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【断捨離】タートルネックは必要ないかな

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まだまだ寒い日が続きますが、お世話になった冬服の点検をしています。
もうじき月に1度の古着回収があります。
春が始まる前にすっきりさせたい。

勢いづいた断捨離で、以前だったら残していた「使える服」さえ、「(わざわざ)持たなくていい服」と判断し、手放せるようになりました。

今回手放したのは、冬の定番アイテムのタートルネックです。

タートルネックセーターへの憧れ

タートルネックって持つべきアイテム?

昔、服をあまり持っていなかった頃、ワードローブに定番アイテムのタートルネックは持っていませんでした。

首が詰まるデザインが好きでなかったし、無駄なアイテムと分かっていたからでしょう。

タートルネックセーターは暖かいと言われますが、防寒上必要ありません。
タートルネックでなくても寒さは十分しのげます。
普通の丸首のセーターでもインナーにシャツやブラウスを着込めば、十分暖かいです。
スカーフを巻くなどの工夫もあります。
スカーフを侮ることなかれ、あんな薄いものですが首元に1枚巻いているだけでものすごく暖かいです。おまけに着脱が簡単です。

タートルネックセーターは収納スペースをとるし、着られる季節が限定されます。
首元は汚れやすいのに、セーターは洗いにくい。
管理に手間がかかるアイテムです。
タートルネックは無駄なアイテムなのです。

…ただ、とてもおしゃれにみえるアイテムです。

タートルネックセーターで素敵にみえるかな

学校を卒業して、久しぶりに友人と会いました。
その子が黒のタートルネックセーターをとても素敵に着こなしていました。

私の目はくぎ付けになりました。
今まで興味がなかったタートルネックセーターが途端に素敵アイテムにみえました。

ファッション誌でもタートルネックセーターのコーディネートはよく特集されていますよね。
「グレーのリブのタートルネックセーターは使いまわし度NO.1…」とか。

使えるアイテムを持っていないなんて!

タートルネックセーター解禁

ユニクロで白のタートルネックセーターを1着購入しました。

これでおしゃれになれる!と意気込んだものの、
なぜかあまり出番がありません。
白だから汚さないようにと、ためらっていたのかもしれませんが、気に入っているわりに手が伸びないのです。

リブが似合わないのかな。(細くは見えるけど)
白が似合わないのかな。(顔映りはよく見えるけど)
サイズ感が良くないのかも(Lサイズを購入したら少し大きかった)

着れば素敵風にみえるのですが、しっくりしません。
気にしないふりもできるけれど、違和感がありました。
何がいけないのだろう。
初めて購入したタートルネックセーターは、期待はずれの「使えない」アイテムでした。

丸顔厳禁?タートルネックが似合わない

どうしてみんなが「使える」アイテムを、私は使いこなすことができなかったのでしょう。

考えてみたのですが、どうも顔の輪郭に問題があるように思いました。
お友達にすごい丸顔の子がいるため、自分では意識していませんでしたが、私もどうやら丸顔のようです。

丸顔にタートルネックは似合わないと感じました。

私が惹かれたタートルネックセーターを綺麗に着こなしていた友人は小顔タイプ。
ほっそりとした小顔タイプは何を着ても似合います。
…うらやましい。

丸顔がすべてのタートルネックがダメかというとそうではなくて、「あり」なタートルネックもあります。

タートルネックにも、デザインがたくさんあります。
ユニクロの定番でよくある首にピタリと沿い、長さのあるタートルネックは、私が一番似合わないデザインです。
購入した白のタートルネックセーターもこのデザインでした。

オフタートルネックはまぁまぁ着られます。
ただ、首回りにインパクト大なボリュームがあるため着回しが難しく、マキシマリスト時代の私でさえ「わざわざ持つことはないな」と判断し、早々に手放しました。
冬の衣類はかさばるため、「好き」でも「必要」でもなければ手放す方が賢明です。

首回りにゆとりがあって、ネックの高さが低いハイネックならば、私でも大丈夫なことが多いです。
シンプルで主張がないため着回しもしやすいです。
数を持ちたいなら重宝するでしょう。
ただ、より少なく持ちたい私にとっては、わざわざ選ぶ必要はありません。

タートルネックセーターを持たない暮らしはあり得るのだろうか?なんて思いつつも、数年前に断捨離しました。
捨てなければ良かったと思ったことは一度もありません。

薄手タートルネックカットソーを活用

便利で似合うタートルネック見つけた

タートルネックセーターは手放したものの、新たに見つけた薄手なタートルネックのカットソーは持ち続けていました。
トップスというよりインナーです。
ユニクロのヒートテックです。

やはり首回りに布一枚あるだけで暖かいし、それにタートルネックセーターより似合っていました。

私は肩幅が少しあるため、基本はMサイズですがLサイズを選ぶことが多々あります。
タートルネックセーターはLサイズを選び大きすぎて失敗しましたが、薄手タートルネックカットソーはLサイズで丁度よかったです。
決め手は首回りのゆとり。
Lを選べばだぼだぼとします。これが気に入りました。
ぴったりとしていると苦しいからと選んだのですが、丸顔の私はこのゆとりのあるネックデザインが、似合っていて良かったのかもしれません。
タートルネックセーターとは比べ物にならないほど、薄手タートルカットソーは活躍しました。

クルーネックやVネックのセーターの下に薄手のタートルネックカットソーを重ねれば、タートルネックセーターと同等かもしくはそれ以上に暖かく過ごせました。
重ねるセーターの厚みを変えれば長い期間着用できます。
この着こなしをとても気に入っていました。

少なく持つ暮らしを意識して、何枚かあった薄手タートルネックカットソーはたった1枚に減らしました。

薄手タートルネックカットソーはどうなる?

たくさんの服を手放しましたが、薄手のタートルネックカットソーは今冬も愛用していました。
来シーズンも同じものを用意しようと考えていました。
私の定番アイテムになると考えていました。

風向きが変わったのが今年のお正月。
年明け早々、私は体調を崩しました。

関連記事①→体調を崩した日のこと~シンプルライフを謳歌していたつもりだったけれど…~
関連記事②→持たなさ過ぎてもダメ。体調を崩して考え直すこれからの暮らし方

そのとき着ていたのがこのヒートテックインナーのタートルネックです。
体調を崩した私は体温調整機能が著しく狂っていました。
大量に発汗し、その後軽い低体温になりました。
ひどく具合が悪くなり、2度も吐いてしまいました。

ヒートテックは暖かくないなんて噂が流れていたりしますね。
尋常じゃないくらい汗をかいていたとき、ヒートテックインナーは確かに発熱していました。
私の体調の問題ですが、暑くて暑くて余計悪化しました。
脱いで少し楽になったくらいです。

ヒートテックは素晴らしい商品だと心から思っているのですが、私の体質には発熱素材が合わないと判断し、手放すことにしました。

薄手タートルネックカットソーはユニクロ以外でもたくさん売られています。
メーカーを変えて持つことも可能でしたが、「薄手タートルネックカットソー」をそもそも持たないことを選択しました。

理由はいくつかあります。
前述したように、まずタートルネック自体が大して似合わないから。
ユニクロヒートテックだと入手が容易ですが、発熱機能のないシンプルな薄手タートルネックカットソーを継続的に入手することが困難だから。
手作りすることも考えましたが、良く伸びる薄手生地は入手が難しく、縫製も難しいです。
苦心してまでタートルネックを持つことに情熱は持てません。

これで、私のタートルネックは全て手放したことになりました。

タートルネックなしで大丈夫?

なくても生きていけたのに、あったモノがなくなると不安に思ってしまうのは人の性でしょうか。

タートルネックカットソーは毎日の着こなしの土台でした。
服のパターンを変えることに勇気がいりました。
防寒面でも不安はありました。

…が、なくても過ごせました。

片づけを進めて、モノは以前より少なくなりましたが、「必要」と思いこんでいてもまだまだ手放せるものはありました。

たくさんの服を抱えていたときはあんなに「着る服がない」と思っていたのに、まさしく「着る服がない」くらい少なくなった今では「着る服がない」と思うことがありません。

友人に会うとき___
改まった席のとき___
活動的に動きまわるとき___

考えられるシチュエーションを想定したとき、着ていく服が「ある」のです。

不思議です。

服を減らして、服が「ある」と思えたとき、私は以前より自信を持つことができました。

少なく持つ暮らしで得られた、何よりの恩恵です。

既製品を頼る難しさ

そういえば、タートルネックセーターを買った頃、タートルネック以外は胸元のあいたローネックデザインが主流でした。
ネックラインはかなり流行が反映されます。
今は比較的詰まっているクルーネックが流行っていますね。
一昔前はTシャツもカットソーもセーターも胸元の開いたデザインばかりでした。
冬のセーターを買うなら、首元が詰まっているタートルネックか、下着が見えそうなほど開いているローネックかを選ぶしかありませんでした。
両極端なデザインです。
それで胸元が開いた服よりかは…とタートルネックセーターに手を出した理由もあるかもしれません。

流行の形しか置いてないお店は本当に買い物がし辛いです。
ほとんどのお店が流行のモノしか置いていません。
すぐに飽きられる即物的なものを売る方が儲かるからでしょうか。
今では私のワードローブのほとんどが手作り品です。
作るのは手間ですが、それでも自分が欲しい素材・色・サイズ・デザインが既製品より簡単に入手できると思っています。

本来洋服屋さんは、Tシャツだとサイズや色展開が豊富なことに加え、クルーネック、Vネック、Uネックとデザイン違いが常に揃っていることが理想です。
ネックラインは印象を大きく左右するため、選べる環境が整っていると有難いです。
こんな「定番品」のあるお店はよほどの高価なブランドショップか、ユニクロ、無印良品くらいでしょうか。
シンプルな暮らしを求める人がこぞってユニクロや無印良品を買う理由もうなずけます。

自由に買い物を楽しんでいるようで、実は限定された不自由な選択だったりします。
合わないモノを仕方なく買うことに無意識になってしまっているのではないでしょうか。

既製品を頼ることは便利ですが、それだけです。
本当に必要なものを求めたとき、既製品だけで完結するのは難しいように思います。
個人的にはもう少し気軽にオーダーメイドできる環境の方が、モノを無駄にすることもなく自分にあったモノが手に入り、幸福値が高まると思っているのですが。

定番アイテムこそ本当に必要か疑ってみる

先日定番アイテムといわれている白シャツを手放しました。
確かに使えるし、持っていてもいいアイテムでしたが「(わざわざ)持たなくていい服」でもありました。

世間で言われている「定番」は既製品的価値観に過ぎず、みんなが持っている「定番アイテム」こそ、本当に持つべきものか一度疑ってみることが大切です。
既製品的価値観は、自分のためでなく他の誰かの便利のためかもしれません。

自分軸を取り戻しましょう。

少なく持つことを決意すれば、本当に必要なものを見抜く目が養われます。

本当に必要なものは世間が決めた「定番アイテム」でないことは多々あります。