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宇津木式スキンケアに出会うまで

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現在、私のスキンケアは朝晩のぬるま湯洗顔のち、
ごくたまに乾燥が気になるところにワセリンを塗るだけです。

外に出るときは日焼け止めを塗りますが、
夕方やごく短時間であれば何も塗らない、もしくはパウダーを叩きます。

日焼け止めやポイントメイクをした日は、石けん洗顔をしています。

宇津木式スキンケア』を取り入れてます。

私が宇津木式スキンケアに出会うまでについてお伝えします。

MEMO
宇津木式スキンケアとは、宇津木龍一医師が提唱する何もしないスキンケア法。肌断食とも言われています。化粧水やクリームを塗らない方が肌が綺麗になるんだとか。

スキンケアの遍歴

20歳の頃はどこにでも売っているような化粧品を使っていました。

なるべくシンプルなケアがいいと考えながらも、
徐々に増えてきた収入や、
複雑で面倒な手入れができる喜びから、
どんどんとアイテムが増えていきました。

  • クレンジングオイル
  • 洗顔フォーム
  • プレ化粧水
  • 化粧水
  • 美容液
  • 乳液またはクリームをそのときの肌の状態に応じて使い分け
  • ニキビケア用クリーム
  • 週一回程度の酵素洗顔
  • 週一回程度の顔パック

毎月一万円くらい使っていました(それ以上のときも!)。
金銭的にはきつかったのですが、お肌のためなら、
なんとか捻出するのは当然くらいに考えていました。

一応、自分なりに安心できる成分のものを選ぶようにはしていました。

表示成分を必ず見て、旧表示指定成分が入っていないもの、
よくわからない成分がたくさん入っていないものなどを選んでいました。

人から肌がきれいと言われることはありましたが、私自身はコンプレックスの塊でした。

ニキビができたり、毛穴が開いていたり、肌の悩みは尽きませんでした。

シンプルスキンケアへの目覚め

友達は肌がきれいな子が多く、私のようにニキビができたのを見たことがありません。
肌のキメも細かくて、まるで幼児のようでした。

ある時、「どんな化粧品を使っているの?」と尋ねたことがあります。

語るのが好きな人以外は、あまり自分のスキンケア法を話したりしませんよね。
言葉少なめに

「石鹸で顔を洗っている」

と答えてくれました。

「どんなに素晴らしい石鹸を使っているのだろう!」と思いましたが、
聞かずとも合点がいきました。

私もチューブ入りの洗顔フォームより、洗顔石鹸で顔を洗った方が、
肌の調子が良かったからです。
収納がすっきりするから、洗顔フォームを買うことの方が多かったのですが…。

一概には言えませんが、洗顔フォームより石鹸の方が成分がシンプルなことが多く、
「やっぱりシンプルなケアが一番いいんだ!」と、
考えるきっかけになりました。

最高のスキンケアに満足

インターネット通販を利用するようになり、
近所では手に入らなかったナチュラル系の化粧品を購入するようになりました。

美容本を読むことも多くなりました。

最も影響を受けたのが、前田京子さん著『シンプルスキンケア』です。

この本には、石けんの素晴らしさや手作り化粧品の作り方、
自分に合ったオイルの選び方などが載っていて、
まさしく私が知りたかった情報が満載でした。

かなり傾倒していて、ここに載っていたやり方で、
手作り化粧品にも挑戦しました。

  • 肌に優しいこだわりの石けん
  • なるべく優しいクレンジングオイル
  • 手作り化粧水
  • 夜はローズヒップオイル(光毒性があるらしく夜限定)
  • 朝はホホバオイル又はマカデミアナッツオイル(保湿度高め)
  • 手作りシアバタークリーム(より保湿が欲しいとき。身体にも)
  • ガスールを使ったお手製顔パック

化粧品を作るのは手間でしたが、肌をいたわる時間は至福のときでした。

オイルをつけ過ぎたときなど、ニキビができることもありましたが、
化粧品を使い出して一番良い肌の状態だったと思います。

自分のスキンケア法に満足していましたし、誇りを持っていました。

シンプルスキンケアの挫折

30を過ぎた頃、
初めての海外旅行、フランスに行く機会に恵まれました。

7泊9日の旅です。
そのとき持って行ったスキンケアアイテムは

  • クレンジングオイル
  • 石けん
  • 化粧水(フローラルウォーター)  100ml
  • ローズヒップオイル  3ml
  • アルガンクリーム  8ml

普段は手作り化粧水ですが、冷蔵庫保管をしていたため、
旅行時は市販品のナチュラル系コスメの少量タイプを持って行くことが多かったです。
このときはフローラルウォーターを選びました。
よりシンプルに、いつもと同じようなケアがしたかったからです。
手作り品と違い、ほんの少し防腐剤が入っています。

夜の保湿にローズヒップオイルを持って行きました。
ローズヒップオイルは塗った後、日に当たらない方が良いらしいので夜のみの使用です。
使い分けると荷物が増えるのですが、気に入っているから仕方ない。

朝の保湿は、普段はホホバオイルですが、
より保湿力の高いクリームタイプを選んで、乾燥対策に備えました。
オイルよりクリームの方が持ち運びやすいというメリットもあります。
シアバターでも良いのですが、このときはたまたまコンパクトサイズを入手できたアルガンクリームを持って行きました。
どちらも同じように使えると思います。
ローズヒップオイルにさらに重ねてつけたり、
身体に使ったりするつもりでした。

持って行ったスキンケアアイテムは、通常の使用ですと、化粧水以外は一か月もつ量です。
化粧水は当時ローションパックをしており、大量に消費していました。
フランスでは適量を使うつもりでしたので、問題ありません。
すべて必要十分だと考えていました。

フランスは私に素晴らしい思い出と影響を与えてくれましたが、
スキンケア面では散々な目に合いました。

フランスは乾燥します。

風土が乾燥していることはわかっていました。

水が硬水でした。

日本の軟水とは違うことはわかっていましたが、
硬水が肌を乾燥させるとは知りませんでした。

洗えば洗うほど乾燥していくのです。

恐ろしいほど指にささむけができてしまい、
爪切りを持って来なかったことを後悔しました。

肌はゴワゴワ、髪は本当にひどい有様で櫛が通らなくなりました。

一か月はもつと考えたスキンケアアイテムは、化粧水以外、数日で切らしてしまいました。

帰国後わかったことですが、フランスの人は毎日髪を洗ったりしないそうですね。
洗顔は水を使わず、化粧水(?のようなもの)で顔を拭くそうです。
理由は勿論、乾燥するから。
…納得です。

スキンケアの転換点

完璧とさえ思ったスキンケアが立ち行かなくて、ショックを受けました。

限られた条件でしか、最高の状態を築けない自分のやり方に危うさを感じました。

私の肌は過保護すぎました。

フランスで通用するスキンケアをすれば(水を使わないなど)、
あそこまでひどいことにはならなかったでしょうが、
そもそも手厚過ぎたのです。

環境変化に対応出来ないほど、甘やかし、肌体力を弱めていたのです。

ここではっきりと言っておきたいのは、
シンプルスキンケアが悪いのではありません。

私がシンプルとは名ばかりの手入れのし過ぎが招いた失敗なのです。

もっと強い肌になりたい…。

模索し続け、フランス旅行から1年が過ぎようとしていた頃、
宇津木式スキンケアに出会いました。

次回に続きます↓

宇津木式の出会い②→宇津木式スキンケアを実践

宇津木式の出会い③→宇津木式スキンケアの利点

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