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私はパジャマが大好きです。
少ないモノで暮らすシンプルライフを心がけているので、無くても生きていけるモノは「持たない」が基本です。
パジャマはミニマリストでなくても「持たない」人はたくさんいます。
私は「持つ」ことを選びました。
パジャマがあれば快適に眠れて睡眠の質が向上するし、何より上質なパジャマに包まれているだけでとても幸せでいられるからです。
大好きだから「持つ」ことは苦にならないけれど、なるべく少なく持ちたい。
快適でいられる「最小限」のそして「最高」のパジャマの持ち方をお伝えします。
たった2枚のパジャマがあれば、人生はより豊かになるのです。
オススメのパジャマの素材は?
パジャマにはいろいろな素材があります。
ガーゼやリネン、普通のコットンやシルク、冬用の起毛したもの、化繊を混紡して機能性を良くしたもの、など。
ぶっちゃけ、最高級のパジャマはシルクです。
美肌効果が期待でき、吸放湿性、保温性に優れているため1年中使えます。
美しい光沢があり、身につけると贅沢で特別な気分を味わえます。
シルクのパジャマは素晴らしいのですが、お値段がとても高いです。
そしてお洗濯が難しいです。
デリケートな素材なので、傷みやすくもあります。
毎日着るには少し気を使うので、負担を感じてしまいます。
パジャマはリラックスしてこそパジャマ。
気楽に取り入れたいですよね。
シルクほど高級でなくても、素晴らしい着心地で簡単にお手入れできるパジャマがあります。
私がオススメするのは、ずばりガーゼです。
万人におすすめしたいガーゼ素材
ガーゼとはコットンを粗く織った布のことです。
通常の平織りのコットンに比べて、目が粗いため軽く、通気性に優れています。
吸水性にも優れていて夏はよく汗を吸ってくれ、早く乾くので涼しく過ごせます。
2重ガーゼ、3重ガーゼと重なっていると、よく空気を含み保温性にも優れています。
まさに、夏涼しく冬に暖かく着られる素材なのです。
ガーゼは使い込むほどに柔らかく肌に馴染んできます。
ベビー用品や医療用に多く使われていることからも、肌に優しいことがわかります。
素肌に直接着たいパジャマにガーゼは最適です。
最初はガーゼを敬遠していた
ガーゼのパジャマが素晴らしいことは知っていました。
ただ、ずっと敬遠していました。
ガーゼってちょっと野暮ったくありません?
赤ちゃんや子ども用の衣類ってイメージです。
肌に優しい感じが妙にほっこり感があって、大人がおしゃれには着られない感じ。
私は洋裁が趣味なので、実はパジャマを自作しています。
ガーゼはほつれやすいので、作るのが難しいです。
その点リネンは縫いやすく、ブランドイメージがあるのかとってもおしゃれです。
「ガーゼのパジャマで寝てます」って普通な感じですが、
「リネンのパジャマで寝てます」ってラグジュアリーな感じがあります。
洋裁をはじめた頃はリネンに心を奪われていたので、ガーゼは気になりつつもスルーしていました。
洋裁に慣れた頃、いろいろ作ってみたくなりガーゼに挑戦しました。
やっぱり肌に優しいって魅力的ですから。
どうせなら良いモノを____と、オーガニックの上質なガーゼでパジャマを仕立てました。
関連記事→気に入り過ぎてボロボロに!手作りパジャマの全容と長持ちの工夫
はじめてガーゼに触れたときから、「こんな素晴らしい生地はない」と感激しました。
最初の感動は序章にしか過ぎず、ガーゼの真価は使うことで発揮されました。
「ガーゼは柔らかくなる」と頭では分かっていました。
使い込んだガーゼのパジャマは本当にふわっとろになりました。
たまらなく気持ちいいのです。
毎日の当たり前のことなのですが、ガーゼに触れるたび至福の喜びを感じました。
吸水性は洗うほどよくなり、トリプルガーゼ(3重ガーゼ)のやや厚めの生地で仕立てたにも関わらず、夏でも快適に過ごせたのです。
あまりにも使いこんだので、最初に比べて生地は薄くなってきても、冬を暖かく過ごすことができました。
洗濯を繰り返し、生地がぽこぽことして空気を含みやすくなったからでしょうか。
大好き過ぎて、最後はつぎあてをして着込みました。
今春に処分したばかりですが、本当に素晴らしかった!
ガーゼを見くびっていました。
最初から素直にガーゼの優しさを受け入れていれば良かった。
自信を持ってオススメします。
ガーゼのパジャマは最高です。
特にオーガニックのガーゼは最上級品です。
肌あたりが柔らかいので、お子さんや高齢の方・肌の弱い人・病気療養中の方にとてもぴったりです。
疲れた体を休ませるのに、優しさが一番。
ガーゼが一番パジャマの本領を発揮できます。
パジャマ選びに迷ったらガーゼ。
最初のパジャマを選ぶならガーゼ。
老若男女問わず全ての人にオススメします。
夏はリネンも快適
夏はリネンも快適です。
リネンは吸水性と速乾性に優れ、寝汗の不快感を軽減してくれます。
リネンのパジャマを愛用していますが、暑くて寝苦しいことがめっきり減りました。
リネンのシーツと合わせれば、もはや最強です。
水に強いので、気兼ねなくお洗濯できます。
室内干しをしてもすぐに乾きます。
パジャマは清潔さを保ちたいから、手入れが楽なのはとっても嬉しい。
魅力いっぱいのリネンですが、購入するときはよく吟味した方が良いです。
たまにチクチクしたものがあります。
実際に手にとってみたり、生地サンプルを取り寄せられるお店で購入した方が安心です。
リネンパジャマは奮発して高価な商品を選んだ方が良いかもしれません。
リネンは上質な素材なので、コットン素材に比べてお値段が少し高いのがデメリットです。
もちろん値段を十分ペイできるほど快適なパジャマなのですが、最初は勇気がいるかもしれませんね。
実は冬にもおすすめリネンのパジャマ
夏に快適と言いましたが、実は冬にもリネンを着用できます。
独特のシャリ感があるので、着たとき一瞬冷やっと感じるのですが、すぐに心地よい暖かさに包まれます。
リネンの繊維は中が空洞になっており、夏は熱を発散し、冬は暖かい空気を取り込みます。
天然エアコンのように快適な温度を調節してくれるので、年中気持ちよく着られるのです。
優しいコットンに慣れていると、最初はリネンの特徴的な風合いに少し違和感を感じるかもしれません。
着込めばくったりと柔らかくなり、次第にリネンの魅力に取りつかれます。
コットンは万人向け、リネンは通な人向けといった感じです。
リネン好きの人や、さっぱりとしたシャリ感が好きな人におすすめです。
暑がりさんもリネンのパジャマが良いですね。
ネル生地やコットンもあるけれど
以前の私はパジャマ持ちで、シーズンごとにパジャマを持っていました。
冬はネル生地を、春秋はコットン、夏は夏用の涼しい生地を選んでいました。
確かに冬のネル生地のパジャマは暖かいのですが、ガーゼやリネンなど通年使える素材で十分事足りることを知りました。
冬にガーゼのパジャマ姿で家をうろつけば確かに寒かったりするのですが、もともと布団を出れば何か羽織ります。
フリースやカーディガンを重ねれば問題ありません。
寝るときは冬でもガーゼのパジャマ一枚で快適に寝られます。
全然寒くないのです。
ネル生地のパジャマに比べてガーゼは薄い生地なのに!
しかも私は毛布を使っていません。
いろいろな取り組みをして改善されましたが、もとは冷え症体質です。
「ガーゼのすごさ」としか思えません。リネンも同様です。
※ちなみに冷え症対策の取り組みのひとつはふんどしです。
関連記事→ふんどしパンツのある暮らし。下着を手作りしています。
通常のコットンのパジャマは合季節に丁度よく着られて気に入っていました。
ただ、夏は汗で貼りつき、冬は寒かったです。
同じコットン素材でも普通の織りとガーゼでは着心地が全然違いました。
わざわざ季節限定パジャマを持つ意味はあるのでしょうか。
私は「持たない」ことを選択しました。
そのくらい、リネンとガーゼが秀逸過ぎるのです。
パジャマは何枚持つ?
オススメのパジャマの素材はリネンかガーゼ。
では少なく持つ暮らしには何枚持つのがベストでしょう。
もちろん、「持つ」と決めたなら「1枚」が最小単位です。
私は「2枚」を提案します。
パジャマの持ち数は余裕をもって
ガーゼもリネンも、とても放湿性が高いのですぐに乾きます。
そのため、朝洗濯すればちゃんと夜までには乾いていることが多いです。
毎日洗濯してもちゃんと「1枚」でまわせます。
それなのになぜ「2枚」?
パジャマは余裕をもった方が生活の質が向上するからです。
暮らしは不測の事態が起きたときの対応力で底力がわかります。
パジャマが1枚では体調不良時に困ります。
具合が悪いと1日中パジャマを着ることになります。
汗もたくさんかくでしょう。
病気のときこそこまめな着替えが必要です。
1枚しかなければ、着替えができません。
あるもので済ます考えがありますが、体調不良時にリラックスできないのは体に堪えます。
ふだん着で体は休めません。
いつもの元気なときなら平気なTシャツやパンツボトムスが、具合の悪いときは重くのしかかるのです。
関連記事↓
減らす生活の快適さを謳歌していましたが、甘かったのです。
「持つ」ことで、緊急時に備えておく大切さを学びました。
防災グッズや常備薬のようなものですね。
最も体調が悪いときに着る服___パジャマは余裕をもって持つことが適切です。
過去記事の体調不良時は、パジャマを2枚持っていました。
運悪く着替えてすぐ吐いてしまい、新しいパジャマも汚してしまいました。
あまりにも具合が悪く、ふだん着は到底着られません。
家族からリラックス着を借りました。
今後は新たに増やしたジャージで対応します。
普段はスポーツのときしか着ませんが、体調不良時に洗濯が回らなかったときはパジャマ代わりにします。
パジャマは2枚でもギリギリです。
1枚だと…多分、アウトです。
暮らしの質が著しく低下するリスクがあります。
たった1枚増やすだけでもだいぶ違います。
「2枚」持つことを強くオススメします。
入院中や病気療養中はもう少し多めに持った方が良いでしょう。
1日中着ていると汚れる機会もあるし、洗濯の都合もあります。
今は病院もレンタル寝巻があります。
賢く利用するのも手ですね。
パジャマはどのくらい長持ちする?
洗濯の頻度や素材によって多少変わってきますし、どこまで着込むかにもよるので、交換時期は一概には言えません。
私の場合は、主な素材は綿(ガーゼ)かリネン。
洗濯頻度は2日に1回、夏は毎日だったりします。
このような着方だと、パジャマ1着あたりの着用回数はほぼ1年分。
通年同じパジャマを2着で着回している場合は、2年に一回2着を新品に下ろす感じです。
シーズン毎に春夏2着、秋冬2着という持ち方の場合は4年持つことになります。
つまり
持っている枚数=交換頻度の年数
になります。
ただ例外があって、1枚のパジャマしか持たない場合は1年持ちません。
10ヶ月ほどでダメになってしまいます。
続けて着ると服が休まらないため、傷むのが早まるのでしょう。
100枚持っていたら100年持つかといえばそれも疑問です。
今度は経年劣化の問題が加わります。
以前の私は春秋、夏、冬用と3つのシーズン毎にそれぞれ2着ずつパジャマを所有していました。
6枚持っていたので、6年持ちました。
パジャマは大好きなので、出来るだけ長持ちして欲しいと思う一方、直接肌に触れるモノなのでこまめに買い替えたい気持ちがあります。
交換サイクルを早めるには所有枚数を減らすことです。
やはりパジャマの適量は2~3枚が妥当だと考えています。
ちなみに素材の強度___どのくらい長持ちするかについてですが、リネンとガーゼならガーゼの方が傷みやすいです。
生地の優しさは、弱さにもつながっていると思います。
ただ、そこまで大きな差ではないです。
気になる方は、お洗濯に注意をして下さい。
私は手洗いでなく洗濯機を使っていますが、十分長持ちしました。
一応、洗濯ネットに入れて洗ってます。(リネンのパジャマも)
パジャマのおすすめ持ち方プラン
ベーシックなのは「ガーゼ」のパジャマを2枚持つことです。
ガーゼは2重ガーゼや3重ガーゼ、4重・5重などいろいろありますが、基本は2重ガーゼで良いです。
私はトリプル(3重)ガーゼを愛用していましたが、一般的に夏用には少し暑いとされています。
ただ、たっぷりと着込んで吸水性の増したガーゼは、夏でもさらりと着られます。
リネンでもガーゼでも言えることですが、パジャマを新調するのは秋がオススメです。
ガーゼもリネンも洗濯を繰り返すたび、どんどん吸水性が増していきます。
秋冬にたっぷりと着込めば、夏の頃には汗をたっぷりと吸い取ってくれる極上のパジャマに育っているからです。
また、生地は新しいうちは厚みがあるので、暑くなっていく時期より寒くなっていく時期に新調した方が合理的ともいえます。
敬老の日のプレゼントにはもってこいですね。
暮らしのささやかな知恵なので、シーズン外に購入しても特に気にすることはありません。
何度か洗濯すれば、十分肌に馴染む風合いになっています。
ガーゼのパジャマは素晴らしいものですが、リネンも楽しみたい方は「ガーゼ」「リネン」と合わせ持つのもいいですね。
リネンは本当に夏にさっぱりと着られますから。
リネンは夏に良いのですが、冬はシャリ感が気になる人がいるかもしれません。
実は私もそのひとり。
冬のリネンの冷やっとした感じが少しだけ苦手です。
すぐに暖かくなるんですけどね、最初に触れたときにほんの少し抵抗があるのです。
お風呂で、水風呂が平気な人とダメな人がいますよね。
ダメな人は向いていないかも、です。
そこまで冷たいわけではないのですが、寒暖差に弱い体質の人は少しでもストレスを避けたいと思います。
そのため、お子さんやお年寄りの方、体調に不安のある方には冬のリネンはおすすめしかねます。
私も具合が悪いときは、選べるならガーゼのパジャマに手が伸びます。
ガーゼは本当に万能です。
リネンが好きなので今は着続けますが、年を重ねたらリネンパジャマは引退すると思います。
若くて体力のあるうちに堪能しておきます。
数を増やすことに抵抗がなければ、「ガーゼ」2枚、「リネン」1枚の持ち方もあります。
冬はガーゼのパジャマだけで着回せます。
リネンも堪能できて、贅沢プランです。
2枚ともパジャマを「リネン」にする人は通の人ですね。
ラグジュアリーで上質な睡眠が楽しめます。
パジャマのデザインは?
ここで言うデザインはおしゃれの意味ではなく形状についてです。
基本は前開きがおすすめ
パジャマはボタンのあるものとないものがあります。
少なく持つなら、パジャマはボタン付きの前開きタイプがおすすめです。
やはり体調不良のときのことを考えると、前開きタイプの方が着替えやすいからです。
他人に介抱もされやすいです。
特に理由がなければボタン付きを選びましょう。
長袖か、半袖か
丈は長袖がおすすめです。
半袖でなくても、ガーゼやリネンは夏でも快適に過ごせるからです。
肌を露出させた方がシーツや布団が汗ばみ、かえって暑かったりします。
パジャマで汗を吸ってくれた方が快適に感じています。
リネンのシャリ感同様、個人の好みの問題なので、どうしても半袖が良い場合もあるでしょう。
そのときは「半袖」「長袖」で2枚持つか、「半袖」2枚+「長袖」2枚のように数を増やした持ち方になります。
「長袖」はどのみち持つことになるでしょうから、まずは長袖を購入して着てみる。
暑いようなら「半袖」を購入___と、ワンクッション置くとモノを多く持たずに済みます。
まずは「長袖」を試してみてください。
パジャマは大きめに作られている
サイズについてですが、基本パジャマはゆったりめに作られてます。
サイズ通りの購入をおすすめしますが、MかLサイズのように迷われる場合は小さい方のサイズを選んで大丈夫です。
私は標準体型で基本Mサイズですが、肩幅が少し広く、シャツやアウターはLサイズを選ぶことが多いです。
Tシャツやニットは伸びるためMサイズを選んでいます。Lサイズだと少し大きいです。
パジャマのサイズはいつもMです。
小さくて困ったことは一度もありません。
むしろMサイズでもちょっと大きいです。
パジャマとしては適切だと思います。
寝返りの打ちやすい適度なゆとりが確保されているのが、丁度いいサイズです。
こだわるなら仕立ての良さも追及して
私はパジャマを手作りしています。
ハンドメイドの良さはとことんこだわれることにあると思います。
品質の良い生地で仕立てることはもちろんのこと、
丁寧な縫製は何があっても外せません。
パジャマは折り伏せ縫いなど、生地端を全て包む仕様で仕立てています。
既製品はだいたいロックミシンと言って、ミシン糸でかがった始末をしています。
薄く美しく、そして早く仕上がるためごく一般的な仕様です。
人によってはロックミシンの縫い代の始末にストレスを感じる人がいます。
チクチクと肌を刺激してしまうことがあるのです。
敏感肌の人は心当たりがあるのではないでしょうか。
たとえ敏感肌でなくても優しい仕立てを
私はそこまで肌が敏感なタイプではないのですが、夏のリネンパンツは折り伏せ縫いで仕上げています。
あるとき手早く仕上げたいときがあって、生地端をミシン糸でかがる始末にしたことがあります。
真夏の汗をかくときに何か違和感があるなぁと思っていたら、縫い代が肌に触れて不快なことに気づきました。
綺麗に折り伏せ縫いをしたパンツに嫌な思いをしたことはありません。
人は思っているよりも触覚に敏感なのだと気付きました。
肌に触れているものが、知らぬ間にストレスになっているのです。
なかなか取れない疲れの原因は、気づきもしない小さなストレスの積み重ねかもしれません。
肌が敏感な人はすでにこだわって服を選んでいるでしょう。
敏感肌でなくても、汗をかいていつも以上に肌が過敏になる夏場だけでも、縫い代の始末にこだわってみることをおすすめします。
なぜ?なかなか売っていない丁寧な縫製のパジャマ
ただ、既製品で私と同じように縫い代を包む仕様の服は滅多とありません。
とても手間がかかるからです。
実際作っているのでズバリ言いますが、めっちゃ面倒くさいです。
丁寧な縫製のパジャマをさがしてみましたが、すごく高価でした。
労力も時間もかかるのですから、当たり前ですね。
世間ではナイトウェアを着て寝る人は少ないようです。
パジャマを利用している人でさえ「パジャマ」であればよく、品質___丁寧な縫製に価値を見出す人は滅多といないのかもしれません。
素人ですが作り手の立場で言わせてもらうと、丁寧な縫製にこそ価値があるのです。
上質なパジャマと言えば「ガーゼ」や「リネン」など素材に注目しがちです。
「ガーゼ」や「リネン」の効果は大きなものですが、同じ素材でも品質はピンからキリまであります。
安くても悪くてもガーゼはガーゼ。リネンはリネンです。
お店は素晴らしい商品だと売り出します。
つまり「ガーゼ」だからと購入しても、さして気持ち良いパジャマでない可能性があります。
すぐに傷んでしまうかもしれません。
もちろん上質な「ガーゼ」もあります。
ただ、必ずしも
「ガーゼ」=「上質」ではないのです。
でも、縫製は違います。
丁寧に仕立てられた服は高級品です。間違いありません。
たまに高級品(ブランド品)で雑な縫製のものを見かけます。
ブランド価値を疑ってしまいます。
※既製品の縫製不良は結構よくあります。
関連記事→既製服の不良品は結構ある。ファストファッションの限界
服を購入するときに縫製を気にする人は一部の服飾関係者くらいでしょう。
誰も見ていないかもしれませんが、作り手は分かります。
丁寧な仕立てで着心地が変わることに。
美しい縫製で服が生きることに。
折り伏せ縫いは肌に優しいだけでなく、見た目が美しく、丈夫に仕上がります。
パジャマを着る人にとって、有難い仕立てです。
誠実に作られたパジャマかどうかは、素材ではなく丁寧な縫製で見抜けます。
丁寧に仕立てられたパジャマをぜひ選んで欲しい。
___とはいえ、なかなか折り伏せ縫いのパジャマは見つかりません。
ホント、売ってません。
手間がかかるから、ビジネスとして成立させ難いのでしょう。
上質な衣類は縫製にあるのだと、心にとめておいてください。
ハンドメイドパジャマのコスト
「手作りって安くできるの?」
と、たまに聞かれます。
ファストファッションが横行しているので、「買う」方が安いです。
今の時代、節約のために手作りしている人はあまりいないように思います。
私がパジャマ1着作る生地代は6000円~8000円です。
ミシン糸をオーガニックコットンにするなどこだわれば、さらにコストがかかります。
はじめて作るときは型紙も購入しました。
高額な材料費を使い、さらに手間のかかる縫製をします。
私は不器用なので、とても時間がかかります。
はじめて作ったときは1週間くらいかかりました。
手作りが好きだし、今は修行のときだと思っているので作り続けますが、プロが作った高品質なパジャマを買った方が割がいいです。
1万円越えのパジャマはびっくりするかもしれませんが、無茶な値段設定ではないことがわかります。
パジャマのすすめ
私がおすすめするパジャマはかなり高いです。
パジャマはなくても生きていけます。
お金をかけるなんてもったいないと思うかもしれません。
パジャマは「嗜好品」。
必要最低限を求めるなら、持つこと自体が贅沢です。
多くの人はパジャマが好きだから買うのではなく、
パジャマを着ることで得られる「効果」が欲しいのはないでしょうか。
いい加減な商品を選べば、本当にただの無駄なモノになってしまいます。
パジャマのコストパフォーマンス
ここでパジャマのコストについて考えてみます。
パジャマは毎日着るものです。
例えば1万円のパジャマを購入して1年着用した場合は、
1か月当たり約830円です。
1日30円足らずです。
睡眠時間8時間と仮定すると、1日の3分の1をパジャマで過ごすことになります。
1日の3分の1の時間に身につけるパジャマのコスト30円___。
パジャマで1万円は高級の部類です。
上質で、リラックスできて1日30円。
本当にこの値段は「ムダ」で「贅沢」なものでしょうか。
効果を体感している身としては、高いどころか無茶苦茶安いと思っています。
例え倍の2万円のパジャマであっても、1日55円です。
休憩時間に飲む缶コーヒーより安いです。
高価なパジャマは実はかなりコストパフォーマンスに優れています。
本当の無駄遣いは
初期コストの高さに躊躇があるかもしれません。
パジャマにお金をかけられないときは、いつもの買い物を見直してみましょう。
ストレスが溜まるとついつい無駄遣いをしてしまいがちです。
着ない服や、使わないモノが溢れかえっていませんか?
以前の私がそうでした。
混沌としたワードローブでモノが多く、部屋が散らかっていました。
たくさん買っていたので「お金はある」はずなのですが、いつも「お金がない」状態でした。
お金の使い方を見直すと、「高くて買えない」と思っていた以上の額を、
「安いから買った」けれど使っていないモノにお金を使っていました。
無駄になってしまうモノを買ってストレス発散するより、
まずはゆっくり休めるパジャマに投資した方が建設的です。
上質なパジャマが私に与えてくれたもの
もともと上質なものは好きでしたが、最初はなかなか勇気がでませんでした。
きっかけは普段使うものは上質なものを持とうという考え方に触れたことでした。
日常的に美しいものを使うことで、美しい所作が身に付き、見る目が養われ、美しい暮らしになるということ。
考え方に賛同できましたが、何を持つかで悩みました。
食器や衣類は様々なデザインがあります。
高品質なので値段が高く、失敗すれば金銭的負担が大き過ぎます。
少ない収入で予算だってそんなにおけません。
そこで、パジャマです。
パジャマが好きでしたし、どんなパジャマが良いかの正解はほぼ決まっています。
- 適切なサイズ
- 肌あたりがよく、吸水性・放湿性に優れている素材
- 丁寧な縫製
上質なパジャマは美しいだけでなく実用的なので、贅沢をしてはいけないという考えも打ち消せました。
パジャマは私に大きな自信を与えてくれました。
うっとりするような着心地と快眠が得られただけではありません。
パジャマは私の理想を体現していました。
パジャマのように上質なモノを、少なくシンプルに、丁寧に扱いたい。
これが私の理想の暮らしです。
願って、片づけて、また散らかって、悩んでいたときに一筋の光になりました。
パジャマだけは整っていました。
パジャマがあったから、必ず片づけられると信じることができました。
本当に良いものを知っていました。
たった2枚、少なくても満足できました。
脱ぐとき、洗濯するとき、たたむとき、着るとき、
「少し傷んできたかな」
「なんて美しい布だろう」
「いつもありがとう」
パジャマを丹念に観察し、丁寧に扱いました。
本当に大切なモノは、管理する手間さえ惜しまないことに気づきました。
自分の持ち物はすべてパジャマのように大切にできるものだけにしようと指針ができました。
大切なモノだけに囲まれる暮らしはどれだけ素晴らしいか想像できました。
私の片づけは終わりました。
パジャマが私をより良い人生に導いてくれたのです。
パジャマの本当の価値
パジャマは誰に見せるものでもなく、他人に自慢できるものでもありません。
完全に自分のために存在するモノです。
パジャマの本当の価値は、自分が気持ちよく休める許可を自分に与えていることにあると考えています。
忙しい毎日に、ついつい自分のことをおざなりにしてしまいがちです。
仕事は大事。お金も大事。モノだって大事です。
あなたはもっともっと大切な存在です。
自分を大切にしてください。
本当の人生が回りはじめます。
最上級のパジャマで自分を労わる価値は、十分あります。
オーガニック、ガーゼ、丁寧な縫製…まさに夢見心地なパジャマです↓
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