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今までの片づけより一層切り込んだ大片づけをしています。
服の断捨離の次は本に挑戦です。
本は大好きなモノのひとつ。なかなか思い切って捨てることが出来ずにいましたが今回は違います。
加速した片づけ熱の勢いは止まりません。
この先ずっと持っているだろうと思っていた本を手放すことにしました。
いつのまにか必要でなくなっていた本
今回手放すのは実用本です。
「『15分掃除』がわが家を変える!」です。
20代半ばごろ、最初の片づけブームのときに、掃除にも夢中になりました。
モノをたくさん抱えていたマキシマリストではありましたが、いつだってそれなりにシンプルを目指しているつもりでした。
ドラッグストアなどで売られている様々な掃除用品に手を出した後、よりシンプルを目指してナチュラルクリーニングに興味を持ちました。
なりたい自分を促す必要な本
重曹、クエン酸、酸素系漂白剤、セキス炭酸ソーダ、エッセンシャルオイル…。
慣れないアイテムばかりで、買ったはいいけれどどう使って良いのかさっぱり分かりませんでした。
きれいに掃除したい気持ちはあっても、今までと違う洗剤の使い方がなかなか身に付かず、次第に億劫になっていきました。
今の私なら「から拭き、水拭きで充分だよ!」と言ってあげたいところです。
当時はシンプルを目指していてもマキシマリストなので、きれいにするためにものすごいテクニックが必要なはずと複雑に考えていました。
そんなときに読んだのがこの本です。
ナチュラルクリーニングの方法が大きな写真付きでとても分かりやすく書かれていました。
慣れた人ならわざわざ教わる必要もない15分でできる掃除の仕方などは有難かったです。
掃除に慣れていないと、一つの作業にどのくらい時間がかかるのか見当がつきません。
今まで掃除は大変な仕事だと思いこみ、時間がないと言い訳をして見てみないふりをしたりしていました。
やってみると簡単に終わってしまうんですけれどね。
掃除は大がかりなものでなく、こまめにすることが大切という基本をこの本から学びました。
初めは図書館で借りました。
ずっと読んでいたくて何度も借りましたが手間でした。必要なときに借りられない不便もありました。
買いたい本リストに入れ、数年後本屋さんにて新品で購入しました。
時間をおいたのは本当に必要か確かめるためです。
片づけで知った、むやみやたらとモノを増やさない取り組みのひとつであったことと、単に図書館で借りられる本をわざわざ買う金銭的余裕がなかったこともあります。
この経緯からも、いかに私がこの本に対して本気だったかが伝わるでしょうか。
買って満足?ほとんど開かなかった本
念願の本を購入しました。
これからきちんと掃除をする素敵ライフが始まると思いました。
小遣い帳によると今から3年前の2014年の4月に購入しています。
当時の私は調子に乗っていました。
人生何度目かの片づけにより、部屋はすっきり。なんでもやれる気がしました。
今までやりたかったけれど、できないと思いこんでいたことに挑戦していきました。
洋裁に料理に、そして丁寧な掃除。
片づけで空いたスペースはみるみる埋まっていきました。
…
つまり、リバウンドです。
モノが増えて掃除どころではなくなりました。
エッセンシャルオイルを使った丁寧な掃除…からかけ離れていきました。
掃除に夢中だったときは数種類のmy掃除ボトルを用意していたのにどんどん億劫になり、なんとか掃除機だけでもかけ、思いついたときに水拭きをする程度でした。
いつか、いつか本を開いてゆっくり実践しようと夢見ながら、日常の雑務に追われていました。
それでも、材料があるので緩やかにナチュラルクリーニングは実践していました。
衣類を手洗いする洗剤に石鹸を使ったり、キッチンの掃除にセキススプレーを使ったり、玄関の掃除に消毒用エタノールを使ったり。
せっかく買った本は開きませんでしたが、自分なりにゆっくりとしたペースでナチュラルクリーニングを取り入れていきました。
ナチュラルクリーニングに慣れたというより、道具に慣れたという感じです。
最近、加速度的に片づけを進めていることもあり、掃除熱も復活してきました。
気になるけどずっと放置していた場所を掃除しようと決意しました。
「あ、あの本に取り組むときがきたんじゃないの?」
と気づきました。
そしてページをパラパラ…。
あ、あれ?
(内容)これだけ…???
素晴らしい掃除の秘儀が載っていると、ずっと思っていました。
こんな丁寧な暮らしができたらどれだけ幸せだろう!と願っていた本でした。
でも、いつの間にか、わざわざ見なくても良いような本になっていました。
本の非難ではありません。
ナチュラルクリーニングの初心者の人にはとてもおすすめできる本です。
いつの間にか私が成長していました。
今でも参考になることが書いてありますが、大判の本を所有してまで必要な情報ではありませんでした。
気になるところや、洗剤の分量の目安だけメモしておけば良い程度でした。
あれだけ憧れ求めていましたが、すでにお役御免の本だったようです。
これからの本の持ち方
実用本は手放しやすい
掃除の本の他にも、ちょっとした体操の本、料理本なども手放していきました。
衣類を先に片づけましたが、衣類は楽しみであると同時に実用品です。
同様に実用本も思い切って手放せるようになりました。
本を所有したいというより、自分が取り入れることができたらそれで良いようです。
手放してもまた必要があれば、そのときにふさわしい新しい本に出会えると思っています。
掃除、料理、健康関連、自己啓発本…などの実用カテゴリーは、今まさに必要な数冊程度が私にとって管理できる限度ではないかと思いました。
興味のある本はどうしても数が増える
洋裁や編み物本なども処分しています。
こちらは実用カテゴリーとは分けて、趣味カテゴリーとして扱っています。
クローゼット内も特別スペースを設けています。
趣味、娯楽スペースは眺めているだけでも楽しいものです。
あともう少し本や型紙など減らしたいのですが、厳しいです。
編み物本は気に入ったところだけPDFファイルに保存して手放しています。
残しているのは、手元においておきたい基礎の本と、眺めているだけで幸せな本だけ。
洋裁本は型紙があるのでなかなかPDFファイルに保存して…というわけにはいきません。
それでも数は絞って現在6冊。他に型紙多数あります。
まだまだ欲しいものもあり、減らすどころか増えていきそうです。
学びたい分野のモノはどうしても増えてしまいがちです。
まるで所有すればできるようになると思っているかのように。
自分のことなのでわかっているのですが、一時期増えてもしばらくすると落ち着いて適量に戻るので、今は流れに身を任せています。
かなり高頻度に手を伸ばしている本ばかりですしね。
入手しやすい本は手放しやすいけれど…
これからの課題は、仕事関係の専門書です。
残しておきたい資料本もあるし、手放せば入手困難本もあります。
とは言っても活用しきれているかというと、あまり開かないものもあります。
私は小説などは結構手放せます。
読みたくなれば買い直すか図書館で借りればいいと思っているからです。
気に入っているモノはタイトルや著者名からいくらでも探し出せます。
ただ仕事で使う専門書は、タイトルや著者名を忘れてしまいやすく、図書館で借りて読んで感銘を受けたものの、もう一度読みたいのに探し出せずにいる過去があります。
今回手放す本のようにもう私にとって必要のない本になっていればいいのですが…わずかにしこりがあります。
こんなこともあるため、本の処分は本当に難しいです。
役目を終えた本にお別れを
こんまりさんこと近藤麻理恵さんは片づけの著書で、残すか捨てるか本は中身を見ないで判断すると書かれていました。
読むと時間がかかるし、「必要」と思い捨てられなくなるからです。
今回、私は読んで「捨てる」ことを判断しました。
本当のことを言うと、ずっと前から手放したかったんだと思います。
読まずに判断できたはずです。
でも何度と本のプチ片づけをしてきましたが、この本は聖域扱いをしていました。
「いつかやろう」
「いつか本の内容を実践しよう」
「いつかちゃんと掃除ができるようになったら手放そう」
読むための本ではなく、買うことで願いをかけた本でした。
本の内容が100%実践できているわけではありませんが、これからも自分のペースで続けていけばいいだろうと思い、手放す決意ができました。
願いは緩やかに叶っていました。
役目を終えた本に感謝をして、手放します。