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2017年ボランティアニット終盤戦!トラブルありつつも何とか完成!

ボランティアニット2017
ボランティアニット終了

「世界の子どもたちに編み物作品を贈ろう」プロジェクトは

・希望する地域において安全に輸送するためのリスク

・衣料物資としての手編み作品のニーズ減少

以上のことから、2021年分をもって活動終了となりました。

9月下旬からようやくとりかかったボランティアニット。
帽子やマフラーだと余裕をもって仕上げられるのですが、着分の毛糸があったので無謀にもセーターを作ることにしました。

10月10日には発送したいので、制作期間は約2週間。

何とか仕上げることができましたよ!!

セーター完成までの道のり

時間がないので、なるべく楽して早く仕上げられるように自分なりの工夫をして取りかかることにしました。

前回記事→2017年ボランティアニットにようやく着手!ま、間に合うかな!?

できるだけ輪編みで。身頃完成まで

とじ・はぎがないととても楽なので、輪で編めるところはなるべく輪で編んでいきます。

ちなみに私は独学で編み物をしているので編み方の説明は参考程度にとどめてください。

輪で編んでいるセーター

身頃は脇のところまではぐるぐる輪で編んでいきます。

脇の減らし目のところからは前後分かれて往復編みです。

まずは前身ごろ。
編み図では7目の伏せ目ですが、1目はとじ分です。
輪で編んだためもともと作っていないので、6目を伏せ止めます。

往復していくときは今までの輪編みと違い、裏から編むときに編み方が変わるので要注意です。
特にねじり目のところは裏編みでねじるのを忘れて普通に裏編みしてしまい、ほどいてやり直したりしてしまいました。

前身ごろ、後ろ身ごろを編んで肩はぎします。

毛糸、足りるかな?

次にネックのゴム編みを編んでも良いのですが、糸量に不安があるので袖を先に編むことにしました。

編み図は手づくりタウンにある無料編み図のMサイズを利用しています。
600g必要と書いてありますが、手持ちは500g着分(中細毛糸2本取り)しかありません。
糸長があるし、今までの経験から足りるだろうと判断して編み始めました。

「足りる…」と信じつつも、やはり不安です。
Sサイズなら確実に足りるのですが、糸が半端に残っしまいます。
ミニマリストなので、できればすっきりと糸を使い切りたい…。

Mサイズで編んでみて、足りなければ袖口や丸首のゴム編み部分を別糸で編めば良いと考えました。
本体だけなら糸量も十分足りるし、デザイン的にも問題ありませんからね。

そのためネックや袖口のゴム編みは後まわしにします。

袖も輪編みで

輪で編みたいし、極力とじはぎをしたくない私は、袖周りから直接目をとって編むことにしました。
身頃は下から上に編みましたが、袖は上から下に編んでいきます。

伏せ止めした6目左右と前後身頃から編み図通りの目数を拾います。

編み図を見ていただくと分かるのですが、伏せ止めしたところから拾った目は、本来は袖の横から拾う分です。
なので編み図に近づけるために約10段かけて6目+6目の12目を減らしていきます。

手編みセーターの脇の三角マチ

結果、こんな三角マチになりました。
三角マチのカタチはどこからどんなふうに減らし目をするかでカタチが違ってきます。
私のやり方はいかにも「三角マチを作りました」といったデザインです。

もともとゆったりな仕様の編み図ですが、三角マチがある分さらにゆとりのある仕上がりになります。

袖を編むとき約4玉(200g)の毛糸残量がありました。
袖口を編むときに片袖で2玉使い切らないと予想ができ、手持ちの糸量で足りると安心しました。

袖口のゴム編み止めは…

袖のゴム編み止めは針を使う止め方が一般的だと思います。

私はゴム編み止めが下手で着ているうちに伸び切ってしまうので、つま先から編む靴下の編み方で採用している「伸縮性のある止め方」をしました。

伸縮性のある止め方をした袖口

Jeny’s Surprisingly Stretchy Bind-offという方法です↓

ゴム編み止め部分がやや厚めに仕上がりますが、伸び縮みに問題ないので良いかなと思っています。
あと、普通の針を使うゴム編み止めより断然ほどきやすいです。
解体しやすい方が修復に便利だと思って。

輪編みもとじはぎがなく楽だという以外に、ほどきやすいメリットも感じています。

やばい!編み間違いに気づく

両袖完成目前にとんでもないミスに気づきました。

身頃の模様が間違っている…!

模様編みを間違ったセーター

分かりますでしょうか。
縄編みの方向が違ってます。

しょっちゅう確認していたのですが、最後の最後よく見ていなかったです。
肩はぎ前にちゃんと確認すれば良かった!

ボランティアニットに初めて挑戦したときは「私のような下手な人間が編んで良いのだろうか」と思ったものです。
ボランティアニットを続けてみて、下手さってあまり問題ないと気づきました。

気にかけるなら下手か上手いか(編み目が揃っているか)よりも、素材や色選びの方がニーズに合っていると感じました。
技術的な点で言えば、きちんととじはぎしていて簡単に破れたりしないことでしょうか。

でも、編み間違いは気になる!
目立たないかもしれないだけれど、何としても正しいデザインのセーターを着させてあげたい!!

肩はぎをほどいてやり直しました…。

間違いを修正したセーター

幸い袖まで解体せずに済んでよかったです。
ちょっと直し方が下手っぴですが「間違ってる」より許せます。

もうお気づきかもしれませんが、私はかなりドジっ子です。汗

編み物をはじめた頃はセーターを1枚編むのに2~3枚編めたんじゃないかっていうくらい失敗して編みほどいて完成させていたものです…。

超不器用な人間が、自分なりの「暮らしの美学」を追求して手しごとのある暮らしを実践しています。

丸首はダブルで仕上げる

ボランティアニットのセーターの特徴と言えば、丸首で襟をダブルに仕上げるところだと思います。

できればダブルで仕立ててほしい理由は手づくりタウンのホームページにも記載されています。

現地で作品がほつれたりしたときに、衿の糸をほどいて修理が出来るようにとダブルのデザインになっています。ダブルであればゴム編み止めではなく簡単にほどける仕上げができ、ダブルの分を修理用の糸として使用できるからです。

手づくりタウンHP

編み図をみていても思うのですが、本当によく考えられているなと感心しきりです。

多くの人に編んで欲しいから、なるべく簡単に編めるもの。
ただのメリヤス編みだけだと技術の粗が出やすいし、編んでいて飽きも出やすいから、要所に縄編を取り入れたデザイン。
模様編みを入れることでただ見た目が美しくなるだけでなく、より毛糸量が必要になり___つまりより暖かいセーターになる。

編みものに慣れている人には物足りないかもしれませんが、ボランティアニットとしては秀逸なデザインだなぁと思います。

ダブル襟は指定の高さまで編み進めたら、緩く伏せ止めし、裏側をへし折り襟ぐりにまつりつけます。

私は少し自分流のアレンジで止めつけました。

ダブルの襟元

説明すると難しいのですが、ゴム編み終わりに伏せ止めせずに、止めつける箇所の目を拾いながら一緒に伏せ止めする感じです。

ほんの少し厚みがでるかもですが気にならない程度だし、よりほどきやすいと思います。

このダブルの方法は手袋などで私はよく使っています。

2017年ボランティアニットも無事発送へ

2017年のボランティアニット

今回のボランティアニットは時間がなかったのでバタバタと仕上げることになりました。

最後は休みの日にずっと編んでました。
集中すれば子どものセーターくらい2週間で編みあげることは可能とわかったものの、自分のペースを考えると今度はゆっくり用意しようと思いました。

実はかなりの思い入れのある毛糸なので、大切に着てくれたら本当に嬉しい。
着てくれる人がいることにこの上ない喜びを感じています。

あとは金券を用意して、メッセージカードを添えて、期間に間に合うように発送します。

ちなみに子どものMサイズセーター、なんとかぎりぎり60サイズに収まりそうです。

私の在庫毛糸は今回の毛糸で着分は全てなくなりました。
もう残っているのは1玉とか、靴下の補修に使おうと思っているわずかな半端毛糸だけ。

来年は試してみたい毛糸を新しく購入するか、人に編んだカーディガンがあるんだけれど全く着てくれないので回収して解体して編み直すかしようと思います。

過剰にあった在庫毛糸は、純毛の毛糸が多かったのでほぼボランティアニットに費やしました。

最初は不要毛糸の整理ではじめたボランティアニット。
毛糸の片も付いたので、これからはゆっくり自分のペースで続けていこうと思います。

昔は「足りない、足りない」と思って、いくら買っても満たされなかった毛糸買いたい欲が、人に与えることで落ち着いてきたなんて不思議なですね。

誰かのためにするボランティア活動。
何かができることに救われているのはむしろ私自身だと感じました。

関連記事→不要な毛糸を役立てられる。ボランティアニットに参加しています。

使用した編み針