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髪の毛コンプレックスを抱えて思春期を過ごし、大人になるとヘアケアにお金をかけるようになりました。
良いシャンプーを使うと良いらしいと知り、「アミノ酸系シャンプー」を使い始めました。
私にはやや高価でしたが、それなりに効果があり満足していました。
今度はシンプルでナチュラルな暮らしに憧れ、「石けんシャンプー」が気になってきました。
石けんシャンプーは素晴らしく、値段の高いアミノ酸系シャンプーと同等の効果がありました。
私の髪は徐々に綺麗になりつつありましたが、大きな挫折を経験することになります。
宇津木式に至るまでの経緯続編をお伝えします。
前回の記事はこちらです↓
くせ毛で量が多くて広がる最悪な髪の私が湯シャンに至るまで
参考文献
石鹸シャンプーとの出会い
とある暮らしの本に
「マルセイユ石けん一つで顔も身体も髪も洗う」
と書いてありました。
「これは私の理想だな」と直観しました。
その頃、私のスキンケアは「シンプルスキンケア」を実践していました。
「シンプルスキンケア」とは、前田京子さん著書『シンプルスキンケア』に由来します。
保湿たっぷりの石けんと、シンプルな処方の手作り化粧水と、栄養たっぷりの良質なオイルを適量、それだけのお手入れ法です。
市販の様々な化粧品を使ってきましたが、「シンプルスキンケア」に変えるとお肌の調子はとても良くなりました。
かなり傾倒していて、私も前田京子さんのように石けんを手作りしようかと考えたほどです。(←材料を揃えるのが大変なので断念しましたが)
石けんの素晴らしさに感銘し、「石けんシャンプー」もちらつきました。
ただ、私は髪の毛コンプレックスの塊。
くせ毛で量が多く、広がってまとまりのつかない髪に、石けんシャンプーは無理だと思い込んでいました。
顔と体はもともと同じ石けんで洗う習慣がありました。
あとは髪も同じ石けんで洗えたら、限りなくシンプルになれる___。
シンプルスキンケアを積み重ね、石けんへの信頼が増し、ふと「石けんシャンプー」に挑戦してみる気持ちが湧いてきました。
「アミノ酸系シャンプー」を使い続けたことで、だいぶ髪が落ち着いてきたことも後押ししました。
石鹸シャンプーに挑戦
購入していた大容量のアミノ酸系シャンプー・トリートメントを使い切るタイミングで石けんシャンプーをはじめました。
石鹸シャンプーは固形タイプと液体タイプがあります。
手持ちの固形石鹸を使っても良かったのですが、まずは液体タイプからはじめることにしました。
液体の方が割高なのですが、今までのシャンプーと同じように使えて失敗しなさそうに思えたからです。
石鹸シャンプーのあとは酸性リンスを使うことが基本です。
クエン酸を溶かして代用できますが、シャンプーと同じシリーズの液体リンスを買いました。
少しでも保湿効果があるだろうと考えたのです。
さらに、万が一髪が広がってしまうことを考えて、石鹸シャンプー用のトリートメントまで用意しました。
もし、もし石鹸シャンプーが合わなければ、旅行用に残しておいた「アミノ酸系シャンプー」のミニボトルを使えば良い。
その間に今まで使っていたシャンプーをすぐさま注文すればいい___。
ここまで段取りをつけて、石けんシャンプーに挑みました。
どれだけこわがりなのでしょう。
それだけ私の髪の毛コンプレックスはひどいものでした。
石鹸シャンプーの日々
初めての石鹸シャンプーは拍子抜けなくらいスムーズでした。
髪の毛も広がる感じがありません。
至って普通。
いえ、あれだけ高価な「アミノ酸系シャンプー」と同等の仕上がりでした。
もちろん髪の毛なので、すぐに変化が出るわけではありません。
それでも通常のシャンプーから石鹸シャンプーへの移行は大変だったりするらしいのに、私の問題児ヘアーが難なくやり過ごせたことは快挙です。
購入した液体タイプの石鹸シャンプーとリンスは使い切ると買い足しませんでした。
石けんは手持ちの顔・体用の固形石鹸を使いました。
リンスは持ち合わせのクエン酸をその都度溶かして使いました。
トリートメントも最初は気にして頻繁に使っていましたが、無くても良いように思えました。
石鹸シャンプーがこれほど快適だと分かっていたなら、もっと早くからはじめていたのに!
アミノ酸系シャンプー、すっごい高かったんだから!
石鹸シャンプーのデメリット?
すっかり気に入ってしまった石鹸シャンプーですが、デメリットもあります。
酸性リンスのやり方ですが、半分ほどお湯をはった洗面器にクエン酸を溶かし、髪に馴染ませます。
洗面器があると上手くできますが、旅行先などで洗面器がなければ難しい気がします。
空のペットボトルを使ったり、洗面所の栓を閉じて洗面器代わりにしたりと工夫が必要です。
また、私は利用していませんが、パーマやヘアカラーとの相性が悪く、すぐに落ちてしまうそうです。
幸いきしむとか石鹸カスが髪に残ったりなどトラブルに悩まされることはありませんでした。
デメリットと呼べるようなものはあまりなかった…ですね。
いわゆる合成シャンプーと呼ばれる一般的なシャンプーからではなく、髪に優しい「アミノ酸系シャンプー」を2~3年続けてからの移行だったから問題がなかったのかもしれません。
石鹸シャンプーの工夫
髪、顔、体、このうち最も保湿を必要とするのは髪の毛です。
今まで顔・体に使っていた石鹸だと髪にはさっぱりし過ぎるように思いました。
石鹸を顔・体用と髪用を使い分けて持つか、同じもので済ますかどちらがいいか検証してみました。
まず使用感について。
分けて持てばそれぞれに必要な保湿力のある石鹸を使うことになるので良いコンディションを保ちやすいです。
ひとつで済ます場合、髪の保湿に合わせて石けんを選びました。
そうすると顔や体には多すぎる保湿となり、いつものようにオイルを使うとニキビが出来やすくなりました。
保湿に使うオイルを少なめにする必要がありました。
次はコストパフォーマンスについて。
顔・体用の石鹸は髪用よりライトな仕上がりなので、価格が安く固くて溶け崩れにくい傾向がありました。
分けて持てば高価で柔らかく溶け崩れやすい髪用の石鹸を大切に使えます。
一方、一つで使い回す方法だと、高価な石鹸の消費量が多くなります。
ただ、顔・体に使った石鹸の消費量と、顔・体・髪に使った石鹸の消費量はそこまで大きな差がありませんでした。
多分石鹸の減りは使用量だけでなく、水にさらされたことによる余分な溶け崩れ分が多くあるからだと思います。
嗜好として石鹸を使い分けるのならともかく、節約として使い分ける必要はないように思いました。
厳密にはコスパの良い顔・体用石鹸+高価な髪用石鹸の使い分けの方が若干お安くつきますが、在庫管理の手間を考えると、一つの石鹸だけを使う方が楽です。
保湿オイルの加減が難しければ、夏だけ使い分けるのもありかなとも思いました。
どちらの方法でも、高価な「アミノ酸系シャンプー」を購入するより安く抑えられ、アイテム数を減らせることになります。
「石鹸シャンプー」を取り入れ、ますます暮らしはシンプルになっていきました。
宇津木式を知る。…湯シャン?
石鹸シャンプーは十分満足していました。
髪の毛もどんどんおさまりが良くなっていきました。
しかし、挫折がありました。
初めての海外旅行に行ったとき、万全と思えたスキンケア・ヘアケアが、フランスという乾いた土地では全く太刀打ちできなかったのです。
肌はひどく乾燥し、いつもなら十分すぎるほどの量の保湿剤を持って行ったのに切らしてしまいました。
髪はごわごわで荒めのくしさえ通すことができませんでした。
フランスは硬水なので、毎日髪を洗うと乾燥することを帰国後知りました。
いつもと勝手が違い、上手に洗えなかったこと、すすぎや酸性リンスが不十分だったことも要因かと思います。
スキンケアを、ヘアケアを見直す必要が出てきました。
答えを探し求め、出会ったのが宇津木式スキンケアと湯シャンでした。
より美しい髪を手に入れるために挑戦しない訳にはいきません。
ただ、湯シャンは想像以上に厳しかったです。
次回に続きます↓↓↓
湯シャン実践編→湯シャンに挑戦!何度も挫折しそうに。失敗?救世主はクエン酸
湯シャンの利点→湯シャン成功!くせ毛改善・白髪が黒く?美容師さんに褒められ髪に!
3年経過後→湯シャン3年目にして変化の兆し?クエン酸リンスを卒業かも?
参考文献