部屋着を持たない暮らし

現在、私は部屋着を持っていません。

家にいるときも、外へ出るときも同じ格好をしています。

分けて持たないことにより、よりすっきりとしたクローゼットと、
行動スタイルを手に入れることができました。

部屋着を持っていた頃

たくさんの服を持っていた頃は、お出かけ着と部屋着を分けていました。

部屋着と言っても私の場合は、スウェットパンツやかわいらしいルームウェアではありません。
外に着ていけるデザインの着心地の良いカジュアルな服です。
柔らかいコットンのカットソーにチノパンのような装いです。

お出かけ着は改まった服だけではありません。
普段はカジュアルでよい暮らしをしているので、部屋着よりファッション性を追求した、
やはりカジュアルな服です。

おしゃれなカジュアル服を着て出かけ、家に帰ればリラックスできるカジュアルな服に着替えていました。
さらに寝る前は、パジャマに着替えていました。

収納が大変

おしゃれ着がたくさんあったことは言うまでもありませんが、部屋着もたくさんありました。

  • 夏  トップス 3~4枚 ボトムス 2枚 羽織物 2枚
  • 春・秋 トップス 2枚 ボトムス 2枚 羽織物 2枚
  • 冬  トップス 2枚 ボトムス 2枚 羽織物 2枚

洗い替えの分までちゃんと用意していました。
洗濯が間に合わなければ、おしゃれ着かパジャマを着ればいいなんて発想はありませんでした。
シーンごとに不足がないようにしていたのです。

お出かけ着・部屋着・寝巻と、一日に何度も着替える暮らしをしていれば、
衣類は嵩張り、洗濯ものが増え、管理が大変です。

部屋着は節約になる?

部屋着を持つことは節約になると考えていました。

部屋着は安いものを、お出かけ着は見栄えをよくするために高いものを買いました。
使い分けて着れば長持ちします。
お出かけ着を丁重に扱うことは節約になると考えていました。

お気に入りの服は傷ませないようにあまり着ません。
クリーニングが必要な服はクリーニング代を節約するために、なるべく着ないようにしました。
似合わなかった服を、タンスの肥やしにしました。
とっておきの服を、ようやく着ようと思ったら気分じゃなくなっていたことがありました。買ってから数年が経っていました。

お出かけ着をふだん着におろそうと考えましたが、失敗しました。
家でくつろぐには装飾が過剰です。
繊細な素材は手入れも大変です。
シルエットがぴったりし過ぎていることや化繊が気になってリラックスできないからです。

その後の断捨離で、これらほとんどの服を手放しました。

 

唯一成功した節約術は、部屋着を長く、ボロボロになるまで着続けていたことでしょうか。
元々の価格が安いため、大した成果にはなっていません。

暮らしが制限される

私は出不精な人間です。
外へ出るのにわざわざ着替えをしていれば、おっくうになって、ますます外へ出なくなります。

家にいても、配達など何かと訪問客が来て対応することがあります。
その度に慌てて着替えるか、よれた服のまま気まずい顔で人前に出るかをしなければなりません。

部屋着を無くしてみる

部屋着にお金をかけてはいけないという考えがありました。

無駄遣いをしているくせに、「もったいない精神」を体現しているかのようにボロを身にまとっていました。

「もう少し良い服を着てもいいんじゃないか?」と思いはじめました。

高級服とはいわずとも、せめて状態の良い服を着よう。

今でこそ当然とばかりに着用していますが、最初は緊張しました。
新品のユニクロのTシャツを部屋着にしたときでさえ、贅沢ではないかと思ったほどです。

部屋着が格上げされたことで、おしゃれ着を分けて持つ必要がなくなりました。

部屋着を持たない工夫

お出かけ着と部屋着は同じカジュアルでも属性が違います。
共通して持つのであれば工夫をする必要があります。

  • なるべく天然素材の服を選ぶ
  • 締め付けすぎない、着心地の良い服を選ぶ
  • 買い替えサイクルを早める

お出かけ着であればさして気にしませんが、部屋着と共有するなら素材を考えます。
私は敏感肌ではないのですが、化学繊維より天然繊維の方が、あたりが柔らかくて気持ちがいいです。
コットンやリネンを選べば、手入れも楽です。

100%天然繊維が望ましいのですが、少しくらいならポリウレタンやナイロンなどが混紡していても良しとしています。
肌に直接触れないアウターなどはポリエステル素材を選ぶことがあります。
機能性を重視し、臨機応変に対応しています。

 

くつろげるように、締め付け過ぎない服を選ぶのもポイントです。
とはいえ、これはさじ加減が大切です。あまりにも緩すぎる服を着ていれば、生活や体型までルーズになりそうです。
苦しくもないけど、緩すぎないアイテムを探します。

例えばデニム。
おしゃれなカジュアルとして定番アイテムですが、実はあまり好きではありません。
デニム生地の硬くて重いのが苦手で、帰宅後すぐに脱いでいました。
持っていてもほとんど着ることがなく、せいぜい年に10回ほど。
それでも便利なアイテムで、今日のコーディネートはデニムでなければ決まらなかったということが多々ありました。
部屋着を無くせば、デニムを一日中履くことになりますが、それは耐えれません。

そこで見つけたのが、ジャージーデニムです。
コンセプト通り、見た目はジーンズ、履き心地はジャージです。
とても楽で、これなら一日履いていられます。
少し値段はしましたが、元が取れるくらい履き倒せば無問題。
とても気に入りました。

 

お出かけ着でもあるので、人前に出て恥ずかしいなと思う程度に傷んできたら、処分を考えます。
以前は、ボロボロになるまで部屋着を着ていたので、もったいないと思うときもあります。しかし、服を手に取るたび、

「これは外に着ていけるかな」。
「今日は出かけないから傷んでる服を着よう」。
「あと何回くらい着られるかな」。

なんて考えていたら煩雑過ぎます。
シンプルな判断基準を設けて管理を楽にします。

 

 

実際のところ、このやり方はもったいないどころか節約になっていると考えてます。

服は着こなしてこそ自分のものになります。
少ない服で、お出かけ着と部屋着を共通していれば、かなり着込むことになります。

いつもお気に入りの服を着ていれば、次に買う欲しい服や必要な服が明確になります。
後生大事にお気に入りの服をしまいこんでいれば、経験値が足りません。

いざ着ようとしたら、経年劣化していたり、流行が過ぎていたりします。
新たに服を買うときも、着こなせなかった分、判断が鈍り、
買い物で失敗するリスクが高くなるでしょう。

あるものを活かすことが節約の基本です。

部屋着を持たない暮らしをして

近頃は、物を減らしたあとの足していく暮らしを考えるようになりました。

部屋着を持たないことはシンプルですが、外へ着ていく服だけを持てば、すべて人目を意識した服になります。
もちろん人目を気にしない人もいるでしょうし、限られた条件の中でお気に入りを見つけて満足する人もいるでしょう。

衣服は必需品ですが、楽しむためだけの服があってもいいと思うのです。

着ているだけで気分が上がる服。
誰かにとってはこれが部屋着かもしれませんし、フリフリの服やコスプレ衣装かもしれません。

このようなゆとりに気付かせてくれたのも、シンプルライフにしたおかげです。
物を減らすことは目的ではなく、ツールなのです。

効率を重視するために部屋着を無くしましたが、
今後、遊び心のある服を持つかもしれませんね。

自分らしい暮らしはここからはじまるのです。

 

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