【本感想】「1週間で8割捨てる技術」ミニマリストブロガー筆子さん

ミニマリストブログ「筆子ジャーナル」で有名な筆子さんの本「1週間で8割捨てる技術」を読みました。
本の抜粋をしながら、私が思うこと、取り入れたいことをまとめていきます。

レビュー「1週間で8割捨てる技術」

「何かを決める」という行為をすればするほど、脳は疲れて、判断力が鈍り、うまく物事を決められなくなります。これが、「決断疲れ」です。

決断疲れに陥ると、うまく自分で決めることができなくなります。決断することをやめてしまい、元気なときには考えられないようなバカな決断をしてしまうこともあるのです。

私も「決断疲れ」をしてしまうことがあります。

一番良くあるのは、ネットで買い物をするときです。
送料を節約しようとまとめ買いをするのですが、A店では欲しい商品がすべて買えるけれど価格が高く、B店は安く手に入るけれど必要なものが揃わなかったりします。
B店で手に入らない商品をC店で安く購入できますが、送料がかかったりします。
A店で買うべきか、B店とC店で買うべきか…。
結局B店とC店で、送料無料サービス分みっちり買い物したりしています。
たくさんお得に買えたとはいえ、A店で必要なものだけを購入した方がお金を使わなくて済んだはずです。

「迷ったら捨てる」

「送料無料サービスを受ける」ことを手放し「必要なものだけを買う」ことに徹底していれば、「決断疲れ」によって余計なものを買うことはなかったと思います。

慣れない家電製品を購入するときや、携帯電話の契約をするときも「決断疲れ」を起こしたりしがちです。

「決断疲れ」という言葉は筆子さんのオリジナルでしょうか。
言葉を知ることで概念が理解でき、注意を向けることができます。
対策は筆子さんのようにあらかじめガイドラインを作っておくのが良いと思いました。

「迷ったら、捨てる」「迷ったら、買わない」
そして「決断する機会を減らす=モノを減らす」ことの大切さを再認識しました。

 

私自身、かつてたくさんの洋服を持っていましたが、実際はよく着る服となると全ワードローブの数割にすぎなかったことに気づかされます。このことは、私たちの所持品のうち8割はあまり必要がなく、モノはもっと減らせるという可能性を示してくれます。

筆子さんはパレートの法則について言及しています。

パレートの法則は、「物事の結果の8割は2割の原因から生じる」と考える経験の法則です。

ビジネス書などでよく聞く「パレートの法則」ですが、私も自らの経験から、暮らしの中でも通じる法則だと実感しました。
持ち物の2割を目安に減らす努力をしてきました。

最近はモノを減らしたので「パレートの法則」をあてはめることはありませんでした。
シビアに減らした持ち物の中にも「パレートの法則」は通じていると思います。
手放すかどうかはさておき、再度持ち物を確認すると新しい発見があるかもしれません。
さっそくやってみようと思います。

 

ノウハウは豊富に出ているのに、相変わらず大量のモノに囲まれて暮らし、不用品の処分に悩んでいる人が後を絶ちません。いったい、なぜでしょうか?

これには2つの理由があると思っています。
一つは、ノウハウ本がたくさん出ているために、捨て方にこだわってしまうこと。
もう一つは。片づけに関する基本原則を忘れてしまっていることです。

筆子さんは日本人がまじめで几帳面な国民性を持っているから「正しい捨て方幻想」を持ち、ノウハウにこだわり過ぎて行動ができていないと考えているようです。

私は捨て方にこだわってしまっても良いと思います。
特にプロの考えた捨て方は、たくさんの家を検証して導き出された方法なので取り入れても問題ないと思います。
学ぶために真似ることからはじまるように、最初は提案する通りを素直にやってみても良いと思うのです。
ただ、多くの場合、言った通りに行動する人はまれで、適当に自分流をプラスして失敗しているように思います。
また実践さえしないことも多いでしょう。

片づけに大切なことは、自分のやり方にせよ他人のやり方にせよ、まず「捨てる」ことです。
つまり、筆子さんの言っている通り「捨て方にこだわらない」で行動あるのみ、なんですね。

また、近年ゴミの分別が難しくなっています。
ごみ袋に入れるだけの簡単な方法では捨てられません。
捨てるときに、どのように捨てたらいいのか地域の案内をチェックしなくてはなりません。
場合によっては解体する必要があります。
お金がかかることもあります。
乱立したハウツー本だけの問題ではなく、「捨てる」が難しくなったことも、モノが増えた一因かもしれません。

 

片づけの基本原則を忘れることなんてあるのかな?なんて思いましたが、思い当たる節がありました。

何年も前、今ほど片づけブームでなかった頃、TVである女子アナさんかタレントさんが片づけについて
「ただのモノの移動にならないように気をつけています」
と話していたことが印象的でした。

当時の私はシンプルを目指しているつもりのマキシマリスト。
全然言っている意味がわかりませんでした。
私にとって片づけは「モノの移動」でした。
「モノの移動」を片づけだと思い込んでいました。

散らかっているものを収納する、またはより効率的に収納する「モノの移動」は確かに「片づけ」になっているでしょう。
ですが「片づけ」が「モノの移動」だけだと、一向に片付かないのです。
すっきりし達成感もある分、盲点になります。

「片づける」はつまり、必要でないモノを「捨てる」ことなのです。

今では名前も顔も思いだせない女性が言っていたことの意味が理解できます。
基本原則を忘れないことを心に留めておきます。

 

基本的にどんなアイテムからでも、どんな場所からでも捨てていいと思っている私ですが、一つだけ心がけていることがあります。

それはモノを捨てるときは、お金にしようと考えないことです。

筆子さんに相反するようですが、実は私、メルカリをはじめました。
メルカリはアプリで売買できるフリーマーケットです。

確かに売ることを考えると、手放すモノがしばらく家に居座ることになり片づきません。
片づけることに集中したければ、売ることを考えないことが基本です。
私も同感です。

ただ、私はメルカリに可能性を感じています。
「片づけ」でも「お金を稼ぐ」だけでもない価値観を教えてくれました。
メルカリについては別記事にまとめる予定です。

 

ブログの読者からの「捨てる悩み」で際立って多いのが、家族にかかわることです。
こうした悩みの根本にあるのは、「自分は一生懸命に捨てているのに家族がモノを増やして邪魔をする」という声です。この気持ち、私もよくわかります。

私も本当によくわかります。
20代の頃は「捨ててよ」と厳しく言ってしまいましたが、近頃は極力言わないようにしています。

母には
「重いモノは体力が衰えると使わなくなる」
「高いところに収納すると危ない」
とだけ言っています。
筆子さんも書かれていましたが、年をとるとたくさんのモノを持つことは危険だからです。
「安全であれば良い」とだけ思うようにしています。

私がマキシマリストだったとき、家族の誰よりモノを持っていた負い目があります。
たくさんのモノを持ち、大変な思いをすることで片づけをすることができました。

人には人の、そのとき必要な学びがあると思うのです。

人を変えることはできません。

できることは、今いる環境で自分がベストを尽くすだけです。
家族のモノの散らかりが気になったら、自分のモノをもっと減らせないかを考えるようにしています。

 

モノを買うことも、いらないものをコンスタントに捨てることも、ともに生活習慣です。リバウンドしないためには、長年なじんできたガラクタをためる習慣を手放し、「きれい」をキープする習慣を身につければいいのです。
その習慣の第一歩が、「よほど意識的でいないとモノは勝手に増えてしまう」と認識することだと思います。

モノは勝手に増えたりしません。
ですが、筆子さんのように「モノは勝手に増えてしまう」と認識する方が正しいと思います。

モノはモノを呼ぶと実感しています。

例えば手芸で使う生地。
作品を作ったあと、余った生地は不用品です。
とても良い生地なので捨てるにはもったいない。
余った生地でポーチやカバンが作れそうです。
ポーチやカバンが不足しているわけではありませんが、余っているのでとりあえず作ってみることにします。
ファスナーなどの副資材がないため購入します。
せっかくお店に来たので、ほかにいろいろ買い物をしてみたり。
仕上がったポーチやカバンは結局使わず終いでしまいこみ、カバンが増えたので収納アイテムを買い………。

最初は余った生地からはじまり、多くのモノを持つことになります。
なにが「もったいない」のか、もはやわかりません。
たった1つのアイテムがたくさんのモノを引き寄せ、たくさんのモノがさらに多くのモノを引き寄せてしまいます。

モノの性質をよく理解し、自戒しようと思います。

 

買ったら48時間以内に使う

モノを片づけて、気づいたことがあります。
買ってすぐに使わなかったモノは、ほぼ使う機会がなかったのです。

複数の本をまとめ買いしてもいっぺんに読めません。
1~2冊読まない本が出てしまうのです。
そのことが分かってから、極力まとめ買いしないようにしました。

モノが増えがちな手芸関係も、今作るのに必要な材料だけ買うようにしました。
ストックを持つなら着分1~2着分にとどめるようにしています。

すぐに使うものだけを買うことはおすすめです。
筆子さんのように明確に48時間と区切ったりはしませんでしたが、「すぐ」がイメージしやすくて良いかもしれませんね。

 

給料日を「買い物する日」ではなく、「ガラクタチェックをする日」にするのもおすすめです。

何度と片づけを繰り返し、モノを増やしてきた私ですが、何か新しいことをはじめるときは、決まって掃除・片づけ・整理整頓をしてきました。
学生のときは新しい学期が始まる前に、部屋をきれいにしていたものです。
とても気分が良いものでした。

お金を手にする前に、片づけをする考えは盲点でした。
とても素晴らしいアイディアだと思います。

衝動買いや無駄遣いをしたりせず、とても良いことにお金を使えそうです。
さっそく実践してみます。

買い物に関してはほかにも書かれています。
買い物の時間を減らすこと、買い物にひそむ見えないコストについて考えることは今後の課題にします。

総評

若い頃からモノを少なく持つ暮らしをしている人は、すごいと思うしカリスマ性を感じます。

私は、私自身がそうであったため、たくさんモノを抱えた後に片づけをはじめた人に共感してしまいます。

筆子さんは五十路。
豊富な経験から考えられた「捨てる」技術は合理的です。

巷にある片づけの本の多くは
「片づけるとこんな良いことあるよ♪」
「楽しいことが待ってるよ!」
とキラキラな雰囲気があり、気分が上がり、その勢いで片づけに着手できたりします。

筆子さんの本は非常に大切なことが書かれていますが、読んだ後に「楽しい気持ち」は手に入りにくいかな?と思いました。
キラキラを求めている人には伝わりにくい気がしました。
「必ず片づけるんだ」と強い決意表明をした人が「技術」を学ぶための良書といった感じです。

飾り立てた文章で気分をわざわざ上げなくても、「片づける」ことで自然と気持ちや暮らしにゆとりができ、いつも良い気分でいられます。

まさに無駄を排除したミニマリストらしい本です。
今までの片づけ本を読んでも片づけられなかった人には、良い道しるべになるかもしれません。

「捨てる」に集中したい人におすすめです。

 

最後にもう一つだけ引用を。

私はこれまでに、4回の大がかりな「捨てる」を行ってきました。題して「捨てる」プロジェクトです。

私も過去に数回、大がかりな捨てプロジェクトをおこなってきました。
奇しくも現在4回目です。

繰り返したということは、片づけが失敗だったといえます。
そんな未熟な「捨てる」ではありましたが、「捨てる」度に大切なものが手に入りました。
物を手放したことで、その後に訪れた困難に立ち向かえたのです。
たくさんのモノを抱えていたら、到底対応できなかったと思います。

大切なものを大切にしたい。

そのためには過剰なモノを手放した方が良い___。

片づけの本は何度読んでも、大切なことに気づかせてくれます。

 

 

一人で片づけが大変な場合は業者を頼るのも手です。
無料で見積もりをしてもらえるので、まずは相談をしてみてはいかがでしょうか。

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