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靴下は消耗品です。
靴下に穴があいたとき、繕うか、買い替えるか意見が分かれるところですね。
私は繕う派です。
理由は、手持ちの靴下が1000円越えの高級(わたし的に)靴下か手編みの靴下しか持っていないから。
穴があいたくらいで手放すのはあまりにも惜しい。
しかも私はつま先に穴があきやすいときています。
手編みの靴下の良いところは、自分で作った物なので構造を理解しているから直しやすく、同じ毛糸を使えば補修跡が目立ちません。
少しの毛糸で補修できるので、半端毛糸の消化にも役立っています。
補修するのは少し手間だけれど、丁寧に物と向き合えることに喜びを感じています。
ただ私はちょっと、靴下を補修し過ぎてしまったかもしれません…。
ここまで補修する人はそういないんじゃないか?って思います。
実のところ靴下を直すというより、「余り毛糸を消化したい」「補修の練習をしたい」に目的がすり替わったようです。
そんな私の補修だらけの手編みソックスと、在庫毛糸の向き合い方についてお伝えします。
補修だらけの私の手編みソックス
春に靴下の断捨離をしました。
数が多かったし、修復しようのない難点があったからです。
難あり手編みソックスは処分済み
私の靴下の多くは自分で編んだものです。
昔は編み物好きとはいえ「靴下なんてわざわざ編むの!?」と思っていましたが、好奇心につられ挑戦してみると、見事はまってしまいました。
まだまだ精進が足りず、上手く編めないことや糸の選び方など課題はたくさんあります。
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手放した靴下は、手編みソックスの最難関「ゴム口がずれてくる」問題がありました。
履き口の作り目(つま先から編んだ場合は止め方)の方法を変えたり、ゴムカタンを通したり工夫をしてみましたが、どうにもずれてきます。
コットンやリネンの糸を使ったので、ウールよりも糸自体のテンションが少ないこともずれやすい理由かなと推測しています。
履いていてもすぐにずれてストレスになるから、手放すことにしました…。
数が多く減らす必要があったので良い判断だったと思っています。
残った靴下は補修の練習に
残した手編み靴下はアクリル混のウール素材×3足。
靴下専用毛糸「ソックヤーン」ではありませんが、ソックスを編むにはまぁまぁ適しています。
手放した靴下みたいにズレて仕方ないということはありません。
大満足ではありませんが、及第点はとっている感じです。
実は残した靴下もあまり気に入っていなくて、「いつまで履くことになるんだろう」なんて考えていました。
早く処分して憧れのソックヤーンで理想の靴下を編みたいと思っていました。
そんな私の気持ちが伝わってしまったのでしょうか。
数が減ることで履きこむ回数が増えたこともあり、傷みが目立ってきました。
春の時点ではまだまだ履ける感じがしたのに、毛糸がやせてきて今にも破けそうになってきました。
夏は裸足のことが多くあまり履いていなかったはずなのになぁ…。
今破かれても、急にソックスは編めません。
使ってしまいたい半端毛糸があるので、補修することにしました。
この手編みの靴下自体は手直ししてまで履きたいと考えていません。
ただ、いずれお気に入りの靴下を手に入れたときは補修しながら丁寧に履きたいという思いがあります。
ソックヤーンは今ある手編みのソックスより細い糸で編むことになります。
補修するのも難易度があがります。
今の手編みソックスは丁度良い練習台になると考えたのです。
そして補修だらけの靴下が出来上がりました。
ちょっと人前では履きにくい恥ずかしい靴下になってしまいましたね。
人前で靴を脱ぐときは、別の既製品の靴下(2足)を履くようにしています。
傷みやすい箇所の確認
何度と直して分かったことがあります。
靴下には傷みやすい箇所が決まっています。
まず最初に傷み始めるのが「踵」部分です。
次に「つま先」、「つま先の付け根の膨らんあたり」の順になります。
傷み方は人それぞれ違うかもしれませんね。
私の場合は、です。
既製品の靴下で踵が傷むまで履くことは稀です。
そのくらい私の靴下は先につま先がダメになってしまいました。
既製品の靴下も繕っていましたが、つま先ばかり補修してどうにもならなくなると処分します。
踵が傷むほど履きこめません。
手編みの靴下はゆったりとフィットしているからでしょうか。
つま先は遅れて傷むようです。
私にとっては既製品の靴下より手編みソックスの方が長持ちします。
この靴下は同時期に仕上げましたが、履き方にムラがあったので傷み方に差が出ています。
最も傷んでいる靴下はすでに「踵・つま先・付け根の膨らみ」と補修済みです。
次に傷んでいる靴下は「踵・つま先」に補修がしてあります。
このつま先部分は爪が当たって切れかけてしまっていました。
一番傷んでいない靴下は先日「踵」を直したばかりです。
まだ補修はしていませんが、つま先や付け根の部分は早いうちに直す必要がありそうです。
おわかりいただけるでしょうか。
毛糸がやせてきています。
足の甲の部分と比べると、編み地に隙間ができています。
今はまだ大丈夫ですが、靴下は破れてからより破れる前の方が断然補修が楽なので、時間を見つけて直しておこうと思います。
補修は同じ毛糸を使ったところはやはり目立ちにくいです。
もう同じ毛糸は使い切ってしまったので、別の生成りの糸を使用しています。
少し目立つので、傷んだところだけでなく、思い切って足裏や踵全体に補修した方がデザイン的に良かったかもしれません。
毛糸在庫は使いきれる量だけ持つ
編み物をするとどうしても溜まってきてしまうのが、残り毛糸。
毛糸があまりないうちは半端毛糸さえ愛おしくて、眺めているだけでも楽しめました。
数が増えると収納がかさばり、悩みの種になってしまいました。
欲望のままに買いあさってしまった毛糸も含めると収納スペースは大変なことになりました。
手放そうと決意しました。
ボランティアニットで使える純毛の毛糸はボランティアニットに参加して消費しました。
関連記事→不要な毛糸を役立てられる。ボランティアニットに参加しています。
ボランティアニットに適さないけれど綺麗な残り毛糸___12玉買ったけれど11玉しか使わなくて残った1玉などは、まとめてメルカリで格安に出品しました。
「一度在庫を整理しよう」
固く誓った甲斐があって現在の在庫毛糸はすっかり少なくなってきました。
残っている在庫毛糸です。
これにあとお気に入りのショールの直し分の毛糸があります。
着分毛糸はありません。
新品の中細の毛糸が1玉。
他いろいろな作品を編んだ後のわずかな残り毛糸です。
使い道は決まっていて、黒の新品毛糸(50g)はパンプスインのソックス用です。
先日発送したボランティアニットで余った黄色の毛糸(15g足らず)は、思い入れがあるので、極ちいさな小物か編みぐるみを編む予定です。
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あとのほんと半端な捨てても良いでしょと思われる余り毛糸は靴下の補修に使います。
このぐらいの量だと、秋冬にたっぷり手編み靴下+猪谷ソックスを履きこんで、シーズン終わりに丁寧に補修したら、ぐっと少なくなるでしょう。
大のお気に入りの猪谷ソックス(超防寒手編みソックス)は既にこんなに補修した跡があります。
…猪谷ソックスはもともと余り毛糸の寄せ集めで作った作品です。
とっても暖かくて、お金がかかってなくて大満足です。
関連記事→【猪谷靴下】手編みの靴下の暖かさ!スローライフにオススメ防寒靴下
来シーズン靴下を補修しながら履きこめば、半端毛糸は使いきれそうです。
補修だらけの靴下も、処分対象になるくらいでしょうか。
持ちモノを減らして、ようやく半端毛糸を消化することができました。
編み物の趣味は続行中なので、今後毛糸が無駄に増えないように目を光らせておく必要があります。
- セールだからと安易に買わない。
- 作品を仕上げるまで次の毛糸を買わない。
- 余った毛糸は手放すなり消化するなりして、一定量を越えて持たない。
マイルールを決めて自制します。
今ぐらい毛糸を買うことを控えていると、余り毛糸は靴下の補修で消化できそうな感じです。
このペースを守っていきたいです。
…欲しい毛糸はいっぱいあるんですけどね。
手間をかけると愛しくなる
編み物が大好きで、毎晩編み物本や編み図、ネットで毛糸を見ていました。
今は変わらず編み物は好きですが、ずっと落ち着いてきました。
たくさん編んでも身一つでそんなに着られないことが分かったからです。
着ない服を作るなんて切ないです。
だからでしょうか、編んでも編んでもちっとも満足できなかった…。
「毛糸を買う機会」「編む機会」はぐっと減りましたが、以前よりもずっと充実しています。
手間で面倒とも思える靴下の補修も楽しめるようになりました。
気に入ってなかった手編みの靴下3足も、補修を繰り返し、どんどん愛着が出てきました。
愛しさって手間で育まれるのかな、なんて思ったりしました。
モノを減らすこと、あるものを活かすこと、モノを使いきることが私に欠けていたものを満たしてくれたようです。
追記
一番傷みの少なかった靴下に穴が空いてしまいました。
前もって補修することの大切さを痛感。
何とか無事補修することに成功できました。ほっ。
追記の追記
傷みが目立ってきたので、編み直して補修しました!