が重なり厚みができてしまいました。
洗濯の乾きもこの部分だけあまりよくありません。
後ろベルトの裏地は、ポケットなどと同様にブロードなど薄地を使った方が良かったと気づきました。

とはいえ概ね大成功です。
ノータックストレートパンツの一番のお気に入りポイントはまた上が深いこと。
ゴムを入れたことで、ウエスト位置が落ち着き、ますますお気に入りパターンになりました。

【fab-fabric】テーパードパンツ

fab-fabricのテーパードパンツは初めてつくりました。
やわらかでハリのある生地という推奨していた通りの布でしたが、ストレッチが入った方が良いかな?と思いました。
テーパードは先細りなので、しゃがんだりしたときに少し動きが鈍る気がするし、着脱に少し手間がかかります。
靴下も一緒に脱げてしまったり。

今までもテーパードシルエットのパンツを何着か作ったことがありましたが、いずれもチノクロスよりしなやかで柔らかく、ストレッチが入っていたりしました。
私にはハリのあるテーパードは合わないようです。

失敗したところ

丈が縮んだ?

私の身長は160㎝ですが、自慢にならない程度に手足が標準体型よりほんの少し長いため、服を作るときや買うときは股下や袖が短くないか気にかけています。

クルールさんのノータックストレートパンツは手持ちボトムスと比べて若干股下が短く感じたため、+2㎝長くして作りました。

fab-fabricのテーパードパンツはもともと少し短めの股下のデザインでしたが、このわずかに短い裾丈が昔から苦手なため、通常仕様に変更し+4㎝長く作りました。

ピッタリに作ったのに、短い?

最初は丁度よかったのですが、ある日「股下が短い?」と気づきました。
昨年夏前に制作し、秋から履き始め、冬には短いと感じました。
スニーカーとパンツの間に靴下が見えているのです。
フルレングスで作ったつもりなのにどうして?

最初は厚手の靴下がもたついて、パンツの裾が上がってしまったのかと思いました。
パンツを長めに作ったつもりなのに足りなかったのかな?とも思いました。
先日、ようやく洗濯によって縮んだのかも知れないと気づきました。
さっそく股下を測ってみました。

【クルール】ノータックパンツ
デフォルト69.7㎝→アレンジ制作後71,7㎝→洗濯後現在69㎝

【fab-fabric】テーパードパンツ
デフォルト68㎝→アレンジ制作後72㎝→洗濯後現在70.5㎝

2㎝前後縮んでいます
ノータックストレートパンツの方が縮みが大きいのは多分こちらの方がよく履いているからだと思います。
こんなに縮んでいれば短いと思うのも無理はありません。
ちなみに洗濯は天日干しが基本で、乾きが悪いときのみ浴室乾燥機にかけるくらいです。
制作前には、水通しをしてから裁断しました。

ノータックストレートパンツは今までに作っていましたが、短くなっているとは思いませんでした。
ウエストが緩く、いつも腰に落ちていたため、自然と丈が長くなっていたからです。
今回はウエストがずれないよう工夫したため、短くなったことが明らかに分かるようになりました。

忘れていた事実、綿は縮むもの

綿は縮む性質があります。洗濯により数%は縮んでしまうので、このチノパンの縮みも当然の結果の範囲内です。
昔、試着をして丈直しをするとき店員さんに「縮みますので、少し長めにしておきましょう」と言われたものです。
…忘れていました。

そういえば最近、「縮みますから…」なんて言う店員さんを見かけることがほとんどありません。
私は自前で服を作るので、言われる機会がそもそもないのですが、家族の買い物にはよく付き合います。
でも言われません。
今ぴったり丁度いい丈直しをしてくれます。
これはどういうことでしょうか。

考えられることは、2つ。
まずあまり縮まないから。ナイロンやポリエステルなど化繊が混紡されていると縮みにくいように思います。
また防縮加工が施されているのかもしれません。
もう一つの理由はつまりファストファッション。
服は着倒すモノではなく、流行で消耗されるもの。
長く履くという考えが薄れてきたからではないでしょうか。

私自身、縮むという当たり前の現象を忘れていました。
前回作ったノータックストレートパンツは処分してしまいましたが、処分前に股下の長さを測っておけば良かったです。
縮むことを加味して長めに作ることができたし、収縮率の違いが分かれば、縮みやすいかどうか生地についてより深く知ることができたでしょうから。

次に作るときは縮むことを考えて、さらに長めに仕立てるつもりです。

パンツボトムのカラー

白パンツ、流行っていますね。
最初は抵抗がありましたが、何度と素敵なコーディネートを見ているうちに欲しくなってしまいました。
丁度オフホワイトのチノクロスをパンツに仕立てる機会に恵まれました。

結果、「白パンツはオシャレだが私には似合わない」と結論に至りました。
白パンツは妙に紳士的な雰囲気が漂います。
不思議なのですが黒パンツを履いて男性的だと感じることはありません。
チノクロスという素材が私には男性的過ぎたせいもあるかもしれません。

購入したC&Sの幅広チノクロス【エッグシェル】は、汚れの目立ちにくい色味ですが、白は汚れやすく活動的なパンツなのに活動的になりきれません。
おしゃれを目的としない場合は持たなくても良いと考えたのです。
とはいえボトムが白はかなり使えることも分かりました。
白はスカートで取り入れようと思います。

私にとって白パンツは白シャツ同様、どこまでもボーイッシュなアイテムのようです。

関連記事→【断捨離】定番白シャツ必要?一応持っているアイテムを手放してみる

これからの手づくりパンツボトムについて

今のところベストなデイリーパンツは

  • 柔らか素材またはストレッチの入ったテーパードパンツ
  • ストレートパンツで良い生地をさがす

になります。

テーパードパンツは扱いやすくてオススメ

テーパードパンツの良いところはウエスト周りに余裕のあるシルエットだと、下着が響かず、やや薄手の生地も扱えるということです。
タック入りのテーパードパンツなら、ハリのあるチノクロスもてろっとした生地も使えます。
同じ型紙なのに全然印象が変わるため、効率の良いパターンといえます。
どんな生地も受け止めてくれるパターンって、洋裁的にとても扱いやすいです。

手持ちテーパードパンツは私にとってハリ感が強く出過ぎましたが、パターンそのものはとても気に入っています。
次に作るなら柔らかい生地、またはストレッチ入りの生地で作りたいです。

型紙はfab-fabricさんのテーパードパンツとルーズフィットパンツを持っていますが、それだけで十分です。
他にも本の型紙で用意しているテーパードパンツがあるのですが、fab-fabricさんのパターンが素敵だったので、わざわざ冒険して他のパターンを試すこともないかなと思えてきました。
2種の大きな違いはファスナーが付いているか、いないかです。
その都度、好みで選ぼうと思います。

てろっとした生地は既製品では化繊がよく売られています。
日常の服はなるべく天然繊維を使いたいので、「てろっと」を「くたっと」に置き換えて、リネン素材で楽しむのも良いと考えています。
リネンツイルで作ったルーズフィットパンツはとても気持ち良かったです。

関連記事→一年間愛用したボトムの消耗度

テーパードパンツは流行の形なので使いやすい一方、流行であるため、「いつまで持つのか」という気はします。

安心の定番、シンプルストレートパンツ

ストレートパンツはパンツ生地らしいやや厚みのある生地を選んだほうが格好良くなることは経験済みです。
薄い生地で仕立てると貧相に見えて、部屋着やイージーパンツ感が出てしまいます。

とはいえ、手持ちのチノパンのようなチノクロスだとハリ感が気になります。
チノパンが好きなのに、チノクロスが似合わないようで、工夫が必要です。
柔らかみがあって、しっかりとしている生地が理想で、ベストな生地探しが今後の課題です。

流行に左右されないストレートパンツは、自分の体型に合ったパターンが1着あると地味に良い仕事をしてくれ、安心感があります。
クルールさんのノータックストレートパンツが気に入っているので、アレンジや補正をしながら整えていこうと思います。

ストレッチなしの生地でも作れるパターンですが、クルールさんのサンプルを見るとストレッチ入りでも良さそうです。
ストレッチが効いた方が動きやすくなりますが、ストレッチ=ポリウレタンで劣化が気になります。
長く愛せるパターンだと思うので、ストレッチなしの丈夫な素材をあえて選ぶのも良いかもしれません。

ファスナー付きのパンツボトムが好きなのですが、ウエストゴム仕様のストレートパンツの定番を見つけておこうかな、なんて考えています。

流行が気になることも

入手の容易なやや薄手生地をパンツボトムにしたい場合、テーパードのほかに、ギャザーたっぷりのキュロットパンツやワイドパンツがありますね。
流行しているし、おしゃれだと思いますが、私の場合は動きやすさを考えたときテーパードパンツに劣ります。
おしゃれを優先させるなら、スカートやワンピースに劣るため、中途半端なポジションです。

本音を言うとワイドパンツは何度手を出そうとしたかわかりません。
多分、好きなんですね。
ワイドパンツだと靴を選ぶのと、幅が広いことが動きに差し支えるので現状手を出さずにいます。

おしゃれを目的とした場合は持っても良いのですが、機能を重視した場合と服の数を少なく持ちたい場合は、候補から外れます。

ちなみに気になるパターンは、パターンレーベルさんのワイドパンツとMパターン研究所さんのミニマムフレアーパンツです。

手作りパンツって良い!

自分の求めているパンツボトムをなかなか既製品で見つけられなかった大変さがありました。

まだまだベストなカタチを作り出せていませんが、続けることでいずれ自分にぴったりのパンツボトムに辿りつけると信じています。
これからも自分のぺースで、少ない持ち物で暮らすことを考えながら、作り続けていきたいです。

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