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今朝、事件が起こりました。
母がいつものように買い物に行こうとしたとき、いつもと違う靴を履いていきました。
家を出て間もなく、「きゃー」と私を呼ぶ声が。
「これは、何!?」
虫でも出たのかと思いましたが、
なんと
靴底が崩壊していたのです‼
母の履いた靴は、しまいこんでいた古い靴でした。
数歩、歩く間もなく、靴が崩れてしまったのです。
靴底の経年劣化です。
もったいないなんて言って、たくさんのモノを抱えている場合じゃないです。
今すぐ処分して下さい!
靴のソールが崩れた
なかなか衝撃的な画像です。
触るとボロボロと砂のように崩れます。
崩れた底のかけら。誰が靴底がこんな風になると想像できたでしょうか。
玄関が散らかってしまいました…。
なぜ靴がこのように崩れてしまったのか。
それはポリウレタン底の経年劣化によるものです。
経年劣化するポリウレタン
現在普及している靴底の種類にポリウレタン底があります。
ポリウレタン底はその名の通りポリウレタンでできています。
ポリウレタンの靴底は従来の合成ゴム底に比べて軽く、クッション性があり、磨耗しにくい特徴があります。
ポリウレタンは衣類に使えば伸縮性をもたせたり、生地に特殊なコーティングを施したりすることができます。
ストレッチパンツなどお手持ちの服でも、素材表示で確認ができると思います。
日常によく使われているポリウレタンですが、実は経年劣化します。
使う、使わずに関わらず、いずれ劣化していくのです。
合皮もポリウレタン
以前私は過去記事で、合皮について警告をしていました。
合皮もポリウレタンでできています。
関連記事→お得なのは高い靴?安い靴?合皮の警告!靴の断捨離バレエシューズ編
セールで安い合皮の靴を購入し、1年ほど保管してから履き始めました。
それなりのメーカーで品質は確かです。
履き始めてしばらくすると、突然表面がボロボロと崩れてきたのです。
到底履ける状態ではありません。
当初は安く買えたと得意になっていましたが、結局は損をしていたのです。
合皮は経年劣化する。
以来、合皮靴は徹底的に履きこみ、履きつぶすことを心がけるようにしていました。
経年劣化することを理解して
私は失敗したため意識していましたが、ポリウレタンが経年劣化する事実は一般的でないようですね。
何度でも言います。
ポリウレタンは劣化します。
靴の表面の合皮が劣化する程度であれば見た目だけの問題ですが、
靴底が劣化すると崩壊し、転倒の恐れがあり大変危険です。
見た目は綺麗で新品でも劣化している可能性大
母は運が良いです。
家を出てすぐに靴が崩壊したのですから。
ドアを開けてトットッと歩いた程度なので、スピードだって出ていません。
違和感を感じ、ドアに捕まることもできました。
靴が沈む感覚があったそうです。
通常の歩行スピードだったら、すごく危なかったと思います。
転倒して大きな事故になっていたかもしれません。
外出先で靴が崩壊すれば、帰ることさえ困難です。
見た目に分からない経年劣化
実はこの靴、亡くなったばかりの祖母の遺品です。
状態が良くてサイズが合ったため、母が引き取ったのです。
底を見ると、ほぼ新品状態なのがお分かり頂けるでしょうか。
祖母の晩年は車椅子生活だったので、靴を買ったものの履く機会があまりなかったのでしょう。
ボロボロだから崩れたのではありません。
見た目は綺麗でも、急に崩壊することがあるのが、ポリウレタンの怖いところです。
古い靴は処分がベスト
母が祖母の遺品を持ち帰ったとき、私はあまり良い気はしませんでした。
母にはすでに十分な靴があります。
モノが増えますし、古い靴の危険性は理解していたからです。
一応母にもきちんと伝えていましたが、あまり頭には入っていなかったようです。
だって綺麗だし、捨てるにはもったいなく思うのも無理はありません。
目に見えなくても、経年劣化しています。
いつのものか分からない古い靴は、処分するのが賢明です。
母もようやく理解してくれました。
今すぐ確認して!いつ誰に起こってもおかしくない
ポリウレタンは、靴底と本体をつなぐ接着剤にも使われています。
ここのポリウレタンが劣化してしまうと、ソールが剥がれてしまいます。
靴底の崩壊は衝撃的かもしれませんが、ソール剥がれなら思い当たる節があるのではないでしょうか。
あれも経年劣化が考えられます。
靴の寿命は思っているより短い
靴の寿命は履いても履かなくても持って5年。
できれば数年以内に買い替えるのがベターです。
ポリウレタンの寿命は製造後数年以内です。
ポリウレタンが作られてから、です。
お店に並んでいる商品は、作られてから既にしばらく経っています。
セール品であればなおのこと、残された寿命はさらに短くなっているでしょう。
バーゲン品が本当にお得なのか考え直す必要がありますね。
長持ちする靴もある
たまに靴は丁寧に履いて10年以上長持ちさせている人がいます。
長持ちしている靴は、そもそも作りが違います。
接着剤で靴底と本体をとめておらず、糸で縫っています。
まめな手入れと、靴底だって貼り替えています。
ポリウレタンの経年劣化とは無縁の靴なのです。
そんな高品質な靴は、手間をかけて作られているためとても高価です。
高価な靴も気をつけて
高価な靴だし、本革だから大丈夫…なんて油断は禁物です。
実は外側が本革でも、内側には合皮を使っている靴がよく出回っています。
本革は長持ちしますが、インソールが合皮であれば、経年劣化とともにボロボロと崩れてしまいます。
私の母のバッグの話ですが、牛革で買ったバッグの持ち手が、数年で表皮がポロポロと剥がれてしまいました。本体は「牛革」、でも持ち手は「合皮」を使っていたんです!
長持ちする靴が欲しければ、表示だけで判断せずに、インソールの素材など店員さんに聞いた方が良いですね。
靴は履きつぶすが基本
高級靴は魅力的ですが、一般人にはなかなか手が届きません。
気軽に買える靴は寿命が短い…。
どうすればいいか。
___靴を買えば、すぐに履くことです。
履いて、履いて、履きつぶすのです。
後生大事にしまい込んだって、靴の寿命は決まっています。
今までの経験上、履かないで保管している方が、早く寿命が訪れるくらいです。
もったいないとしまっていても、靴が劣化し怪我でもしてしまえば、何がもったいないのか分かりません。
靴は完全に消耗品。
消費できる分だけ買い求め、よく履く靴だけを所有するのです。
私は現在4足の靴を所有しています。
関連記事→断捨離の果てに靴が4足に!女性ミニマリストの靴を大公開
一番古い靴で4年履いています。
買い替えを検討していますが、急いだ方が良さそうです。
安全のために靴は期限を決めて交換するサイクルを作りましょう。
数年以内にきちんと消化できるだけの持ち数に抑えておくことは効果的です。
履かない靴は手放そう
靴は足に合わなかったり、ライフスタイルがに合わなくなると、途端に履かなくなります。
靴は商品選びも難しいです。
なるべくきちんと試着して、吟味を重ねて購入するのが良いのですが、失敗は仕方がないもの。
履かない、と分かった靴は手放しましょう。
いつか履くなんてありません。
例え「いつか」が訪れたとしても、その靴はすでに安全に履けなくなっているかもしれません。
もったいないと思うのであれば、合わないと判断したとき速やかにリサイクルショップやフリマに売りに出しましょう。
靴はサイズが微妙なので、なかなか売れにくい商品ですが、状態が良くて新しい商品であれば買い手が付きやすいです。
古い靴であれば、見た目が綺麗でも捨ててしまいましょう。
寿命はすでにきています。
中古で靴を買うときは注意して下さい。
よく商品状態を確認し、できるなら購入時期など取引相手に聞いておくとトラブルを未然に防げます。
中高年の方こそご用心!安全のためにどんどん捨てて!
捨てられないって気持ち、分かります。
もったいないって気持ち、分かります。
私自身がそうでしたから。
まずは靴を片づけて下さい。
履かない靴、古い靴は危険です。
今すぐ手放しましょう。
靴底はすり減っていませんか?
磨耗した靴は転倒リスクが高まります。
こまめに買い替えましょう。
恥ずかしながら、私はすり減った靴を履いて転んだことがあります。
捻挫しました。
20代だったので「痛い思いをした」で済みましたが、高齢者であったならどうなってたことか。
介護のはじまりは転倒による事故がきっかけのケースが多いようです。
物を大事にする中高年こそ靴の片付けが大切です。
そしてできれば靴をきっかけに、持ち物を少しずつでも見直して下さい。
もったいないと決心がつかない方へ、
今の時代は簡単に「売る」ことができることをご存じですか?
メルカリなどの個人売買は手間がかかり敷居が高いですが、業者に依頼すれば楽ちんです。
すでに大量のモノで家が溢れかえっている場合は、プロを頼る方法があります。
モノを処分するのにお金がかかりますが、もはや一人で抱えられる問題ではありません。
ゴミ処分の有料化、高額化はますます進むことでしょう。
一刻も早く片づけに取り掛かって下さい。
放っておいてもコストはかさんでくるばかりです。
片づけをしたいけど、その気になれない中高年の方にオススメの本は『老前整理』です。
若い方には本の良さが分かりにくいようですが、私の母のような年代の方には心に染みわたるようです。
高齢の親世代を持つ人にも、親との接し方で非常に参考になると思います。
ぜひ一読してみてください。
レビュー記事→【本感想】30代女性が「老前整理」を読みました
実はこの本、Kindle Unlimitedで無料で読むことができます!
これからに時代は、片付けができているか・いないかで明暗が分かれるような気がしてなりません。