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服を少なくするには、すべてのアイテムが1軍であることが大切です。
1軍アイテムとは、必要な服であり似合う服です。
必要な服は分かりやすいのですが(なんでも必要と思いこんでしまう落とし穴はありますが)、似合う服を見極めるのは難しい。
似合う服は、色、素材、シルエットなど、考える要素が複雑にあります。
そして何より、自分をよく知り、なりたい自分をきちんと思い描くことが大切です。
一朝一夕には身につきません。
今回はより簡単に「似合う」が見つかりやすいネックラインのデザインを絞ることを提案してみます。
似合うを左右するネックライン
実はネックラインは、印象を決める大きな要素です。
あるスタイリストさんが、複数の色のセーターを持つより同じ色でネックラインを変えて持つ方が使いやすいと提案されていました。
例えばグレーのクルーネック、Vネック、タートルネックなど。
色は印象を大きく決める要素。
あれもこれもと手を出すと、他のアイテムと合わせることが難しくなります。
たったひとつのアイテムしか合わせることができないトップス、
ボトムスなどがでてきてしまい、服の数は増える一方。
せっかくあるからと、合わないアイテムと合わせてしまうと
ちぐはぐな装いになってしまいます。
これを「散らかったクローゼット」と呼ぶ人もいます。
色を絞り、印象の違いをネックラインにゆだねたら、簡単におしゃれが叶えられるのです。
少なく持つなら、ネックラインさえも絞ります。
例えばクルーネックを選べば他のアイテム、タートルネックやVネックは手放します。
似合うネックラインをさがしてみる
では理想のネックラインについて考えていきます。
ちなみに私はやや丸みがかった輪郭をしています。
私が似合うネックライン
私が自覚している似合うネックラインは、浅いVネックとクルーネックです。
Vネックは浅いことがポイントです。
よく着るセーターがこの形です。
開襟ブラウスも小さなVになっていますね。
正直、開襟デザインをみたとき「ださい」と思ってしまいました。
古い印象も感じました。
去年、ワンピースを作りましたが、そのひとつが開襟のシャツワンピースでした。
開襟に難を感じながら、シャツワンピースに挑戦したくて作ってみたのです。
着てみると、似合ったんです。びっくりするくらい。
古いと感じたデザインもレトロ可愛い印象です。
すっと縦に開いたネックラインは丸い顔をシュッと見せる効果があるようです。
クルーネックは、似合うラインと、似合わないラインがあります。
クルーネックのニットのワンピースを持っています。
今まではこのワンピのインナーに薄手タートルネックを着ていましたが、先日手放しました。
その後は外から見えないインナーを重ねてワンピースを着るようになりました。
ワンピースのクルーネックのラインがはっきり分かるようになったのですが、
それがとても似合っているのです。
絶妙なネックラインで、自分でも驚きました。
私には、鎖骨がみえるかみえないかのクルーネックラインが良いようです。
似合わない形もあります。
なんとなく横に広がったクルーネックは顔の丸さが強調され似合わないな、と思っています。
詰まり過ぎたネックラインも似合わないというわけではありませんが、
惜しい感じがあります。
もう少し開きがほしいような。
クルーネックは範囲が広いので、クルーネックだからOKではなく、
ほんの数センチ数ミリの違いをよくみて選ぶことが大切です。
私は着る服のほとんどを手作りしています。
自分に合うネックラインを模索し、ベストなパターンを導き出したいです。
わたしが似合わないネックライン
私が似合わないのは、タートルネック、Uネックや深めVネックです。
首元が詰まったデザインと、襟ぐりが大きい胸元の開いたデザインが似合いません。
タートルネックが似合わないことは過去記事にまとめました。
関連記事→【断捨離】タートルネックは必要ないかな
丸みのある顔にタートルネックは似合いません。
暖かくて便利なのですが、すっかり手放すことに決めました。
襟ぐりの大きい服は本当に似合いません。
家族からも、少しでも開いた服を着ようものなら大ブーイングです。
少しでも、ですよ。
私が着た程度の胸元の開いた服は、ごく一般的に他の人は着ています。
服を作るときは、ネックラインをものすごく気にかけます。
簡単に作れる服は、ネックラインの開いた服が多いです。
詰まっているとあきの工夫をする必要があるからです。
難易度が上がってしまうため、かぶりで着脱できるあきの大きな服が多いのでしょう。
そのため、簡単に作れると謳った洋裁本にはほとんど手を出さないくらいです。
何度もモデルさんのネックラインを確認し、大丈夫だと思って作ってみるのですが、仕上がって着てみると、予想以上に胸元が開いていたりします。
同じように作っているはずなのですが。
…別段痩せた人間ではないのですが、胸元の肉付きが他の人より薄いのかもしれません。
最近では、モデルさんだけでなく型紙のラインを細かくチェックするようにしています。
同じデザインでも、私が着ると胸元が大きく開いてみえること、
胸元が開いたデザインが全く似合わないことから、手を出さないようにしています。
今の流行は、少し詰まったネックラインですね。
ファッション難民だった頃、胸元の開いたデザインが流行っていて服選びに苦労しました。
今は既製品に頼ることは少ないのですが、流行している分、型紙も豊富にあります。
ファッションと自分のテイストが重なると楽ですね。
似合わないネックラインは持たないと決めれば、服選びが楽になります。
似合うネックラインは分かりやすい
似合うネックラインを決める要素は
- 輪郭のかたち
- 首の長さ
- デコルテの肉付き、肩幅
などから導き出せるように感じます。
バランスの問題なので、丸顔だから○○が良いと安直に決まりませんが、
似合うかもしれないひとつの目安になります。
ネックラインの良いところは、「似合う」が分かりやすいことです。
人に聞いても参考になる見解が得られやすいです。
服について人から意見を聞くと、失敗することがあります。
アドバイスする側の
「こういう服が好き(こういう服を着てほしい)」
という考えが反映されがちだからです。
アドバイスを求めた人そのものをよく見ていないんですね。
その点ネックラインは大きく印象を変える要素なのに、気にかけていない人が多く、
似合わないネックラインを着ていると「なんか違う」程度。
まれに私のように手厳しい意見を浴びせられることもありますが…。
似合うネックラインを着たら「素敵だね」と言われても、
「ネックラインが素晴らしい」と言われることは、ほぼありません。
無心になって良いか悪いかの判断をしてくれます。
そんな判断は的を射ているものです。
誰かに聞かなくても、写真でみても判断しやすいです。
私も、胸元の開いた服(それしか売られていなかったから着ただけの服)は写真で気づきました。
ものすごく貧相に写っていて、「これで外を出歩いていたのか!」と思ったほどです。
顔周りに近いアイテムほど、似合うモノは分かりやすいのです。
色やテイストは、見慣れてしまい「似合うかも」と思いこんだりしますが、
ネックラインは考えていなかったりする分、シビアに判断が下せます。
「似合う」を選べないシーンもある
似合うネックラインを決めても、選んだデザインがシチュエーションによっては相応しくないことがあります。
例えば、喪服。
いくら胸元が開いた服が似合っても、ある程度は閉じていた方が良いです。
「似合う」よりも「必要」を優先すると理解しておきます。
「似合う」にこだわらない方法もあり
似合っていてもいなくても、首回りは敏感なので
個人の生理的な問題が大きく関わってきます。
タートルネックは首がチクチクするから無理。
胸元の開いた服は、下着がみえるから嫌___など、主観で選ぶ判断もありです。
「必要な服」「似合う服」を基準に選べば、素敵なワードローブが構築されますが、
別に「似合う」にこだわらなくても良いのです。
ちなみに私はボートネックを着ません。
似合うか似合わないかはわかりません。
下着が見えないよう配慮が必要だし、特に好きなデザインでもないため、
初めから候補から外しています。
ネックラインとは少し異なるかもしれませんが、私はパーカーが好きではありません。
ただ、デニム同様着てるとおしゃれにみえます。
今まで仕方なく持っていましたが、いずれなくそうと思っています。
スタンドタイプやブルゾンのようなへちま襟の方が好きなので、
次はそんなデザインを選ぶつもりです。
多分フードの生地の分量、無駄な重さが気になって邪魔に感じているのでしょう。
似合う似合わないでなく、おしゃれかどうかでもなく、ただのこだわりですね。
選ぶ基準を決めると、モノを減らせる
大事なのは、数多ある服の中から「自分に合う服」を選び出すこと。
少ない服で暮らすには、その精査はとても厳しくなります。
選ぶ服の条件を絞っていき、何を着ないのかを決断します。
色を絞ると、おしゃれなワードローブを築きやすくなります。
ただ、色を絞るのはとても勇気がいります。
「色を決める」とは「自分が何者になりたいのか」を決断することになりますから。
その点ネックラインを決めることは、簡単です。
こだわりがあれば貫き、なければ選択肢から外していきます。
これで大半の服が着ない服になります。
ネックラインのデザインによって必要だったアイテム(キャミソールなど)も減らせます。
選ぶ服が格段に少なくなるのです。
選択肢が少ないことに不自由を感じるかもしれませんが、
自分に合わないモノがたくさんあっても仕方ありません。
服を買うとき、
ワードローブを片づけるとき、
ネックラインに注目してみてはいかがでしょうか。