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私は実家で暮らしています。
家族が出戻ってきたので部屋を用意するため、私が今まで使っていた6畳の洋間を明け渡すことになりました。
家族は荷物が多いですからね。
新しい私の部屋は4畳半。
クローゼットも約2/3のサイズです。
春先に激動の断捨離をしてかなり荷物を減らしましたが、もっともっともっと手放す必要があります。
正直ミニマリスト精神がなければ今の私の現状は嘆きでしかないでしょう。
でも、より小さな暮らしを身につければより自由になれることを知っています。
もう捨てられない「片づけ完了」と思っていたところから、さらにモノを減らす挑戦をしてみます。
部屋というより納戸…
新しい私の部屋は、「洋間」ではなく正しくは「納戸」です。
詳しくはないのですが建築基準法で採光の基準を満たしていないようで「納戸」と表記されています。
確かにお昼でも明かりが必要です。
で、この部屋はもともとは私が使っていた部屋です。
洋間を使っていた家族が家を出て私が使うようになるまで、この納戸が私の部屋でした。
あ、納戸納戸と言っていますが、見た目は洋間と変わらず、「あの納戸の部屋が」と言っても伝わらない程度に普通の部屋です。
私が洋間を自室にしている間、いろいろと訳ありこの納戸は本当の納戸と化し荷物がこれでもかと詰め込まれました。
暮らしていたから分かるのですが、この納戸は物を詰め込まない方がいいのです。
もちろんすべての部屋は物を詰め込まない方が良いのですが、この納戸は特に、です。
私のマンション、びっくりするくらい結露がひどいのですが、中でもひどいのがこの納戸です。
さすが光が入らないだけあって一番寒い部屋なんです。
空気の通りも悪く、丁重に管理しないと物の傷みが早くなるような場所です。
私のモノはほぼ置いていなかったので、モノの劣化具合は分かりかねますが、部屋の劣化は一目瞭然。
壁紙のはがれ、黒ずみ、黒カビがひどい。
窓枠の囲っている部分だってなんかズレてるし!
もうじきリフォーム予定があるので綺麗になるとは分かっていても、1カ月くらい「汚い部屋」で暮らすのは苦痛すぎる!
まずは眩暈がするくらい傷んだ部屋を少しでも綺麗にするところからはじめました。
お掃除のことは前回の記事にまとめました。
部屋を綺麗にして、次は片づけです。
どう考えても収納スペースが足りない…
私はミニマリストです。
とにかく、なるべく少なく・小さくを心がけています。
ただ私は手しごとに洋裁や編み物をすること、仕事上いろいろ必要なモノがあり、厳選をこころがけてもどうしてもモノは多くなります。
かといって手しごとのある暮らしを手放せるかと言えばそれも違って、今のファッション業界を思えば着る服はなるべく手作りしたいのです。
作るのも好きだし、癒しになりますしね。
なのでなかなか物持ちの多いミニマリスト、です。
減らせるものはそぎ落としてきました。
私の家具は机と付随したキャビネット、椅子のみです。
ベッドはなく和室の押し入れに収納している布団で寝ています。
机やキャビネットのわずかな収納スペースを除けば、すべてクローゼットにモノを収納してきました。
そのクローゼットのサイズが約2/3のサイズになります。
余裕があってパソコンやプリンタまで収納できていたとはいえ、大幅に収納スペースが減るのでどうしたって溢れてしまいます。
モノを、十分に手放して残ったモノをさらに手放す必要があります。
洋服のスペースは決まっている
一番余裕があり、自分でも片づいていると思っているのは服飾関連です。
昔は服がとっ散らかっていて仕方がなかったのですけれどね。
こんまりさんの片づけの本で、最初に片づけるのは衣類になっています。
理由は一番片づけやすいからです。
ファッションに悩む女性にとって信じられないかもしれませんが、多分服が一番片づけやすいのは真実だと思います。
私自身がそうでした。
衣類はクローゼットスペースの半分を占めています。
物量的には半分も必要ないのですが、余裕を持って収納することにしています。
下段に引き出し2個。
その上に置いたかごにはニットなど洗濯しないでまた着る服などを置いてます。
ハンガーパイプはそんなに服はかけないのですが、母の服が3着余分にあります…。
上段はカバン置き場にしています。
かなり余裕はありますが、ぎりぎり手が届くぐらいで重たいのは置けません。
洋裁や編み物の手芸在庫があればここに置くこともあります。
一年で着る全ての服がこのスペースに収まっています。
個々の服のデザインとか数とかはまだまだ思うところがあるけれど、量はこのスペース内に収まる程度を意識していけば大丈夫に思います。
こんまりさんのいう適正量のカチッとポイントですね。
洋服スペースは前の部屋のクローゼットと同じ大きさだったこともあり、片づけの問題はなしです。
趣味のモノをさらに断捨離するのか…
クローゼットの残り半分は棚で区切られた5つのスペースがあります。
幅は38cm奥行きは45cm。
高さは可動式になっているところと固定されているところがあります。
前の部屋のクローゼットは洋服スペースは同じで、ここの広さが幅81cmありました。
一番下にミシンなど重たいモノや大きいモノを収納しています。
その上の段が、私が決めた手芸関係の収納スペースです。
そこに裁縫箱や美容関係の引き出しも入れたいため、本や型紙を置けるスペースはびっくりするくらい少ない!
型紙の断捨離は今春2度にわたって行ってきました。
型紙処分の前には、生地など手芸材料や道具の断捨離もしてきました。
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泣く泣く手放しました。
もう作らない…と分かっていても型紙処分は辛いものがありました。
それに、手放したのに、まだ買いたい型紙は山のようにあるんです!
自分は何を作りたいのか、どんな自分になりたいのか、より一層考えを深める必要があります。
手芸スペースに収めたい本や型紙たち。
写真には大量の型紙を収納した大物のA4ファイルがうつっていませんね。
どのくらいスペースが小さいかクローゼットに収めてみるとこんな感じ。
編み物や洋裁に取り組んでいて、この収納スペースの少なさは稀有だと思います。
ちなみに毛糸や布の在庫はほぼないです。
在庫を極力持たないようにしています。
入りきらない型紙がこのくらい。
クローゼットは奥行きがあるので前方後方に分ければギリギリおさめることはできます。
できますが、とても取り出し辛くなります。
以前の私なら収納法に凝って何とか収めていたかもしれませんが、今はそうすることの虚無さを知っています。
何度収納用品を買って無駄にしてきたことか。
無理やり収めた品を使うことなく処分してきたことか。
なるべく幅なりに収められるようにします。
欲を言うと、このスペースにあとマイ掃除道具も置きたいんですよね…。
これはかなり難しいかな。
クローゼットの上段残り3段は仕事関連です。
ここはこれで納めるのが大変だし溢れていますが、なんとか取り組みます。
だから手芸(プライベート関連)は何としても小さなスペースに収めなくちゃ!
4畳半で暮らしていけるか問う
トランクケースひとつ分の荷物で暮らすことを理想に掲げるミニマリストの方は多いと思います。
確かにとてもミニマルで魅力的です。
ただ、なかなかそこまで思いきれる人はミニマリストの中でも少数でしょう。
新しい部屋の4畳半と小さなクローゼットスペースは、トランクケースほどでなくても十分ミニマルです。
この小ささに収まる暮らしは、確実に今後の人生に活かせられると思っています。
ミニマリストを目指していない一般的な人でもこの小ささを意識していると、ずっと楽に生きられるような気がします。
例えば老人ホーム。
いずれ入居したいと考えている人は多いようですが、入るときの引っ越しで苦労する人がたくさんいるようです。
老人ホームの部屋の大きさは今の私の部屋ほどだと思います。
正しくは車いすが通りやすくて、ベッドがあるため、4畳半より広い部屋になると思いますが、収納スペースは小さいままです。
大きな家具も置くことができないでしょう。
(よほどお金をかけた施設でない限り)
老人ホームでなく、子どもと同居する場合も持てる荷物は同じくらいだと思います。
年を重ねて行動力のある人は、よりちいさな部屋に引っ越していきます。
4畳半ほどの小さな部屋でおさまるモノの量か?___は、トランクケースに次ぐひとつの物差しだと考えています。
より小さく、より少なく
モノは少ない方だとは思っていましたが、私はまだまだ多くのモノを持っていました…。
小さい部屋への引っ越しは、少なく持つ暮らしを実践するまたとない機会です。
自分にとって本当に必要なものをより精査して見極めようと思います。