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たっぷり着た手づくりのリネンワンピースを処分。捨てどきの目安は?

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リネンワンピースの捨てどきを考える

先日、リネンのワンピースを処分しました。

服の捨てどきって見極めが難しいですよね。

また、手作り服の場合、どのくらい長持ちするのか気になりますよね。

今回は、私の処分時のワンピースについてお伝えします。

捨てどきの目安の参考になりますよ。

リネンワンピースをどれだけ着たか

たっぷり着込んだリネンのワンピース

手放したリネンのワンピースです。

作ったのは昨年の夏!

実は作って1年経っていません。

捨てるのが早い!?って思われるかもしれませんね。

いえ、すでに100回以上着ています!

私はミニマリスト。なるべく服は少なくしたいタイプです。

最近はワンピースが定番で、

たった2着で着まわしています。

洗って着て、洗って着ての繰り返しです。

少なければ良い______というわけではなく、本当はもう少し余力を持たせた方が良いです。

私の場合は、まだ『お気に入りの服』に出会えてなく、いろいろ試している段階。そのときに数をそろえてしまうと、気に入っていない服は全然着なくなってしまうのがよくわかっているので、あえて少ない枚数で過ごすようにしています。

『お気に入りの定番服』を見つけたら、少し増やす予定です。

リネンのワンピースは作って1年足らずですが、かなりの回数を着ました。

たっぷり着たリネンワンピースの劣化具合

傷んできたかもリネンワンピース

たくさん着てクタクタになったリネンのワンピース。

リネンは丈夫だし、「普通地」くらいの比較的しっかりした生地なので、穴が空いたり薄くなったりはしていません。

ただ、全体的に着古した感じは出てきました。

退色してきた

リネンワンピースの色落ち比較

水通ししただけの生地の端切れと比較してみました。

100回以上洗濯を繰り返してきたので、やや色落ちしてきた印象があります。

元が比較的濃色なのでより顕著です。

画像では伝わりにくいのですが、リネンのツヤが失われ、毛羽立ってきて、くったりとしてきました。使い込んだ風合いが好きな方は「これからが楽しみ」って感じでしょうか。

たくさん着て退色したワンピース

気になったのはタックの先が白く退色してしまったこと。スレたりして傷みが早いのかな?

タックの服ってギャザーに比べてボリュームが抑えられるし、幼い印象がないから着やすいけれど、角スレが起こってしまうのが難点です。

他の方は気にならないのかな?というか、私が着倒し過ぎなのかもだけど…!

タックの服は劣化の少ない化繊系を使うか、お出かけ着など頻繁に着ない服のデザインに良いかもしれません。

やっぱり!縮んできた!

 洗濯して縮んだワンピース

水通しをしてから仕立てているけれど、やはり洗濯を頻繁に繰り返していると縮みがありました。

スカート部分は80cmで仕立てたけれど、78cmになっていました。

2cm縮んでる!

以前もコットン100%のチノパンツを仕立てたときも洗濯を繰り返したら縮んでいました。

忘れがちな常識だけれど、リネンとかコットンなどの天然繊維は数パーセントは縮むんですよね!

私の場合は、最初の丈が長すぎたので縮んで良かったけれど、縮むことを見越して丈の長さを決めた方が賢明ですね。

リネンの服は重たい

パターンレーベルのタックワンピース
ひざ下丈のワンピース

服の処分の目安は、「傷んでいるかどうか」だけでなく「今の自分にあっているかどうか」も考えます。

リネンのワンピースは夏に涼しく、冬に暖かく着られて便利なのですが、いかんせん重たい

リネンってコットンや他の素材に比べて重たいのです!

ゆったりしたシルエットで、スカート丈が長め、生地も厚めなのがさらに追い打ちをかけます。

もう少し薄い生地を使えば良かった!

昨年の夏は猛暑の影響もあり、リネンのワンピースの重さが苦痛でした。

作ったばかりだから即処分は免れたけれど、「着続けたいか?」と問われたら「ノー」です。

重い服は今後、いっさい着たくない。

自分に合わない服は処分が妥当です。

リネンワンピースの着用コスト

服は買ったときでなく、手放すときにようやく、その服が「お得だったか」がわかります。

私のワンピースのコストを計算してみます。

  • 型紙代…1,825円
  • 生地代…4,320円(割引きクーポン使って安く入手できた☆)
  • その他…副資材代、諸経費

約6,500円程です。

着用回数はかなり頻繁に着たので、約140回ほど!

6,500円÷140回=約46円

1日あたりの着用コストは46円でした!

以前にも着用コストを求めたことがあります。

私は気に入らなかった服は即処分する一方で、

気に入った服はとことん着尽くします。

手作り服だと、だいたいトップスやボトムスの着用コストはそれぞれ1日あたり30円くらいです。

ワンピースは1枚で着られるので、46円はかなり安いですね。

しかも、トップスとかの1日30円って、本当にくたびれるまで着ていました。今回のリネンのワンピースの方がまだ綺麗なくらいです。

ワンピースってコスパ良いですね。

コストパフォーマンス的にも、このリネンワンピースは『お得』だったと言えますね。

捨てどきの決め方

私の思考をたどってみます。

☆☆☆☆☆☆☆

ワンピースをたくさん着た!

①傷んできたかも?

でも明らかに穴が空いたりしているわけでもなく、捨てるべきか悩む…

②そもそも「重い」から気に入ってないのよね

着用コストを計算してみる

③十分、元取れたし捨てても良いよね!

☆☆☆☆☆☆☆

服を手放す目安は①の段階で十分だと思います。

私は①→②→③と段階を経ました。リネンが気に入っていなかったけれど上質な生地だったから決断しきれませんでした。

本当は①の前に②の「そもそも気に入っていない」理由がわかっていたので、着倒す前に手放しても良かったと思います。

まぁ、リネンで冬を過ごせることがわかったり、勉強にはなったけれどね。

今後は洋裁の経験を積んで、「思っていたのと違う」ロスを減らして、気持ちよく使い切れるようになるのが目標です。

捨てどきを見極めて、手放し上手に!

私の「リネンワンピースを手放す経緯」についてお伝えしました。

リネンは丈夫なので、長く着られることが分かったと思います。

丁寧に仕立てた服は、たくさん着ることができます。

それでもモノはいずれ寿命がきます。

「〇〇なら捨てる!」など正解はありません。

自分なりの「捨てる目安」を考えて、手放し上手になりましょう。

処分したリネンは適度な大きさに切ってウエス(使い捨て雑巾)にしました。

着古したリネンは吸水性バツグンで、贅沢なウエスになりますよ~。