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前々から交換したかったポーチを作りました。
ポーチって自分にぴったりのサイズが良いですよね。
一から自分で型紙を引いても良いけれど、ちょっとめんどくさい。
そこで既存の型紙をアレンジして使うことにしました。
今回土台に使ったのは、分かりやすいと定評のあるパターンレーベルさんのトラベルポーチ。
もともと使い勝手良く考えられたポーチが、ほんのひと工夫でもっと使いやすくなりましたよ。
パターンレーベルさんのトラベルポーチをアレンジ
まずは私が作ったポーチの概要についてお伝えします。
使用型紙:パターンレーベル トラベルポーチLサイズを改良
使用生地:表地 日本製シャーティング
裏地 撥水加工ナイロン
副資材:3コイルファスナー22cm
接着芯 鎌倉スワニーカバン用接着芯ソフト
タグ パターンレーベルおまけ
取っ手 グログランテープ
材料について
表地はワンピースかブラウスを作りたいな~と思って、生地の確認のために10cmだけ購入した生地を利用しました。
気に入ったのに、ノロノロしてたら売り切れてしまいました!
手元に残ったわずかな端切れを活用させることに。
多めに裁断してくれていたため、生地巾×10cmで作成できました。
ギリギリだったので、作るときは用尺に余裕を持って購入することをオススメします。
パタレさんの仕様書ではLは25cm必要です。
裏生地はコットンでも良かったけれど、化粧ポーチなので汚れの付きにくい撥水加工のナイロン生地を選びました。
ちなみに裏地は他に使いたいことがあったので、用尺通り30cm購入しました。
裏地はポケットがある分、表地より用尺が必要です。
ファスナーのこだわり
ファスナーは鎌倉スワニーのモノです。
3コイルファスナーってポーチや小物にとても便利だけれど、なかなか入手が難しい。
よく手芸店で売られているフラットニットファスナーは裂けやすく注意が必要なんだとか。
金属ファスナーはおしゃれですが、先代のポーチで使用してあまり気に入らなかったので、最初から候補から外しています。
なんとなく洗濯し辛いし、ファスナーの滑りが良くないと感じたからです。
3コイルファスナーの20cmなら気軽に買えるところを見つけたけれど、一番用途の高いカバンの内側ポケットに使いたい長さは22cmなんです。
なぜ22cmかというと、通帳やお金を入れた封筒がスムーズに出し入れできるから。
20cmでも入れられなくはないけど、引っかかったりするんですよね。
折れたり擦れたりしてしまうので、私は22cmがベストと決めてます。
22cmの3コイルファスナーを販売しているところがなかなかなくて苦労したけれど、ようやく鎌倉スワニーさんで見つけました。
色数も豊富で、以来ずっと頼ってます。
今回作ったポーチにも長さがぴったりと合って良かった!
仕様書通りでは26cm必要です。
デフォルト通りで作るなら、パタレさんのファスナーセットを購入するのが楽ちんです。
本当は教えたくない、すごい接着芯
接着芯も鎌倉スワニーさんのもの。
いろいろ使ったけれど、接着芯で失敗したくないって人は、鎌倉スワニーさんのがおすすめです。
私、好きで洋裁やバッグ作りをしてますけど、接着芯を貼るのが未だに苦手なんですよね。
使っていくと剥がれたり、貼るときによれてしまったり。
バッグだと大きな面積に貼るから余計に大変。
鎌倉スワニーの接着芯は、さすがバッグを作るために開発されただけあってとっても貼りやすく、綺麗に仕上がります。
苦手な私でも扱いやすかったです。
接着芯にしなやかさがあるのがいいのかな?
生地に馴染む感じがあります。
いろいろと試し疲れたので、カバンや小物は鎌倉スワニーの接着芯と決めました。
ソフト、ミディアム、ハードと硬さがあるので、作品によって使い分けられます。
今回使ったソフトタイプは、リバティプリントなど薄手に使ったり、ポーチや小物、ギャザーやタックのあるカバンに良さそうです。
ミディアムは、普通地~やや厚地くらいの生地に貼って、
クラッチバッグを仕立てたことがあります。
折り返すしなやかさを保ちつつ、型崩れしないハリがある感じ。
ハードはまだ未使用ですが、自立させたいトートバッグに使う予定です。
アレンジしたトラベルポーチの型紙
アレンジ個所ですが、Lサイズの型紙を使って幅を4cm縮めました。
内ポケットのひとつは使いやすいように、仕切りなしにしました。
背胴ポケットはデフォルトではつける仕様でしたが、使うことがない+生地が足りなかったため省きました。
アレンジと言えるかですが、ファスナーの取っ手をつかみやすいようにグログランリボンをつけました。
他にも変更するかもと思い、型紙をコピーして使いました。
幅の変更だけなので既存の型紙を折って使っても十分です。
ちなみにコピーするなら白黒がおすすめです。
以前、無駄に贅沢してカラーコピーしたんですけど、オリジナルと区別がつきにくくて困りました…。
アレンジしてMサイズでもなくLサイズでもない、私に丁度良いサイズのポーチができました。
トラベルポーチの難所は
私、今までに7個くらいトラベルポーチを作ってます。
いつもどんでん返しで仕立てていますが、やっぱり難しいのは、最後のカーブを縫うところですね。
どうしても思うようなラインにミシンを進められません。
マチ針を細かく打っているので、油断すると刺さったり!しますし。
一度では上手くいかないので、やり直してなんとかカタチを整えています。
ビニールコーティングだったらやり直しは穴が空いてしまうので難易度が上がりますね。
仕様書にはパイピング処理の方法も載っています。
見た目がすっきりするから、どんでん返しが好きなのですが、機会があればパイピング仕立てにも挑戦してみたいです。
簡単に作れるポーチ…ではないけれど、完成した作品のクオリティの高さと使いやすさがあります。
難しいかもしれませんが、落ち着いてやれば必ず完成します。
じっくりと取り組んででも使えるモノを作りたいって人にオススメです。
アレンジの可能性、無限大
トラベルポーチの型紙なのでポーチが作れるのですが、仕様書が充実しているので、まるでバッグ作りの基礎を教えて貰っているような感じです。
実際、LLサイズの型紙を拡大し、今回のように幅を修正してショルダーバッグを作ったことがあります。
脇ひも部分をショルダーベルトがつけれるようにしたり、前面にポケットを付けたりアレンジしましたが、ほぼ仕様書通りに作れました。
サイズや形が変わっても、作り方って通用するんですよね。
どんでん返しでファスナー付きって、ややこしくてどうしたらいいのかな?って考えることが多いので、パタレさんのトラベルポーチの仕様書はとっても有難い!
作り方さえ分かれば、自分の好きなサイズに仕立てるのは簡単です。
バッグでも、ポーチでも。
可能性は無限大です。
断捨離をして、手放したパターンがいくつかありますが、このトラベルポーチはずっと持っておきたいと思います。
これからのポーチ作りについて
今回は手元にある材料でポーチを作りました。
まずはこのポーチを使いこんで、本当にこのポーチが自分にとって丁度良いサイズなのかを検討します。
思うところがあれば、次の制作でどんどん改良を加えていく予定です。
生地を変えて自分らしさを出せるのが手作りの良いところ。
ほんのひと工夫で、サイズさえも自分仕様にできます。
せっかく作るのだから、自分にとことんピッタリなモノを作りましょう!
手間はかかりますが、自分に合ったものは暮らしを豊かにしてくれます。
今回の生地はノムラテーラーと新宿オカダヤで購入しました。
どちらも10cm単位で裁断してくれるから、小物作りにはとっても有難い!
10cmから購入できます!
だいたい50cm~とか条件があったりするので、嬉しいサービスです。
裏地に使った生地は新宿オカダヤで購入しました。
適度なハリと、薄手で目が詰まっている感じが扱いやすいです。
過去に銀河工房さんの裏地を使ったこともあります♪
クーパーより少しハリがあって使いやすいです。
お値段が安く50cm単位で購入なので、用尺が必要なときはこちらを選びます。