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シンプルに暮らしたい。
そう思い、片づけをはじめました。
まだたくさんの荷物を持っていますが、人生初めての片付け期ともいえる7年前に比べると、だいぶ少なくなってきました。
一番量が減ったのは衣類です。
20代前半まで、「服が無い」と思っていました。
実際に数は少なかったです。
だから、働き出してお金を稼ぐようになると、衣類につぎ込むようになりました。
数は増えましたが、なぜか今度は「着る服が無い」と考えるようになりました。
収納スペースを限りなく増やし、それでも入りきらない服を抱えていました。
一体、どのくらいの服があれば満足できるのだろう?
解決策を探すべくたくさんの本を読み、ある一冊に出会いました。
図書館にあった古い本。私が生まれた頃の本でした。
そこには、「たくさんの服を持っていても、よく着る服は60着程度」といった旨が書かれていました。また、適量を確認するために着用調べをすることを推奨していました。
当時、私の服は120着を超えていました。この本の通りだと、半分以下に減らせるはずです。
「60着で良いんだ…」。
なぜか嬉しく感じたことを今でも覚えています。
できるはずでした。元々少ない服で暮らしていましたし、その時は、60着もなかったくらいでしたから。
それから毎日、自分がどの服を着ているのかのチェックを一年くらい続けました。
やはり、たくさんの服は必要ありませんでした。着ない服もたくさんありました。
着ない服は、一気に処分…したいところでしたが、まだ捨てることに慣れていなかったため、少しずつ手放すことにしました。
傷んでいる服は処分。サイズが合ってない、素材が気に入らない服で状態のいいものはリサイクルショップに持ち込みました。
残った服は、お気に入りの服や着心地の良い服ばかりでしたが、着回すには数が多かったです。
適量にするために処分することはまだ抵抗があったので、当分服を買わず、手持ち服が傷むまで着続けました。
数年前に、60着程に減らすことができました。
この頃になると、以前より着る服に迷うことが少なくなりました。
管理も楽になり、どんどんと収納場所を空けていきました。
衣類のシンプル化は成功したともいえます。
ですが、さらなる問題が出てきました。
30歳になる少し前からでしょうか。
今まで着ていた服が、似合うと思っていた服が途端に似合わなくなってきたのです。
また、より一層TPOに合った装いがしたいと思うようになりました。
フォーマルとまではいかないけれどきちんとした服、又はカジュアルだけどきちんと見える服のように、より細分化されたシチュエーションに対応したいと望むようになったのです。
服の数を減らし、シンプルに暮らしているつもりでしたが、ワードローブの組み立て方が甘かったようです。
今持っている服を見直し、場合によっては服を足す必要があるかもしれません。
まだ、衣類の適量は見出せずにいます。