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先日、靴箱のお掃除ついでに、靴の持ち方を見直しました。
6足持っていましたが、そのうち2足を処分することにしました。
捨てる靴の一つはエナメル(人口皮革)バレエシューズです。
まだ購入して1年も経っていません。
エナメル(人口皮革)バレエシューズ
私のエナメルバレエシューズです。
購入したのは去年の4月、比較的状態も良くみえます。
買って間もない靴を手放すなんてもったいない!と思うかもしれませんね。
この靴を手放すことに決めた理由についてお伝えします。
高級志向のリスク
私はやや高級志向があり、なるべく品質の良いもの、予算が許す限り高価なものを求めてしまいがちです。
洋裁や編み物をはじめた一番大きな理由は、より安価により美しい素材を堪能できるからです。
高級志向自体は悪くないと思いますが、1点1点コストがかかってしまうため、手に入れたものが自分に合わなかったときの精神的・金銭的ダメージは大きいです。
断捨離を重ね、品質の良いものを活かせなかったことは苦い教訓になりました。
高級品に惹かれるくせに、結局自分がどんなものを求めているのか分かっていなかったのです。
まずは自分がどのようなテイストが好きなのかを見極めようと考えました。
最初は安価なもので試して、気に入れば高価なものに買い替える方法を取り入れれば良い。
高級品・天然ものにこだわらない買い物をするようになりました。
格安人気商品!…でも合わなかった
このエナメルバレエシューズは3,000円。「おためしバレエシューズ」という商品名の通り、気軽に試せる価格です。
バレエシューズは先に本革の黒を一足持っていました。
とても重宝していたので別の素材、色を試したくなりました。
エナメルと色味が自分に合うのか確認したかったのです。
もっと高価なものを選んでも良かったのですが、安いものに慣れてきて、安価な靴を買う抵抗が徐々になくなっていました。
商品レビューも評判が良かったです。
気に入ればコストが抑えられるし、継続して購入することもありかな?と思ったりしました。
ですが、この靴は失敗しました。
履いていると、ビニールを履いている感じが強く、蒸れるというか、足が苦しくなりました。
ひどい靴ずれもしました。
それでもいずれ馴染むだろうと期待していました。
購入後半年を過ぎたあたりで靴の先端のソールとアッパーがはがれてしまいました。
べろんと結構大きくはがれて、転んだりしないよう帰るのが大変でした。
一応手元にあったボンドで固定してみましたが、いつはがれるかもしれないと思うと安心して履けません。
長距離は到底無理です。
治してみたものの、恐くてあまり履いていないのです。
これからも履く機会はないだろうと考え、処分を決意しました。
思ったより早くだめになってしまったため、「安物買いの銭失い」だと思いました。
1年経たずにダメになった___というか、実際に履いたのは十数回くらいじゃないかしら…。
買い物失敗だけれど感謝
この靴を購入して良かったこともあります。
ファッション用語で「なじませカラー」「ニュアンスカラー」「中間色」と表記される色は、曖昧で自己主張が強くないため、他のアイテムとケンカせずに使いやすいそうです。
このバレーシューズのような「グレージュ」というグレーにベージュを含んだ色が特におすすめなのだとか。
実際取り入れてみると、本当に使いやすいことが分かりました。
使いやすくて無難ではあるけれど、私が選ぶなら肌馴染みの良い優しいピンクやベージュの方が気分が上がるなと感じました。
何事も試してみなければ分かりません。
少ない予算で教えてくれたこの靴に感謝しています。
高い靴or安い靴?どちらがお得なの?
良い靴は長く履けるといわれていますが、それは主に男性の皮靴に当てはまります。
女性のファッション的な靴は作りがもろく、流行もあります。
必ずしも値段が高ければ長持ちしてお得とは限りません。
3,000円で購入したバレーシューズは10ヶ月ほど履きました。
もうじき4年履いたことになるバレーシューズの値段は13,000円でした。
着用期間を考えると、コストパフォーマンスにそこまで差はありません。
失敗したバレーシューズを「安物買いの銭失い」と思いましたが、実際は気にするほどの損失ではないかもしれません。
安価に試せたメリットもあります。
…靴ずれはしましたが。
品質の良い革靴を丁寧に長く履くことも、安価な靴を使い捨て感覚ではくことも、お好みだと思います。
私は足に合わなかったので(すぐに壊れたし)、同じ靴をリピートするつもりはありません。
けれど、足が合えば色々と試せるいい機会です。
バレーシューズってかわいいですよね。
赤、黒、青、ネイビー、グレー、ピンク…ついついいろんな色を揃えたくなります。
ファッションに合わせてその時の気分に合った靴を気軽に選べます。
少ない服で暮らすと、シーズンアウトの時期になれば十分服が劣化しています。
そのため、シーズン毎に服を買い替えたりします。
一緒に靴も選び直せれば、よりフレッシュな流行のパワーを身につけることが出来るでしょう。
合成皮革・人口皮革の警告
損得の話が出ましたので、私が考える最も損な靴についてお話します。
最も損な靴、それはずばり「履かない靴」です。
当たり前のことですね。
でも中には大切にとっておきたい靴もあるのではないでしょうか。
大切にしたい靴が天然素材であれば、丁寧に手入れをすればきっと長く綺麗にとっておけるでしょう。
…でも大切にしたい靴が「合成皮革」だったら、しまい込まずにすぐに履き倒すことを強くお勧めします。
本革、合皮、人口皮革と素人には素材の違いや性能の差はいまいちよくわかりません。
技術が進歩し、どんどん素晴らしい素材が出来ているとは思います。
ですが、合成皮革の靴は注意するようにしています。
人口皮革も同様です。
合成皮革の靴を買った私の失敗談
以前お店で2足まとめて5,000円saleをしていました。
1足4,000円くらいの靴が2足で5,000円で買えるのです。
とってもお得で飛びつきました。
当時は「お特はワナだ」なんて知性はありませんでしたから。
安かったし、デザインも履き心地も申し分なし。
ただ、「合成皮革」ということだけが、少し気になりました。
当時は今より天然素材志向、高級志向が強かったからです。
このセール品は、いわゆるセール用に作られた商品ではなく、ボブソンの定番品のカジュアルシューズでした。
新しいデザインが販売されて店頭に並んでいた商品が廃番になったため安く売られていたのです。
つい先日まで定価で売っていた商品です。
いかにおトクであるか分かっていただけに買わずにはいられませんでした。
2足も必要ではなかったのですが、ストックしておけばいいと考えました。
1足はすぐに履き始め、1足はしまいこみました。
1~2年ほどで履きつぶしました。
あまり購入したことがないデザインでしたがワードローブによく馴染み、新しい発見ができました。
1足2,500円と激安で買えたのに重宝したことに感激しました。
安い靴も悪くないと考えました。
次の靴もきっと良い働きをしてくれるに違いないと、しまい込んだ靴を出してきました。
2足目の靴も快適に履いていましたが、しばらくすると表面がボロボロと崩れてきました。
合成皮革は経年劣化するのです!
合成皮革や人口皮革にはよくポリウレタンが使われています。
ポリウレタンは服に混紡されていることも多く、伸縮性をもたせることができます。
スキニーパンツには必ず入っており、ファッションには欠かせない素晴らしい素材です。
そんなポリウレタンですが、実は経年劣化します。
使用状況にかかわらず、製造後約2~3年でだめになります。
製造時というところに注意が必要です。
素材が作られたときから2~3年です。
セール品であれば、お客が購入した時点でもう何年か経っている可能性があります。
私が購入した靴のうち最初の1足は寿命を全うできましたが、2足目は履く前に寿命がきていたようです。
2足目の靴はほとんど履いていません。
2足5,000円はお得だと思っていましたが、全然お得ではありませんでした。
合成皮革は安くて便利な側面もあります。
スニーカーなどにも使われており、なかなかすべてを取り除くことはできません。
経年劣化する性質を受け入れ、賢く活用しましょう。
合成皮革(人口皮革)は購入したらすぐに履く、たくさん履くことがお得です。
モノは使ってこそ
今回断捨離したバレエシューズは人口皮革でした。
人気の商品なので製造が追い付かず、品切れしていることが多いくらいなので、早々に壊れてしまったことは経年劣化…ではないと信じたいです。
私の歩き方の問題もあったかもしれません。
どのみち合成皮革・人口皮革であれば長くは持たなかった品です。
安価であるため、あきらめもつきます。
経年劣化を防ぐことはできませんが、経験上、靴は___いえ靴に括らず多くのモノは普段から使った方が長持ちします。
しまい込んでいる方が劣化が早くなります。
家も空き家の方が早く傷みますよね。
ストックを持つことは無駄だと失敗をして学びました。
少なく持つシンプルな暮らしは、モノを最大限活かすことができる暮らしの知恵です。
本革の靴は履き心地が良く、合皮に比べて長持ちします。
とはいえ、レディースの靴は作りが繊細で、メンテナンスにコストがかかります。
皮は高級品なので、初期コストにもお金がかかります。
安い合成皮革の靴は寿命が短い。
店頭に並んでいるのを見ただけでは、あとどれくらい「持つ」のか分からないリスクのある商品です。
本革に比べ履き心地が良くなかったりもします。
とはいえ安価なことは魅力的です。
持っているモノの性質をよく理解し、使いこなすこと。
それが最もお得であり、豊かな暮らしにつながるのです。
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